皆さん、こんにちは。
アムステルダムと長野県を拠点に活動しております、
米国本部Center for MSC認定、MSC講師の竹内広恵と申します。
先週末、今教えているMSC8週間講座で、「恥」を取り扱いました。
恥は、人間が持ちうる感情の中でも、最も困難なものと見なされています。
感じることすら耐えがたい感情であり、
消えてしまいたい、という思いまでをも生じさせることもあります。
恥の解毒剤と言われているのが、セルフ・コンパッションです。
セルフ・コンパッションの3要素の反対側にあるものが、
恥を構成しています。
【恥の要素(括弧内セルフ・コンパッションの3要素)】
①過度の同一化(⇔マインドフルネス)
②孤立(⇔共通の人間性)
③自己批判(⇔自分への優しさ)
※セルフ・コンパッションの3要素の記事については、こちらから。
以下、恥の3要素を解説します
①過度の同一化(⇔マインドフルネス)
恥を感じている時、私たちは私達のすべてが悪いと感じがちです。
本当に、ダメ人間だと信じ込んでしまいます。
②孤立(⇔共通の人間性)
恥を感じている時、こんな恥ずかしい思いをしているのは、自分だけだ、と感じがちです。
③自己批判(⇔自分への優しさ)
自分だけが、こんなにもダメな人間だから、処罰されるべきだ、と自己批判に繋がります。
こうして比較すると、これらが、
セルフ・コンパッションの反対要素であることが一目瞭然です。
だから、セルフ・コンパッションを練習すればするほど、
恥が、解毒されていくのです。
いつの間にか自分を苦しませていた原因、悩みが無くなっていった、
というのは、まさにこれです。
恥も自己批判も、それに付随する感情やグルグル思考も、
複雑に絡み合っており、
それらを溶かしていくのが、セルフ・コンパッションです。
他の記事でも何度も書いていますが、
コツは、自分が問題としている事(恥、自己批判など)を
どうにかしようとするのではなく、
セルフ・コンパッションの心の筋肉を鍛えることです。
これは、頭の理解ではなく、本当にやる必要があります。
そうして、現在教えているMSC8週間講座でも、
5回のセッションと1回のリトリートで心の筋肉を鍛え続け、
先週末のセッション6にて、恥と向き合いました。
恥を存在、増殖させるものとして、「秘密にする」ということがあります。
恥を感じていることを誰かに話すなんて、考えられないかもしれませんが、
それを話すことも、恥を小さくしていくことに貢献します。
「恥」についての心理学知識を学んで、
ワークを行って自分自身の恥と向き合ったのち、
グループ全体で共有しました。
5分~10分のシェアリングを予定していましたが、
25分ほど仲間と恥について語り合いました。
教科書に載っているような定義を議論したりするのではなく、
自分の「恥」について。
時には涙を流しながら、勇気をもって向き合う。
それは、まさに過去の傷、トラウマが癒されていった瞬間でした。
目を向けたくもない感情、
誰かに話すことなんか考えられない感情、
でも、私達のウェルビーイングを阻む原因になっている感情、
恥に向き合う勇気と優しさを、セルフ・コンパッションが与えてくれたのでした。
6週間真摯に取り組み続けてくれた参加者の皆様に、感謝と脱帽でした。
もし、少しでも生きづらさを感じているとしたら、
試してみませんか?
10月24日(木)20時より、無料体験会を開催します。
はじめての方もお気軽にご参加ください。
少しでも多くの方が、楽に生きられることを願って。

