皆さん、

 

こんにちは。

アムステルダム在住、

MSC講師の竹内広恵です。

 

我が家は週に一度程度ネットスーパーをお願いしています。

先日、受け取れずに、

50ユーロ(8000円程度)の罰金を支払うことになりました。

 

その日の夕飯の食材も

次の日の朝ごはん、長男のお弁当も

ネットスーパーの宅配を当てにしていました。

 

食材もなければ、そこそこ痛い罰金。。。

大分ショックでした。

 

時を少し戻し、

その日、私は長男を迎えに行きました。

次男は「ドアベルを押してくれたら、ドアを開けるから」と言って、

在宅勤務中の夫と家で待っていました。

 

小学校を終え、長男と遊びに来たお友達と帰宅し、

ドアベルを数回鳴らすも、ドアを開けない次男。

 

どうしたんだろうと思いながらも、

自ら鍵でドアを開けると、

次男は「ドアベルが聞こえなかった」と言いました。

 

「ふーん、まあそういうこともあるよね。」と思い、

おやつを一緒に食べて、洗濯を始めました。

 

そして、ふと携帯を見てみると、

9分前にネットスーパーからの着信が!!!

ひえーーーー!!!ガーンガーンガーン

 

急いで、かけ直すも、

既に宅配はキャンセルされ、

50ユーロ(8000円弱)の罰金が

課されていました。。。

 

 

セルフ・コンパッションを学ぶ前の私だったら、

まず、大慌てし、

「やってしまった~滝汗

ついでにイライラを夫にぶつけ、

「そもそももう少し家事やってくれたら、ネットスーパー使わなくて良かったのに!真顔

対応してくれないコールセンターに逆ギレし、

「9分前じゃん!なんとかしてくれても良いじゃん!ムキー

そして、自己批判、、、

「なんで、電話をサイレントモードにしていたんだ笑い泣き

「なんで、気付かなかったのかチーン

「なんで、次男がドアベルが聞こえないって言った時点で、調べてみなかったのかゲッソリ

「あと10分程度で来るってわかっていたのに、なぜ気に留めていなかったのか。。。ゲロー

 

そんなグルグル思考で疲れ果て絶望

イライラし、

そのイライラのお陰で、子供達の癇癪にも耐えられず、

さらにイライラし、

悪循環まっしぐらだったと、思います。

 

でも、セルフ・コンパッションのお陰で、

嫌な現実からも逃げない安心感と強さを、

自分の中に育むことができました。

 

「ひえーーーー!!」となった時点で、

嫌な現実から適度な距離を取りつつ

即座にネットスーパーに電話。

どうしようもできないとわかって、

深呼吸、セルフ・コンパッションを向ける時間を

自分に与えてリチャージ

 

そして、子供達に、

「ママは今ネットスーパーを受け取れなかったから、悲しいんだ」

冷静に伝えながら、悲しむことを自分自身に許可

 

そして、落ち着いて、問題解決の策として次を打ち出しました

  1. ドアベルが聞こえなかった原因を調べる⇒解明した
  2. 次から、何か問題があったら周りに相談してみる。(私はあまり真剣ではないので、ほったらかしにしがちだが、対処すべき問題かどうか、周りに意見を求め、必要に応じて行動する。)
  3. 必要ではない時は、電話をサイレントモードにしない。(確かに最近電話をとれずに困っていたことが多かった。)
  4. 罰金は仕方がないとあきらめ、明日届くようにネットスーパーを再注文。(昔だったら意地で自分でスーパーに行っていたかもしれないが、時間の余裕がないので、あきらめるのがベストだと判断。)
  5. 無いものはあきらめて、夕飯も次の日の朝食も、あるものを楽しむ
 
自己批判を即座にセルフ・コンパッションに置き換えたため、
体力も気力もあまり消費せず、
むしろリチャージする時間を持てたので、
余裕を持って、ご飯を準備し、良い家族時間を過ごしました。
 
もちろん、ネットスーパーの件は痛かったのですが、
それが、残りの生活にダメージを与えるかどうかは、
自分が選択できるのです。
 
 
いつも講座でお伝えしていることがあります。
 
自己批判は無くなりません。
でも、付き合い方さえ知れば、
気付いて、
セルフ・コンパッションに置き換えることさえできれば
苦しまなくても良いのです。
 
 
さらに良いことに、
自己批判は細分化できます。
 
自己批判には、一連の流れ(1~10があります。
今までなら、
自己批判の「序章から最終章」までを全て演奏し、
なんならアンコールで、
「自己批判をしていることに対する」自己批判を演奏していたかもしれません。
 
マインドフルネスを練習していくと、
自己批判の「1、序章」が発生している段階で、気付けるようになります。
 
そして、そこで、セルフ・コンパッションに置き換えると、
本当に自己批判によって、苦しまないのです。
 
序章、
私の例でいうと、
「ひえーーーー!!!」という感覚が出た瞬間は、
自己批判ではない、と思う方もいらっしゃるかもしれません。
 
しかし、物事はプロセスです。
この序章は、
自分を責めるような言葉や
自分に害を及ぼす行動を導くスタートである、という意味では、
自己批判であると、私は捉えています。
 
これに気付けるか、気付けないか、
そして、それをセルフ・コンパッションに置き換えられるかどうかで、
その後の自身の生活、ウェルビーイングが大きく変わっていきます。
 
これまで一緒に実践をして来た多くの方々から、
セルフ・コンパッションに置き換えていくことで、
今までやめようと思ってもやめられなかった自己批判が、
自然と減っていった、苦しまなくなった、
という声をたくさんいただいています。
 
そして、自己批判に対して感謝の気持ちすら湧いてきて、
上手に付き合えるようになった、
という声も沢山いただきます。
 
そうなんです。
自己批判には、自分を守ろうとしたいという善い意図もあります。
私も、自己批判レーダーのおかげで、
問題があるということに気付けて、対処を打てました。
 
セルフ・コンパッションに置き換えていくと、
自己批判や反芻思考、
更には、恐れ、緊張、焦りなど
といったネガティブな感情から、学ぶべきことは学び、
でもそれらに束縛されず、
本当に自由に生きることができます。
 
 
これは頭の理解ではなく、
本当にトレーニングしているからこそ、
わかるもので、人生で使えるようになっていきます。
 
残念ながら、人生はそんなに簡単には変わりませんので、
知識の習得だけでなく、ある程度練習することが必要です。
 
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ワーク付きですので、是非練習機会としてご活用ください。
 

 

 

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