闘わない生き方

最近の若者はメンタルが弱いとか、良く聞くのですが、

これは、外的脅威が減ったからかな、と思います。（あくまでも、今私が思っていることです。）

私たちの脳は、Negativity Bias、 Default Mode、Threat-Defense Modeとか

進化の過程で、外的脅威から自分を守るために、種々のシステムを発達させてきました。

（またの機会にこちらについては書きたいと思います。）

チーターに追われたら必死に逃げるし、

今この瞬間追われていなかったら、チーターはどこにいるのかと、常にアンテナを立てている。いつ襲われるかわからないから。

また、戦後は、経済を復興させ、今日を生きのびることに必死だったのかもしれません。

今の日本では、生きるか死ぬかという外的脅威は減りました。

大多数の方が、ある程度衣食住に困らずに生きていける環境があると思います。

一方で、進化の過程でできたNegativity Bias, Default Mode, Threat-Defense Modeを、

私たちはいまだに持っています。

外的脅威がないので、こういったものが内的脅威に対して働くようになります。

自分の「足りない」点を探し、自己批判し、自己嫌悪に陥り、、、、

サバイバルするためにネガティブなものに敏感にならざるを得ず、外的脅威と戦っていた私たちは、

自分の「足りない点」にアンテナを立て、自分を攻撃することが増えてしまいました。

いや、それは甘い！！！なんて声が聞こえてきそうですが、

昔の精神論は、あの時代だったから、通じたんだと思います。（ある程度）

今は、時代も変わりました。それに甘くてもいいじゃないですか。

そんなに自分を責めなくてもいいんです。

大事なのは、人生を共にする「自分」を大切にし、楽しく生きること。

外的脅威がなくなった分、サバイバルを学ぶ必要がなくなりましたが、

自分を攻撃せずに、自分とうまく生きていくことを学ぶことはとっても大切だと思います。

今この時代だからこそ。

自分との新しい関係づくり、一緒に試してみませんか。

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