今回は日本の相場操縦の歴史がわかる本を紹介します。
↑タイトルで誤解しそうですが、仕手を仕掛けた本人ではなく仕掛けた人から聞いた話を書いた本です。昭和30年代から現在にいたるまでの相場操縦の歴史が書いてます。「売りのヤマタネ」や誠備グループの話が載ってます。
証券会社が大口客に買ってもらってから、小口客に営業して、株価が上ってきたら大口客を先に売り抜けさせるという話が心に残りました。投資顧問会社や証券会社、アナリストやファンドマネージャーの話は一度疑った方がよいと思いました。
仕手が相場でやっていることはそこまで難しくなく誰でもできると思いました。ただ、それには資金面での人脈や仕込んだ価格より上値の株を買ってもらうための広報活動?の強さが必要となるので、投資家としての能力とはまったく別の能力が必要だと思いました。理想的にはチャートを見ただけで「誰かが仕込んでいる」とわかればいいのですが・・・。
↑何年前に読んだのですが、GoogleBookでオーディオブックになっていることを知り先日買いました。残念ながらいつも使っているaudibleにはありませんでした。この本でも相場操縦について触れてる箇所がいくつかあるので、興味のある方は参考になると思います。
↑2024年1月11日にビットコインの現物ETFが米SECによって承認されました。次の日に5000ドルの下げ!。噂で買って事実で売るを体現したような出来事でした。
「適当な人物と知り合いになり、ウォール街で有利な関係を結ぶことこそ、たくさんの罫線図表をみるよりはるかに効果的である」人の往く裏に道あり 反対思考のすすめ
ハンフリー・B・ネイル 209ページより引用
次回は2月中に更新予定です。