(2010/11/1,WIRED VISION)
毎日の買い物を、現金もクレジットカードも不要でできるようになる可能性を示す自動販売機のコンセプト実証が発表された。
バーコードとスマートフォン、PaypalとTwitterを利用する支払いシステムだ。
開発者向けカンファレンス『PayPal X Innovate 2010』で展示されたチューインガム販売機は、スマートフォンを使ってバーコードを読み取ることで、小銭を取り出さずに買い物が可能だ。
「PayPalによる支払いを、ウェブ以外でも活用する方法の実験を行なっている」と、米PayPal社の研究部門PayPal LabsのRay Tanaka氏は説明する。
Tanaka氏ら開発チームは、従来からある機械式の自動販売機を、オープンソースの電子回路プラットフォーム『Arduino』のプロセッサーや、[Arduino用Wi-Fiシールド]『WiShield』などの基本パーツと組み合わせた。
QRバーコードを読み取ると、チューインガム販売機が動き始める。
やがて、PayPalによる支払いが済んだことと金額を伝える通知が、お客の『Twitter』に送られてくる。
販売側の液晶ディスプレーでも、支払いが即時通知される。
このようなシンプルな電子支払いシステムは、チューインガム以外にも、さまざまな用途に使うことができる。
たとえば以下のようなものだ。
駐車場
公共交通機関
有料道路の料金所
食品雑貨店のレジ
ガソリンスタンド
つまり、移動中で、財布を取り出さずに支払いをしたい場所で最適な方法と言えるだろう。
日本のおサイフケータイのコンセプトをなぜ海外にアピールしないだろうか。
こうした細かいところに手が届くシステムはすでに日本にあったわけであり、それをもっとアピールしていけば良いように思う。
日本のおサイフケータイではダメで、上記の記事に紹介されている電子支払いシステムのメリットはなんなのだろう。