❣みやぎ型水道コンセッションの矛盾【管を70年間持たせ、コストダウン】? | 清美のブログ

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6月3日に宮城県の水道コンセッション説明会で県推進側の説明に矛盾がありました❣

 

県側は初めの説明では、

 

水道料金高騰の3つの要因の説明の中で【管の更新費】が水道料金の高騰の要因で民間の力を借りるのです、といっておきながら、

 

その後、30分後くらいに、水道料金の値上げについての女性の質問者に対して

「管の更新に関しては、40年といわれますが、実は70年から75年80年と持たせることも可能です」

「それでコストを抑えられます」

と言い出しました。この矛盾は石井参考人も全く同じことを語られていました。

水道料金が高騰する理由に『管の対応年数が40年で更新の経費が掛かり値上げはまぬがれない、だから民間の力を使うのです、』とはじめ語っておきながら、説明会の後半では「実は40年といわれていますが、今コンセッションを始めて、その間は今後20年間25年間、管の更新はせずに持たせコストを抑えるという事を考えています」と。

 

どうしてこんな誰が聞いても真逆なおかしなことを、数時間の中で話すのでしょうか?

だから、この水道コンセッションは矛盾点を探せばいくらでも出てくるでしょう❣

 

 

また解答の中で「今まで30年間民間に委託してきたから、今後の20年間も同じこと」だとも語っていましたが、

今回は、お金の流れをすべて任せてしまうという違いがあるのです。お金の流れを、任せるという事は、1番県民が不利益をこうむります、企業の利潤にすべてをするからです。

今までは30年間は民間でしたが、お金のながれは任せていなかったはずです。

 

また、施設や管路は県のものだから民営化ではないといいますが

これはまた1番よくないパターンです、施設や管路は企業側の責任にならないということです。それは、災害時に、管が破損したとか断水したとかいうときに

利潤とは関係ないので企業側は断水のために動かないし、修理にお金も出さなくていいという事につながるでしょう。

現に、「70年80年間の更新をせずにコストを削減する」と無茶ぶりです。

【20年間で92億儲かっても】、70年管を持たせる設備にお金をかけない、と言い切るのは利潤を何に使うのか?大変不透明ですね!

次に

5人目の男性の質問者に回答について

【4-3メタウォーターグループの構成 】 について以下のような質問がされました。

 

「フランスで問題を起こした、ヴェオリア社がありこの会社の起用に疑問がある」

それに対し 県側は

 

「すでに日本でも【ヴェオリア ジェネッツ社】は実績を作っています、問題は起きていませんので、ご安心ください。」と回答しました。

当日の資料の表では

欄の中に【浜松市下水道コンセッション】を実績の一つとして挙げていました、

 

そこで1つ浜松市民として《安心はできませんよ、違いますよ》とお伝えさせてください!

 

この件で、5月23日の尾林弁護士の勉強会の中で詳しく『浜松水ネット事務局長の池谷たか子』から解説がありました。

 

5月23日の勉強会の動画の1:42,20~をご覧ください、ここはしっかりした数字が出ているので、ご確認ください

 

コンセッション事業費として国と市からの税金で9割を占めている運営費が

2018年には【西原環境】という下請け会社がほぼ受注していました、

実はこの【西原環境】とはヴェオリア社の東京本社と同じ住所の100パーセント子会社です。

2018年に時点で浜松市の下水道コンセッション事業は

浜松の地元水道会社に仕事がいかずに、ヴェオリア社と一心同体の子会社に渡っていたことが、

浜松水ネットの調査で分かりました、すでに問題発覚です、それを2019年に市議会で問いただしたところ、2019年からは改善策として入札受注となったようですが依然として

入札の8件中3件が【西原環境】受注となって居るそうです。

そして、その3件の利潤は全体の47パーセントにも及ぶ、ほぼ半分です。

これで分かるように、田代水道経営課長のヴェオリア ジェネッツ社の実績があるとの解答は真実ではありません。

 

「問題なく浜松市で実績をあげている」、

 「すでに【ヴェオリア ジェネッツ社】は日本で問題なく機能している」という話は、詐欺です!

 

浜松市下水道コンセッションが良い前例として使われるのが1番怖いので、私は特に今回の宮城の進め方に注視してきました、必ず浜松市のことを実績に挙げて安心材料として利用すると思っていましたが、やはりそうですね!

 

けれども、浜松水ネットでは会員がこういった追跡調査や、勉強会も行っているので、是非ともこのちょっとした不均衡の表れている数字を、参考に取り上げて、みやぎ型がたの問題として強く問いただされてください。

浜松下水道コンセッションの悪の実績を公にされてほしいです。

 

また、最後に、

【20年間で92億の利潤】についてですが

EU諸国のコンセッションで水道料金の高騰の原因は、契約時の、利潤の保証にあったはずです、国が企業側に20年間の予想利潤を保証し契約を交わすので、見込み違いがあったとしても、不足分を「水道料金」に上乗せして企業の利潤を保証し続けて、水道料金は毎年値上がりをしたのです、20年間で92億は本当に実現する金額かどうかは解からないのです、

けれどもEU諸国では企業側に、契約時に予想利潤を保証する、足りない分は水利用者が補填すると契約を交わしているのです、なので、みやぎ型もそういう落とし穴を隠していると思われます。

 

そして、最後に指摘したいことは、

「コンセッションは日本の水を救う方法だ」という言い方をされていますが、

世界の3大水メジャーである,〈最近、ヴェオリア社は、スエズウォーターを吸収したので大2です〉ヴェオリア社は、儲けが見込まれるところしか来ないのです

大阪、浜松、みやぎ、とどこも、人口や産業や水質が保証されている場所です。

限界集落に、コンセッションができないのです、だから、国で進めるこのコンセッションは日本の水は救わないのです!

国のしているこの水道コンセッションは、日本の水の危機です!

 

是非とも、みやぎで止めていただきたいです

 

そのために、意思表明を大切にしていただきたいです

 

5月23日の勉強会で、尾林弁護士の解説の中にもありました、イギリスの市民運動の中で

 

《私たちこそ水の所有者だ》という、市民の表明です。

 

みやぎでは県なので 県民の意思表明ですね

 

《私たち県民こそ水道の、水の所有者だ》

 

私たち県民が一人でも疑問に思う事がある以上、

「こんな矛盾に満ちた契約は私たちが認めない!水道の所有者の私たちが認めない」

と言い切る強い意志があれば、決まったとか選定されたとか関係ないはずです。

水道の所有者が20年間どうするかを決めることなのですから

水道の水の、所有者は県の水道職員ではありません!

水道の所有者は県民だ!このことを今1度強く思い起こして、会議に臨まれていただきたいです。まずは、論破するという事より、水道の持ち主は県民だ!と意思表明です。

 

質疑応答をされていた皆さんは、大変詳しく勉強をされていますが、もう一つあるといいなとおもうのが、

水道の今後20年を決めるのは 県民の私たちだ!と言い切る押しの強さです。

交渉事は、【言った者勝ち的】なところもあるので、向こうは「もう決まった、」

 

というでしょう、でもそれを覆すのも県民の意思の力です、こちらも言ってしまえばいいのです

「それは、認めないです、」「県民はコンセッション認めません」と

 

 

浜松の地から、みやぎの成功をお祈りいたします❕