モロッコでの誕生日が緊急国外脱出計画へと変わった日々
~まずは、私の経験した国境封鎖のお話。そして最後に写真を載せています~
超長文です。覚悟して読んでください。
以前お伝えした通り、今年からスペインとモロッコのツアーガイドを始めました。
勿論動けません。なんせ、コロナブームですから。
来年から本格稼働かな~
でも、今年は友達とスペイン人ガイドのAさんと一緒にモロッコ行くことにしていました。
ガイド兼私の誕生日旅行で。
行く前、ちょっと不安だった
トムにも、「なんかトムたちの学校来週(3月16日)から学校閉鎖になる気がする、ほんでママ帰ってこれない気がする」って
トムが、「心配せんでも帰れるから」って言ってくれてたんだけどね。
実際、学校は16日から閉鎖になり、私も帰れなくなりました。
沢山素敵な写真ありますが。。。
まずは、私の人生で初の国封鎖で国外脱出が難しいというのを体験しました。
しかも国封鎖は1か国ではなく、色んな国がどんどん封鎖されていくという現象。
3月10日早朝フランクフルトを出発し、マドリッド経由でタンジェへ
その後、アシラーという海辺のローカルエリアへ行きました。
それはそれは良かった。
海辺で、マーケットがあって、そのマーケットが、まるで私が生まれ育った下町市場みたいで親しみがありました。
のんびりした日々を二日ほど過ごし
3月12日、シャウエンへと移動しました。
シャウエンは、正直がっかりしました。
私が思い描いていた青と白の綺麗な街ではなく、お土産物屋であふれかえっていて、全然青と白が見えない。
元々そんなに土産物屋に興味がないので、歩いても歩いても想像していた青と白の景色がない。
翌日13日は早朝から活動
朝だと店がないから青と白の綺麗な街並みが見れます。
それは本当に素敵だった。
人がいなくて、秘密の場所に来た感じがしました。
シャウエンは朝10時までがおすすめです。一緒に行きましょう~!
モロッコには、いたるところに猫がいるのですが、Alkasabaという庭で、目の前で野良猫が出産し始めてびっくりしました。
猫の出産シーンなんて見る事まずないし、ましてや野良猫!
感動しました。
夕方、シャウエンの迷路のような土産物屋を歩いているときに、モロッコが国を封鎖するというニュースを聞きました
私達は焦りました。
翌日は私の誕生日。
本当は、こんなことしたり、あんなことしたりって考えてたのに。
特別な日にしたかったのに。
頭の中が真っ白になりました。
宿に帰って、ネットでチケットを探すも、週末出発のチケットはどれも一人1500ユーロとかする。
高い。。。
この時まだ、国境封鎖がまだピンときてなかった。
宿のテラスで星空眺めてトムの名前の由来の話とかしたっけ。
とりあえず、翌朝5時55分ごろ、日の出と共に始まる生コラーンをアラームに起き、急いでタンジェに戻りました。
車中でもずっと、なんて誕生日になったんだって思った。
特に何も考えてなくて、ただただ流れる景色を見てただけ。
ボーっとしてた。
この時はまだ、この先どんなことが起こるのか分かってなかった。
タンジェ空港ではパニック
全ての飛行機キャンセル
全く何もできないので、次にAさんの提案でカサブランカ空港に電車で行くことにしました。
タンジェから電車で2,3時間くらい
タンジェ空港に到着、空港はパニック
フライトインフォメーションがどんどんキャンセルを意味する赤に変わる。
空港内の航空会社の窓口はどこもすごい人だかり
私達も帰りの飛行機はキャンセルになった。
ロイヤルエアモロッコの窓口に並んで整理券をもらう
夜8時ごろやっと順番になって、翌日午後2時半のポルトガル行きの飛行機のチケットを買った。
最初空港内で泊まる?って話もしてましたが、
とても疲れていたし、安心したし、私の誕生日だしということも配慮してくれて、エアポートホテルに泊まることにした。これが失敗だった。
翌朝11時半空港到着
私達が乗る予定だった飛行機がない
確認したら朝8時に飛んだと。聞いてませんけど?
ちゃんとAさんが電話番号もメールアドレスも係りの人に伝えていたのに、連絡なかった。
けれど、途方に暮れている場合じゃない
またロイヤルエアモロッコの窓口に行く
ものすごい人
整理券をもらう
580番
警察5,6人が整理券を配ってるんだけど、番号をアラビア語で言う。全く分からない。
Aさんに頼るしかない。Aさんは、スペイン人で、スペイン語、英語、フランス語、アラビア語ができる。
モロッコではほぼほぼ英語が通じない。ドイツ語なんて皆無。
一番通じるのはアラビア語、次にフランス語、そしてスペイン語です。
でもね、整理券もらって並んでいても、警察にワイロ渡して中に入れてもらうモロッコ人が大量にいる
さらに窓口でもパスポートにお金はさんでチケットを取ってもらう。
6時間くらい待ったかな。
その間にAさんはスペイン大使館に電話した。そしたら、スペイン国籍の人だけは、北のセウタという港から船で出れると。
私の事も大使館に話してくれたけど、「スペイン国籍じゃないから船には乗れない。セウタに行ってみてもいいけど乗れる確率は皆無」 だと言われた
番号呼ばれて入ったとき、全く何もしてもらえず、代わりのチケットもすべて完売であきらめて一度出た
が、また整理券をもらうAさん
私達の番号が呼ばれる1時間ほどまえからマリ行きのチケットを買ってる人が沢山いた
Aさん、私に
「こういう時は北に逃げてはだめだ。全てキャンセルになる可能性がある。南に逃げた方がいい。
北(ヨーロッパ)行きの飛行機はどんどんキャンセルになってる。買っても飛ぶ確率は低い。
ゆき、一人でバマコ行けるか?私だったら行く。どうする?チケット買う?ラストチャンスかもしれない」って
「買う。行くわ」と言って買った。
買ったの、夜10時15分。フライト夜11時半
係りの人に、今すぐ出国手続きに行ってくださいと言われる。
が、バマコ(マリ)からドイツ行きのチケット買ってない。
必死でネットで買おうとするけど、緊張と焦りで、変なボタン押したりして買えない。出国してと言われるし焦る。
Aさんにお金返すから買ってとお願いして出国手続きへと言った。
が、Aさんもうまく買えなかった。支払いまで終わっても全然確認に画面にならない。アフリカで足止めくらってる人達が買ってるんだと思う。
ドイツにいるくまさんにWhatsappして、買ってほしいチケットのスクショを送り、これでチケット買ってくださいとお願いした。
もうすでにボーディング始まってる。
くまさんの返事を待たずにボーディング
正直賭けだった。
バマコに到着して、チケットがなかったらマリで足止め。
マリはビザがいる。ビザ持ってない。しかもマリがアフリカのどこに位置してるのか、マリがどんな国なのかもしらない。
アフリカにはコロナ以上に致死率の高い病気がある。私はモロッコしか行く予定がなかったので予防接種も受けてない。
ちなみにマリはこの時コロナ感染者の人はゼロでした。(ドイツは1万人超えてました)
出国前にAさんが言ってくれた、「マリの人はとても親切だから困ったことがあったら絶対助けてくれるから大丈夫」 という言葉だけを信じて飛行機に乗りました。
Aさんはアフリカ20か国くらい行った経験があるし、アフリカ好きなので詳しい。
バマコ空港に到着し、飛行機降りたら3,4人の防護服着た人たちが熱のチェックと消毒
次にパスポートコントロール
え?トランジットなんですけど?
そう、まさかの出国必須
マリでの滞在先を聞かれるもトランジットでドイツに行くからというと、じゃあそう書いてと言われる
無事出国できた
が、ネットがない!
特に焦ることはなかったけれど、何とかしてネット環境作らないとなーと思って
外に出て警察の人に英語で、「インターネットあるか」と聞いたら、「インターネット?そんなものあるわけないじゃないか」って
まっじすか?
「じゃあホテルでネット使える場所とかありますか?」って聞いたら
「タクシーで街に行って、ホテル探したらいいよ」って
夜中の2時ですけど。。。汗
警察の人に「私は英語があまりできないから」と、すぐに英語話せる男性二人を呼んでくれ、彼らに相談したら、「じゃあローカルSIM買ったらいいよ」って
20ユーロもしたけれど、ネット環境いるから買いました。
SIMカードの設定も全部してくれた。しかも携帯電話、日本語なのに。マリ人やるな~。
で、その後、イブリムというマリ人男性が私にぴったりひっついてくる。
まー英語話せるしツアーガイドしてるっていうしと彼と話を少しした。
彼に、「私一人で大丈夫だから、ほかに用事あったら行っていいよ」って言ったら
「大丈夫。君の飛行機が今日の最終便だから、もう飛行機はこないし僕は暇だから」って。
家に帰らんのや。。。
くまさんがマリからフランクフルトまでのチケットを買ってくれていた。
後でトムに聞いたんだけど大変だったそうです
私が見たときはエコノミークラスで600ユーロくらいだったんだけど、くまさんが買おうとしたときにはすでにエコノミーは売り切れでエチオピアからはビジネスしかなかったって
お値段2800ユーロ!たっか!
それでくまさん買うのを躊躇しちゃったみたいで、寝てるトムを叩き起こしトムに相談したそうな。
トムが、「すぐ買え!そうせなママ帰れなくなる!」って言って買ったそうです。
皆一斉に買うからあっという間になくなる。
そして、カサブランカ空港で野宿してるAさんにも連絡した。私はバマコ空港で野宿。
なぜなら。Aさんは前日私たちが買ったポルトガル行きのチケットの払い戻しのために野宿して窓口が開くのを待っていた。
そしたら、夜中3時ごろから窓口前に人が集まり、その後もどんどん飛ぶ予定だった飛行機がキャンエルになり、人々は泣きわめく、叫ぶ、怒鳴るで本当に最悪なムードだって教えてくれた。
中には、モスクワ行きのボーディングパスを持って、いざ出国手続きに進んだら飛行機キャンセルと言われ途方に暮れてる人もいたって
だから、私の思い切った決断は正解だったよと教えてくれました。
夜中の3時ごろから窓口に人が並び始めてたそうです
ご覧の通り右から2列目が飛ぶか飛ばないかなのですが
緑が飛ぶ、赤がキャンセル
殆ど赤です
元々飛ぶ予定だったので、前日にこれらの飛行機チケット買ってる人もいます
空港で知り合ったシカゴ在住のモロッコ人女性が
「さっきこのチケット買ったけど、窓口でこの飛行機が飛ぶ確率は5%よって言われたわ」って
さてさて、マリのバマコ空港で知り合ったイブリムですが、私がAさんと話してるときも私の横に座ってました
電話終わったら、「疲れたでしょ、水持ってきてあげるね」と言って、大きな封のされたペットボトル持ってきてくれました
で、私が携帯チャージしたいんだけどっていうと、大丈夫!こっちに来てとついていくことに
したら、アラブ諸国から来る人のためのヘリポート下の食堂前に連れていかれました。
食堂は閉まってたけど、食堂前の冷蔵庫用のコンセント使ったらいいって。数分でフルチャージだよって。んなわけないやろう。
ありがたく使わせてもらった
で、気づいた、きっと彼はここから水を取ってきたんだと
左の冷蔵庫下にある水をくれた
多分こっから取ってきたと思われる
で、携帯チャージ終わったので、チェックインカウンター前に行ったら、窓口開くのは朝8時だって
仕方ないからベンチに座っていた、アフリカ人でパリ在住というおじいちゃんの横に座らせてもらった
そしたらイブリムはどっかに行った
と思ったら、トイレに行こうと席を立ったら、「どこ行くの?」って、トイレというと案内してくれ
トイレから出たら待ってくれていて、私がおじいちゃんのところに行くのを見届けながら
「じゃあ僕はもうとても疲れたから家に帰るね」と言って帰って行った。
ただただ、いい人だったイブリム。
ヘリポート下の食堂からチェックインカウンター前に歩いてるときの写真
バマコ空港側面 笑
パリ在住のおじいちゃんとしゃべったら
おじいちゃんもモロッコから出てきたって
彼は金曜に子供がモロッコで勉強してるから会いに行って、翌朝国外脱出を言われ、買ったチケットの飛行機には乗れず、マリーエチオピアーパリで帰ると教えてくれた。
朝8時過ぎ、おじいちゃんが「もうチェックインできるみたいだよ」って教えてくれたので空港内に入るための荷物検査に行った
笑うで
だって、係りの人が見てるパソコン画面には写真が写ってるけど、荷物のじゃなくて固定写真
ただそれらが流れるだけで、荷物検査なんてされてない
あくまで形だけやと思う
ただベルトコンベアに荷物のせて流してるだけやん。笑
すでにオンラインチェックイン済ませてたので楽勝って思ってたら、オンラインチェックイン不可と言われる
泣きそうになったけど、数人同じようにオンラインチェックインした人がいて、無事チケットゲット
飛行機乗るまでに4,5回パスポートコントロールされ、荷物検査も2回。うち1回は手作業。
ボーディング時間に、まさかのアナウンスで私の名前呼ばれるし!
係りの人に言うたら、こっちに来てと言われる
私何やったん?と焦ったけど、ただ単に、パスポートチェック一か所し忘れてたらしい。
で、無事飛行機のってエチオピアへ
エコノミー3人掛けに一人だったので、横になって寝ました。
エチオピアではビジネスラウンジ使いました
でもあーんまりごはん美味しくなかった
初ビジネスクラス!!!
トムが飛行機を調べてくれて、私が乗った、マリーエチオピアはボーイング787で、エチオピアーフランクフルトはエアバス350だったのですが
どちらもドリームライナーというやつで、コックピットも特殊だし、エコノミーもビジネスも快適な飛行機らしい。
とにかく中が広い。ビジネスなのに横6席もあるし、乾燥しないし揺れない。
まだまだ稀な飛行機で操縦できる人も限られてるんだとか。
ビジネスのシートが180度フラットになる完全ベッドになって快適だった。
食事もお皿だし、ウェルカムシャンパンとかもあって。テンションアップだね~
私の隣の席の人もザンビエから急遽出国したって言ってた。
そして、無事、17日の早朝帰宅できました~
早朝なのに迎えに来てくれたくまさんとトムに感謝です
そうや、
モロッコでAさんが道を尋ねるときなどに男性を呼ぶとき、「ムッシェ~」って言っていたので、私もパリ在住のおじいちゃん呼ぶとき使ってみた。
ちゃんと返事してくれた!
Aさんには本当に感謝です。
本当は、私を置いてスペインに帰れたのに、私が国外脱出するまでケアしてくれ、その後も家に着くまでマメに連絡取ってくれました。
Aさんは。17日の夜10時過ぎに無事家に着いたそうです。
私は二日一睡もしていません。Aさんもそれは同じ。
ものすごい極悪な環境の中、頭をフル回転させて、どこに逃げたらいいのかを考え、全てがラストミニッツ
迷ってる時間なんてない
もしマリ行きを躊躇していたら、私の席は他のモロッコ人にとられていたでしょう
そしたら帰れなくなっていた
いまだに数千人のドイツ人がモロッコで足止めくらってます。
マリなんて一生行くことがない国かもって思っていたけれど、今回マリに入って、マリ人のお節介なほどの親切心に救われました。
夜中の2時に空港の外で、アフリカ人男性しかいない中アジア人女性一人
女性なんて一人もいませんでした。
だからイブリムは私のそばにいてくれたのかもしれない
中国語しか話せない中国人を必死に助けてあげようとしてるマリ人も見ました。
マリ、一度ゆっくり見て見たい国です。
マリに到着する前はドキドキしたけれど、不思議と大きな不安はなかった(マリからの飛行機が取れてるかどうかの不安を除いて)
心身ともにクタクタでしたが、今回モロッコに行ってよかったです。
素敵な誕生日にはなりませんでしたが、一生忘れない誕生日になりました。
Aさんのサポートなしでは帰国できなかったと思う。
そして、マリで出会ったイブリムがいなかったらマリで途方に暮れていたと思う。
無駄にアフリカ横断することになった旅ですが。もっとアフリカを見て見たいと思ったし、アフリカの大きさに圧倒されました。
後で飛行機調べたら、カサブランカからバマコの直行便って飛んでないみたい。
ということは、この日脱出用に急遽飛ばしたのかも?
だからバマコ行きのチケット買う人がこの日いっぱいいたのかも。
カサブランカからバマコまで4時間くらいだった気がする。
バマコーエチオピアは7時間半
エチオピアーフランクフルトは7時間半
いやー長い旅だったわ
私達が最初にとったポルトガル行きのチケットですが、絶対にチケット窓口の人達は飛行機の時間が変更になったのを知っていたはずです。
だって買ったの14日の夜8時ごろだったから
翌日の朝8時に変更になるって知っていたと思う。
でも、モロッコ人は詐欺師が多い。
私達が乗れなかったら、空港で野宿してたモロッコ人が乗れる。
多分わざとだと思います。
さーてと
モロッコの写真です
アシラーでお茶~
アシラーのビーチ
アシラーに家を持つAさん(Air bnbで借りれます)
近所の店に買い物行ったときにびっくりした
7歳くらいの子が赤ちゃん抱っこしてお店にきました
そして、おむつ3つとチョコレートひとかけらを買いました。
こんな売り方もしてくれるんだって驚いていたら
Aさんに
「モロッコは何でもありだよ。売りたいものを売りたい形で売れるし
買いたいものを買いたい形で買える」と教えてもらいました。
シャウエンにて
猫が至る所にいて堂々としてるし、食べてたら、
「ねーねー」と前足でちょっかいかけてきてかわいい
でも、犬も負けてません
道路のど真ん中で爆睡中なり
シャウエン
シャウエン
カラフルな塗料
シャウエンのお土産物屋
シャウエンでなぜか
クジャクと記念撮影できます
ダチョウとも記念撮影できます
猫たち
シャウエン
シャウエン
シャウエンの街並み
シャウエンで仲良くなったハサンの店の前
店番中の猫
多分シャウエンで一番有名なインスタの場所
モデルが不十分で申し訳ないです
大金はたいて無事帰国しましたが。。。。。お土産何一つ買ってません。
マリのローカルSIMカードと、マリのお金20000フランとモロッコのお金50DH
これは、マリにまた行きなさいってことかな
いや、働きます。
トラベルガイドとして、どんなハプニングも対応できる自信ができました。
経験値一気にぐ~んとアップしました。
コロナブームが去ったら、是非モロッコに遊びに来てくださいね。
その時は案内させてくださいね。
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