叶わなくなったハグ
5月18日、夜、FBでとてもつらくて悲しいニュースが入ってきました。
私のことを「日本人の娘」だと言ってくれていた、大好きな友人Jillが5月6日にこの世を去りました。
彼女とは30年の付き合い。
私がスコットランドの幼稚園から高校まである女子校でインターンをしていた時、彼女は私のホストティーチャーでした。
ずっと子供たちと一緒に寮生活をしていたのですが、クリスマス休暇の時、行く場がなくなった私をクリスマスの時期に4日ほど預かってくれました。
彼女はイギリス人で旦那さんはスコットランドのロイヤルの人でした。
まず、イギリスに住む彼女のお母さんの家でローストポークを食べました。
24日だったかなー、23日だったかな。。。忘れましたが
そして、そのあと彼女のお母さんも一緒にイギリス北部に住む娘さんのお宅でクリスマスを過ごしました。
私たちは近所のB&Bに泊まりました。
Jillは旦那さんとの恋愛話を夜B&Bに戻ってからワインを飲みながらほろ酔いでしてくれました。
Jillはロンドンの大学に通っていて、当時ハロッズでバイトしていたんですが、旦那さんのBobは毎週彼女に会いに飛行機でエディンバラからロンドンへやってきて求婚していたみたいです。
Jillはずっと断ってたんだけど、根負けしたって言ってた、
スキー靴をプレゼントしてくれたのはいいけど私には大きすぎてねーって
まーたくさんののろけ話を聞きました。
クリスマスが終わった後は、今度はロンドンに住む息子さんに一日私を預け、息子さんと息子さんの彼女と一緒にミュージカル、レミゼラブルを観ました。
チケットが7ユーロととても安かったのを覚えていますが、チケットを買うのにすごく並ばなくちゃいけなくて、息子さんが並んでくれて買ってくれました。
夜は息子さんのフラットで息子さんと彼女はソファに寝て、私にベッドを使わせてくれました。
その後も毎年クリスマスカードを書いて送っていました。
彼女を訪ねたのはスコットランドを離れてからは1回か2回しかなかったと思う。
ドイツに越してからもクリスマスカードを書いていました。
彼らは定年後、自分たちの家をB&Bにしていたんです。
とても素敵なおうちで、私も泊ったことがありますが、部屋にトイレとシャワーついてたなー
彼女と一緒にいると時間の流れが全然違うんです。
毎朝起きてダイニングのある下の階へ行くとクラッシックが静かに流れていて、Jillは朝ご飯の準備をしている。
午後は一緒にお茶を飲んでおしゃべり。
時にはリビングでソファに腰掛けず床に座って飲んだりしたな~
日本に帰ってからもしばらく同じようにクラッシックかけて朝ご飯食べてた気がする。
エディンバラに住んでいた時、Jillに昔バレエをしていたと言ったら、バレエシューズを買ってくれて一緒に何度か通いました。
そのバレエシューズはまだ実家にあります。
一度私がインターンをしていたとき、日本大使館のパーティにJill夫婦が招待されました。
旦那さんがロイヤルだから招待されるんだと言っていた。
Jillがあなたは日本人だから私たちと一緒に行きましょうと誘ってくれ、大使館のパーティにまで参加しました。
ホームパティーで、とても素晴らしかったです。
Jillは私にいろいろな経験をさせてくれました。
コロナが落ち着いたら会いに行こうと思っていたのに。。。
彼女はエディンバラで60歳以上の女性だけで結成されたダンスチームを作っていて、イベントやテレビにも出ていたんです。
本当に元気でパワフルで。。。
彼女も私と同じでダンス好き。
そして年齢関係なく、やりたいことをする。彼女にたくさんのパワーをもらった。
彼女と数年前からメールもやり取りを少ししていたんですが、この1年ほどほとんどしてなかった。
3年前にやっとメールでつながった時、家族写真を送ってくれて、孫の結婚式だと書いてあった。
その孫は、私も知っている孫ちゃん。私が彼に出会ったときは2歳とかだったかな。
そして、その写真に一人カメラのほうを向いてない男性がいました。それが旦那さんでした。
アルツハイマーになっていて、とても大変だと書いていました。
どうして亡くなったのか死因はわかりませんが、急死だったそうです。
娘さんにどうして亡くなったのかも聞きましたが、はっきりした死因は教えてもらっていませんが、彼女は数日気分が悪かったけれど、その後あっという間に痛みなく亡くなったと書いてありました。よかった痛みなくて。
エディンバラに住む友人に、お葬式の詳細を見せたら、その教会は普通の人は葬式には使えないって言ってた。
女王が来たときとかに使う教会だって。
お葬式の後のお別れ会も大きな図書館でするんだけど、そこも弁護士専用の図書館なんだそうです。
もう涙が止まりません。
ハグまだしてないよ、Jill。。。
6月9日にお葬式が開かれるそうです。
行きたいんだけれど、行かないという選択をしました。
トムにJillの話をしたら、「ママには最後のお別れちゃんと行ってきてほしい。行っておいでよ。いや、行け!」って言われました。トムも実は行きたい。今トムがとても気に入って着ているセーターは彼女が編んでくれたものだから、こんな素敵なセーター編む人に会いたいって。
スコットランドまで飛行機で往復で500ユーロ、ホテルも高いし食事代やら交通費やらを考えると、お葬式2泊3日で10万は最低かかります。いや、お金のことだけじゃないんです。自分で自分に腹立っていて、どの面下げていくのって思っちゃう。
この20数年、スコットランドには行ってない。
日本に住んでた時は、長期休み取れなかった。ドイツに越してからは働いてなかったこともあり、スコットランドに旅行とかできなかった。スコットランドは住んでいたこともあり、大好きな場所だけど、他の国に旅行するほうが魅力的だった。
数年前から仕事を始めて、少しだけど収入ができ、トムも大きくなったので一人でたまに旅行することもできるようになってきた。
けど、このコロナでEU外への旅行は規制が違っていたりで、行くことがなくなってしまった。
やっとコロナが落ち着いてきて、そろそろ行けるかなって思っていたら彼女が亡くなった。
私には今まで何度も行くチャンスはあったはずなのに、行かなかった自分に腹が立つ。
後悔先に立たず
だから行かないでおこうと思っている自分もいます。
「あら、来る気になれば来れるのね。でも遅いわよ。もっと早く来なくちゃ!」
Jillに笑ってそう言われそうです。
だから、お葬式の日、その時間になったら私は彼女を思ってお祈りをしようと思っています。
娘さんがお葬式のリンクを送ってくれると言っているので、リンクをもらえたらパソコンで見ます。トムも見ると言っていた。
昨日、スコットランドに住む友達が、散骨かもしれない。最近、特に位の高い人は皆散骨にするので、そしたらお墓がないよと言われました。
娘さんに確認したら、火葬すると書いてあった。友人に確認したら、火葬=散骨 なんだそうです。
お母さんの生前の希望で、亡くなったら木を植えて、灰は海か川の水の近くに撒いてほしいとのことだそうです。
お墓参りも叶わずです。涙
Jillの死を知ってから、毎日涙出てきて、私こんなにJillのこと好きだったんだって自分が思っていた以上にショックを受けているようです。
今日は、肉焼いて、いつものようにフライパンに残ったオイルをキッチンペーパーで拭いて、さらに別のキッチンペーパーに油しみこませていたんです。夕飯食べてるときに窓開けていたので外からBBQらしき匂いがしていました。お天気いいしなって思っていたんです。
夕飯食べ終えてキッチン行ったら、私がグリルしてました。コンロの火消し忘れていてキッチンペーパーが真っ黒になってました。火事にならなくてよかった。でもそれ見ても焦ることなく、あーあって感じ。
胃に穴空いてるのかと思うくらい胃が痛い。いいタイミングで水曜日胃カメラします。
また一人素敵な友人がこの世を去りました。
大好きだよ、Jill!
PS:娘さんがFBに書いた私のメッセージに対し、「あなたは母にとって最高の日本人娘だったことでしょう」って書いてくれていて涙が止まりませんでした。
30年前の私
右からJill、Jillのお母さん、Bob
