子育てに正解なんてない | ドイツの木々に囲まれて・・・関西弁とB型家族

子育てに正解なんてない

私は約7年間、未婚のシングルマザーでした

その時書いていたブログはこちら → ハーフの子を持つシングルマザー

 

当時は、ちょっと有名なブログで、テレビ出演依頼が3回ほどと、トムの発した言葉を本に載せたいと連絡があったこともあった。

実際、本にトムの発した言葉が格言として載り、本の帯にもトムの写真は使われた。

 

 

今日、この話を書こうと思ったのは、18年くらい仲良くしてる日本人の男友達とライン電話で話したから

しかも4時間も話し込んでいたという。。。

 

 

彼が

 

「トムってほんま頭いいよな。頭いいっていうのは、学校の勉強ができるとかそういうんじゃないねん。」

 

そういって彼がトムの事を色々話してくれた。

 

トムが2歳の時から、当時あった ミックスルーツジャパンというグループに参加していた。

そこにその友達もいた。

 

まー、よく遊んでもらった

 

彼が私に

 

トムは、ほんまに頭が良くて、すっごい人をよく見てるよな。

それも普通の見方じゃないねん。観察してるというか。ほんますごい。

他人にもすごく優しいし。でも自分が一番で、そこはしっかりしてるねん。

周りに合わせるとかそういうのしないし、言うことはっきり言うやん。

だから、トムと付き合える人って、トムと同等かそれ以上に頭いい人じゃないと無理よな。

ほんで、トムって基本待つの姿勢で自分から行かんけど、彼の周りに人が集まってくるんよな。(実はトムの父親がそういう人でした。何もしなくても人が集まる。知らない人に声かけられる。名前覚えられるみたいな人だった)

 

大正解でございます。

 

トムの彼女の話をしたら、「あー、なるほどね。そのくらいの頭のいい子じゃないとトムとは話できんと思うわ」って言われた。

 

ですよね。トムは私と話をするとイライラすると思う。理解度低いから

 

トムは人が集まるというのは、別に彼が人気者というわけではないんです。

ギムナジウムの時の卒業アルバムには、「お前の声を聞いてみたい」なんて書いてる人もいたくらい。休み時間に友達とは談笑するけど、誰にでも愛想がいい子ではないし、興味がない人の輪には入らないし、誘われても行かない子。クラス全員が隣のクラスのパーティに行っても一人クラスで好きなことをするような子です。

でも、クラスでいじめにあっている子はトムのところにやってくるし、いつも二人組で仲がいい子の片割れが休みだと、もう片割れはトムのところにひっついてくる。また、トムはそれを嫌がることもなく普通に接している。

高校の時は10人近いグループの中にいたようだけど、それでもそこで好きな事してた。というか、そのグループ、基本皆そんな子だったので、トムの友達は皆とても個性的で優しく親切です。トムの彼女もそのグループにいた子なんだよね。

 

 

でもね、私はトムが小さいときに、親のエゴや見栄でトムにきついことを言ったし、彼の才能の芽をつぶしたんじゃないかって思うことも多々あるよって話したら

 

「それは母親やから言うてもいいと思う。」って言われた。

そこに愛情があればの話だけどね。

 

ただ、トムは親に順応した子ではなく、自分が嫌なことは一切しなかったので、それは今でもトムに感謝してる

 

 

子育てに正解なんてない

 

今、我が子が21歳になって思う

 

あの時こうしといたらよかったのかなって

 

 

でも、その時には、そうしたいって思わなかったんだし、その時に戻っても、きっとやっぱり同じことをして後で、あーしとけばよかったって思う気がする。

 

 

育児書通りにしたらいいというものでもない

 

有名大学に入ったら勝ち組とも思わない

これは、本当に声を大にして言いたい

偏差値に惑わされるな!

 

それよりも、子どもが興味を持っていることをとりあえず経済的にできる限りさせてあげたらいいと思う。

 

私はトムに、それだけはさせてきた

 

例え途中でやめても、絶対に何か身についていると信じてるから

 

トムの場合、始めたら辞めない子だったな。

サッカー選手の暴言に耐えられなくて、サッカーだけはやめた。

某有名リーグのタレントスクールからのスカウトもあったけど断った

辞めて正解だった。性格的に向いてない。

 

 

子育てに失敗したと、思ったことは一度もない

 

子育てをしていく中で、親として、親の立場としての失敗は多々ある。

 

 

きっと、世の親御さんも、親としての失敗が沢山あるんじゃないかなって思います

 

 

発した言葉は取り消せないし、後悔も沢山ある

 

でも、そうやって親も子も、一人の人間として成長していくんだと思うな。

 

 

私は我が子が大好きです