僕らの挑戦 | 明日はきっと "新しい"

明日はきっと "新しい"

(難病や障害と共に生きるってどういうことだろって考えながら過ごす日常を綴っていきたい・・・な)


僕も息子も、今日から冬休み突入。

バレーボール部に所属する息子の冬休みは、早朝ランニングで幕を開けた・・・休み明け1週間後に予定されている県大会に向け、抑えられない高揚が伝わってくる。



2日前に行われた今年最後の練習試合では、体調不良で参加部員が少なかった中、1日中バレーボールを追いかけ、25点マッチを10ゲームこなした・・・試合の合間と帰宅後に足のつりはあったが、ベッカー型筋ジストロフィーの症状を疑うような筋肉痛や尿の変色は見られなかった。

息子に要らぬ気遣いをさせぬよう、明らかに不安げな嫁さんに少しでも安心感を与えられるよう、僕は平静を装い、いつにも増して饒舌だったはずだ・・・「大丈夫!」と、何度も自分自身に言い聞かせながら。

その日の夜、息子には「明日は疲労回復に当てよう♪」と、長過ぎず、重過ぎない文章でLINEを送った・・・さらに、翌朝会社に向かう時には、嫁さんに「今日は無理しないようにLINEしといたから」と前置きして、この日も部活がある息子への念押しを託した。

そんな僕らからの言葉を、何の淀みもなく息子が受け止めてくれたことは、息子の返事や行動から感じ取れた・・・それは、息子自身も練習試合での負荷に対して、最大級の警戒を意識している証・・・僕にはそう映った。

筋肉の状態や尿の色を冷静に自己申告しながら「大丈夫」を立証しようとする息子

不安に思考を委ね、最大限の心配で「大丈夫」の落し穴に思いを馳せる嫁さん

そんな2人の立証と不安を繋ぎ合わせ、「大丈夫」という絶対的目標にコミットする僕

スタンスこそ違えど、それぞれがそれぞれの感覚で、ちゃんと危険を察知し、最大級の警戒を抱いていた・・・これまでの経験に導かれるように、自然に割り振られた立ち位置で。



この警戒はしばらく続くだろう・・・決して3人で示し合わせることはないが、警戒の終わりもまた、自然とその歩調は合うような気がしている。

”やるか辞めるか“ではなく、どうやれば少しでも多くのことがやれるか・・・僕らの挑戦は続く。