そして真如堂の裏坂を下って、鹿ケ谷の安楽寺さんへ、
JRのポスターになった場所で、そこにはカメラマンさんがいっぱい、
あなた達、中にもお入りよ、中はもっと素晴らしいよ(笑)。
あっ、オレもまだ門前だった(笑)、
門を入って振り返ると、
では、中に入りましょう。
本堂横の紅葉も今が盛り、
溢れんほどとは行かないまでも、しっかりと自己主張。
ハート形の手水鉢、
以前も書いたと思うけどこちら、
後鳥羽上皇の寵愛を受けた松虫j姫・鈴虫姫のふたりがこちらに出家、
それを知った上皇の怒りを受け、住蓮・安楽の上人を重刑に、
そんな悲しいお話しの舞台となったお寺さんです。
ゆえに境内はとてもひんやりとした空気が流れ、
自分的にはとても穏やかに時を過ごせるお寺さんなのです。
前置きが長くなったけど、
書院から眺める庭園、
この縁側でいつものんびりさせてもらってます、
その松虫・鈴虫姫の剃髪場面がお軸に、
中庭にも花手水が、
先ほどの雨がしっとりと、より風情を醸してくれている、
ふたりの慰霊塚へ向かう石畳もこんな感じで、
もう一枚、
ここにいるととても気持ちが優しくなれる感じ、
お寺の由来のせいもあるし、空気もお寺の皆さんも、
時間がゆっくりと、優しく流れていく感じでした。