さて、奈良紀行に戻ります。
で、白毫寺(びゃくごうじ)から歩いて向かったのは新薬師寺、
この間の界隈の風情がとっても良かったんだな、
マジで地元に戻った様な里山の景色、
とっても癒されたんだな、
ご近所のおばちゃんたちも立ち話してたり、
本ト日本のどこにでもある風景って感じで、懐かしく思えた。
その中で見つけた、こちら、オレ的ライフワークのひとつ、
土塀の柱に、おぉ~、仁丹の町名表示板ではないか、
でもちょっと、
京都のとはまた雰囲気も違う、この景色に、いかにも溶け込んでる感、
ところでさ、仁丹歯磨って、知らなかったなぁ~。
さて、そんなこんなで新薬師寺。
いつも思うのだが、しょっちゅう京都へ行っててたまに奈良に来ると、
その伽藍の雰囲気の違いにまず気づかされる、
京都は洗練されてるって感じ、片や奈良の方は素朴な感じがするな、
多分時代背景の違いだろうと思うんだけど、
もっと細かい所まで知りたいなって、これからの課題だな。
この池にはウシガエルも啼いていたんだけど、いかにも梅雨らしい、
でも姿は見えず。
その門から本堂を望む、
で、なんといってもこちらのオレ的メインは、御本尊ももちろんだけど、
周りを取り囲む十二神将、中でも伐折羅(ばさら)像なんだね。
(画像はもちろん借り物です、ごめんなさい)。
ご本尊の薬師如来、そしてそれを信仰する者を守る、ありがた~い武神なんだね、
それぞれの干支ごとに役割もあって、オレの場合は毘羯羅(びから)神ってことなのだそう、
で、この伐折羅神、色々な所にデザインとして出てるのでご存知の方もおられようけど、
暗闇の中に凛々しくそのお姿を現す、本ト圧倒的な存在感だったな、
髪も逆立ってるし、ある意味パンク的でもあった、
ま、それだけの怒りで悪者を退治してくれるってことだよね。
これ見ただけで今回は来た価値があったって感じ。
頂いた御朱印。
さて、境内を出ると、すぐお隣りには、
新薬師寺を守護する、南都鏡神社、
こちらも歴史が古く、春日大社の社殿を譲り受けたものだそう。
そしてこちらの摂社、
比賣神社、
こちらはその名の通り、女人守護と縁結びの神様だね。
白毫寺から新薬師寺まで、とてものんびりと命の洗濯、
未だある日本の原風景って感じで、
気持ちの良いひと時を過ごさせていただきました。