くろ谷さんで、祈る。 | まーくのBitter & Sweetな日々。

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寺社巡り、美術館・博物館巡り、B級グルメ好き、地域猫。
シーズン中はよさこい鑑賞。関西在住信州人。
甘くほろ苦い日々を、熱く語ります。

くろ谷さんを訪れたのが11日午後、

ゆっくり周ってるとそろそろ2時半になろうとしてる、

すると内陣内にご住職がお出ましになり、徐にお経を読み始められた。

そう、東日本大震災で亡くなられた尊い命を悼むためだと、

こういった機会はあまり出会わないので、オレも坐ってお参りさせていただいた。

心を真っ白にして、空の向こうに思いを馳せることができた。

 

そして場所を移して鐘楼の方へ、

午後2時46分、ご住職の撞かれる鎮魂の鐘が、

荘厳な鐘の音が辺りに響き渡り、オレも黙禱させていただいた。

その後は希望者は撞くことができるとて、オレも、

鐘撞くことなんてあまりない機会なんだけど、謹んで撞かせてもらった、

なかなか上手くいかず、タイミングも合わなくてイイ音出なかったけど、

気持ちだけは込めさせてもらった。

 

厳粛な空気が辺りに流れ、皆んな思いを馳せていた。

とてもいい雰囲気だったな、

オレもこうした機会でもないと、鐘撞くなんてあまりないし、

震災のことを改めて思わせてもらったし、

貴重な経験をさせていただいて、ありがたいひと時だった。

 

さて、そのあとは、境内の梅を巡ってみた。

大方丈の門を前に、紅梅、

三重塔(文殊塔)を遠景に、白梅、

塔頭の西雲院、

この門越しの梅が、お気に入りなんだな、

中に入ってみる、

逆側、

くろ谷・金戒光明寺さんは浄土宗の総本山で元々親しみがあるし、

会津藩との謂れもあり、よけいシンパシーを覚えるな、

境内も広く、ゆったりできて、守護職が置かれるのも分かった気がした、

ことある度に訪れたいお寺さんなのです。

 

そして鎮魂の鐘は、とても厳粛な気持ちになった、

期せずして亡くなった数多の魂のためにも、今ある命を一生懸命に全うしなくちゃって、

改めてそう思わせていただいたひと時、

良き時間を過ごさせていただいた、

ありがとうございました。