京、桜巡り⑤上品蓮台寺~大報恩寺 | まーくのBitter & Sweetな日々。

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寺社巡り、美術館・博物館巡り、B級グルメ好き、地域猫。
シーズン中はよさこい鑑賞。関西在住信州人。
甘くほろ苦い日々を、熱く語ります。

雑誌で見て、西陣生地界隈に、通称『猫寺』、称念寺と云うお寺さんがあるとのこと、
でも猫ねこさんを飼っているとかではなく、猫に纏わる伝説があり、供養も行っているとの由、
こりゃ、行ってみるしかないでしょ。
ってんで、地図地図頼りに行ったのだが、残念、公開寺院ではなく、写真デジカメも許可制なんだとか、
仕方ない、諦めよく通過した。ま、次に行く途中だったのでね、幸い。

で、その後は、千本通を船岡山山②の方に上った口にある、「上品(じょうぼん)蓮台寺」へ。


こちらは先ほどの雨宝院提灯より北にあるのだが、すでに満開。様々な条件があるんだね、桜って。

ソメイさんとしだれ桜が、競って咲き誇っている様だった。


こちらも広い割には見物客も少なく、のんびりと鑑賞して回れた。


ここでの一番の印象はでも、御朱印納経帖かなぁ~、


ってUか、いつもの如くお願いしに行ったんだけど、そこで出て来られたのが、なななんと、
あまちゃん
じゃなくって、
尼さん尼さん

でも結構若かったから、まだ修業中なのかな。
一生懸命、丁寧に書いて筆下さった。

なんか、ちょいエロオヤジpigg的には、それだけで嬉しくなっちゃったね、

人柄が文字にも出てる感じで、思わず「頑張ってね」って言いたくなっちゃった。
こんな所に来てまでも、相変わらず、煩悩Hらけのオラではあった。


さて、いよいよ今回の締めは、西陣の西のはずれ、「大報恩寺」。


こちらは昨年末12月にも訪れたのだが。


その時のパンフで、こちらのおかめ桜が見事だというので、再訪。


とはいえ、早咲きのそれではなく、“阿亀”さんおかめさん福笑いに因んだものだろうな、品種的には枝垂れ、かな。

時間的なものもあろうけど、今日訪れた中で、一番賑わって混雑いたかな。


また、本堂寺横には、薄墨桜が、ひっそりと咲いており、


その控え目な色と共に、とっても好感が持てた。

でもこちらの一番の目的は、以前来た時にひと目惚れした「六観音様」。
とっても柔らかいお姿で、暖かなまなざしで、
その前にいると、す~っと引き込まれる様な感じで、頭の中が真っ白になる。
あまり人もいなかったので、しばらくの間そこに佇ませていただいた。
煩悩だらけのオラでも、心がキレイになれる気がしたな。
機会を見て、度々お逢いしに来たい仏様たちだ。

さて、そんなこんなで、今回の桜桜巡りも、こちらで締め。

素通りも含めれば、都合12の社寺を拝ませて頂いた。
数だけ見れば多い気もするけど、
それぞれが小ぢんまりとした所だったので、各所での所要時間は少なかったからね、其々も近かったし。
でもところどころでゆっくりとさせていただいたけど。
思ったのは、何も王道の名所だけじゃない、特に本満寺や水火天満宮なんて、見事すぎる位だったし、
何気ない街角にも庶民に愛されてる、生活に根差した社寺があるのだなと。
それが市民の息遣いになり、プライドにもなっているんだなと痛感した。
逆に、難を言えば、観光目的ではないので、段取りがイマイチだった所もあったけど、
ま、それは御愛嬌ってことで。
このルート、苦心(?)して計画立てたのもあって、オラ的には大変満足、
穴場的な寺社が多かったのもあって、おかげさまでゆったり鑑賞できた。
こうった所ってもっと知ってもらいたい様な、あまり知られたくない様な、複雑な心境。

なにはともあれ、日がな春の一日、充分過ぎるほど、京都の桜を満喫させて頂きました。
ありがとうございました。
この項終わり。