競馬と鉄道 | 女装男子かなこのブログ

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公営競技の一つである競馬🏇は、かつてのようなギャンブルという面だけでなく、レースそのものの面白さというスポーツの観点でも、近年は人気を集めています。


競馬と鉄道は縁が深く、重賞レース(グレードが高いレース)では鉄道会社が協賛していることもあります。


中央競馬の場合、「京成杯」(G3)「京成杯オータムハンデ」(G3)(中山競馬場)、「京王杯スプリングカップ」(G2)「京王杯2歳ステークス」(G3)(東京競馬場)、「阪急杯」(G3)(阪神競馬場)、「京阪杯」(G3)(京都競馬場)、重賞ではないが「名鉄杯」(リステッド)(中京競馬場)といったレースが毎年開催されています。


「名鉄杯」のファンファーレは名鉄パノラマカーのミュージックホーン(音楽笛)のメロディーが使われており、中京競馬場にもパノラマカーが保存されています。






なお、中央競馬で専用ファンファーレが使用されているレースは「名鉄杯」と「宝塚記念」(G1)だけです。


これらはいずれも沿線に競馬場があるため協賛しているのです。


日本の競馬で最も重要視されているのは、毎年5月に開催される「日本ダービー」(東京優駿、東京競馬場・3歳オープン・G1・芝2400m)。


2024年は5月26日に開催され、横山典弘騎手の9番人気ダノンデサイル(牡、栗東・安田翔伍厩舎)が優勝🏆️しました。


皐月賞競走除外の無念を晴らし、2021年に生まれたサラブレッド7906頭の頂点に立ちました。


タイムは2分24秒3(良馬場)。 


2馬身差の2着には皐月賞優勝のジャスティンミラノ(1番人気)が入りました。


日本ダービーは、生涯で一度しか出走できないレースで、その世代の中で最も優れたサラブレッドを決めるレースだと言われています。


そんなダービーを1960年に制覇した馬の名前は「コダマ」。


現在の東海道・山陽新幹線を走る列車と同じです。


たまたまの一致ではなく、コダマの馬主であった伊藤由五郎氏が鉄道ファンであったため、列車名を馬名に使用したのだそう。


当時の「こだま」は新幹線ではなく、東海道本線の在来線特急です。


在来線時代の「こだま」は、国内初の電車特急として1958年に運転を開始した列車です。


その俊足ぶりから、初めて東京~大阪間の日帰り出張を可能としたダイヤが組まれ、「ビジネス特急」とも呼ばれていました。


伊藤由五郎氏は他にも、皐月賞馬「シンツバメ」、予後不良(その後の回復が望めない状態)級の大けがを負いながらも騎手を気遣った馬として知られる「キーストン」(アメリカの特急に由来)など、列車名にちなんだ馬名を使用していました。


他にも、有名どころでは、有力なオーナーブリーダー(生産者兼馬主)だったメジロ牧場があります。


1991年・1992年の「天皇賞(春)」を制した「メジロマックイーン」などを排出した牧場でしたが、ここでは年ごとにテーマを決めて馬名をつけていました。


メジロ牧場の1994年産の牡馬(オスの馬)は、鉄道がテーマだったよう。


同年産まれで、1998年に「天皇賞(春)」を制した「メジロブライト」は、「ブライト」=「かがやき」(当時は金沢~長岡間の在来線特急)にちなんだ名前でした。


同世代では、「メジロディザイヤー」=「のぞみ」、「メジロシーガル」=「かもめ」、「メジロスパーク」=「きらめき」(当時は米原~富山間の特急)と、鉄道ファンはニヤっとするような名前が目白押しだったようです。