海外スターと徴兵 | 女装男子かなこのブログ

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韓国🇰🇷の男性グループ「BTS」は昨年末までに7人全員が兵役に就きました。


世界的人気を誇るBTSでも、兵役は避けられませんでした。


徴兵制のある韓国では、男性は兵役に就くことが法律で義務付けられています。


原則として18~28歳の男性が対象で、期間は18~21か月です。


オリンピックのメダリストやクラシック音楽の国際コンクール入賞者は特例として兵役が免除されており、基礎訓練を受けた後に500時間以上のボランティア活動が代わりに課されます。


しかし、K-POPを含む大衆文化の芸術分野は対象外です。


世界的人気のBTSの兵役免除を求める声が強く、最年長メンバーの入隊期限が迫った2020年、この分野の入隊延期を認める法律の改正が承認されました。


事実上、BTSのための法律改正でした。


翌2021年には免除の対象に加えるための法案も発議されました。


しかし、これには反対意見も根強く、法案の成立の目処が立たない中、BTSは2022年6月に活動休止を発表し、順次兵役に就いています。


韓国では政治家の子息の兵役逃れや、兵役が男性のみに課せられていることが男性差別だという批判もあります。


韓国は日本以上に少子化が深刻で、将来的な兵員不足も予想され、今後も兵役免除は一層認められにくくなりそうです。


アメリカ🇺🇸の映画界では、実際の戦争を知らない人に限って、なぜか戦争映画に関わるようです。


なぜか兵役を免除されていたのがシルベスター・スタローン、軍隊に入れてもらえなかったのがジョン・ウェイン(故人)です。


シルベスター・スタローンの代表作といえば、何と言っても映画「ランボー」。


単身でベトナムに乗り込んで、愛と正義のために戦うランボー。


アクション映画としては痛快で、そのあまりにも単純なアメリカ礼賛主義者に首を傾げる人が少なくありません。


1946年生まれのスタローンはベトナム戦争に駆り出されてもおかしくなかったが、当時彼は学生で、スイスのアメリカンカレッジに在学していました。


アメリカでは学生は兵役を免除されることが多く、つまりスタローンは合法的に徴兵を逃れていたわけです。


当時彼が在学していた大学はお金持ちの子弟ばかりが集まる大学でした。


スタローンの母が美容サロンを手広く経営していたおかげで、日本の大学生のような生活を楽しんでいました。


大学時代の武勇伝としては、他の大学生からいじめられていたエチオピアの王子を助けたことぐらいでした。


ジョン・ウェインはアメリカ西部劇を代表する俳優で、「駅馬車」をはじめジョン・フォード監督(故人)とコンビを組んだ作品は名作揃いで、アメリカの男の子なら一度は憧れる存在でした。


そんなジョン・ウェインの政治的立場は大変な保守派でした。


ベトナム戦争を舞台にアメリカの正義を訴えた映画「グリーン・ベレー」に主演、これが戦争翼賛的な内容で世の良識派のひんしゅくを買ったことがありました。


そんなジョン・ウェインだから、いかにも百戦錬磨の戦争体験の持ち主かと思いきや、彼が戦争に関係したことといえば、第二次世界大戦中に3か月間ほど南大西洋の米軍基地を慰問したことぐらいしかありません。


アメリカでは1940年に徴兵制が復活したが、第二次世界大戦が終わる1945年までジョン・ウェインは21本の映画に出演していました。


子供の頃は海軍司令官になりたいと思っていたジョン・ウェインだが、高校卒業後は海軍兵学校を志願するも入学できず、さらに徴兵検査の際、健康診断に引っかかり入隊を拒否されてしまいました。


つまり、実生活では、アメリカの男の子が憧れるようなタフな男性ではなかったのです。


戦争翼賛映画に主演したのは、実際の戦争に参加できなかったコンプレックスの裏返しかもしれません。