TARAKOさん死去 | 女装男子かなこのブログ

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フジテレビ系で放送中の国民的アニメ「ちびまる子ちゃん」(日曜午後6時00分)で主人公、まる子を演じている声優のTARAKOさん(本名非公開)が今月4日、死去しました。


63歳でした。


フジテレビと日本アニメーションが9日、発表しました。


死因は明らかになっていないが、今年になってからは闘病しており、「ちびまる子ちゃん」のアフレコでは車椅子に座っていたそうで、TARAKOさんのX(旧Twitter)でも写真が公開されていました。


公式サイトでは「TARAKOさんが『ちびまる子ちゃん』にご出演されている最後のエピソード"「まる子、水の味がわかる?」の巻"は、3月24日(日)の1時間放送のなかでお届けする予定です。このエピソード以外は、3月10日(日)以降当面の間、過去に放送した作品を改めてお送りいたします」と報告。

さらに「後任の声優、後任による放送開始時期については現在対応を検討しているところです」としました。


TARAKOさんは、1960年(昭和35)12月17日生まれ、群馬県太田市出身。


高校生の時に「ルパン三世」に憧れアニメ同好会をつくり、卒業後に演劇の専門学校に入学しました。


1981年、テレビアニメ「うる星やつら」(フジテレビ)で幼稚園児役として声優デビュー。


1982年の「戦闘メカ ザブングル」(名古屋テレビ)のチル役で初レギュラーを獲得。


1986年の「めぞん一刻」(フジテレビ)では麻美、ホステスのアケミの声優を担当しました。


1990年1月7日にまる子役として「ちびまる子ちゃん」がスタートしました。


アニメ史上最高の視聴率39.9%、平均でも25%を獲得し“まるちゃんブーム”を巻き起こし代表作となりました。


オーディションで原作者のさくらももこさん(故人)の声と似ていたため抜てきされたという逸話もあります。


「ちびまる子ちゃん」は、1992年9月27日で終了、2年4カ月後の1995年1月8日に復活し、現在まで続く長寿番組となっています。


「ちびまる子ちゃん」が一旦終了したのは、日本アニメーションとフジテレビの間で3年の放送契約が結ばれていることを知ったさくらももこさんが「まる子三ヶ年計画」を立ててネタを準備し、計画通りに台本を書いて計画通りに番組を終了させたからです。(「さるのこしかけ」集英社文庫)


96年、演劇集団WAKUを主宰し、舞台の脚本・演出を手がけました。


アニメ以外の声の仕事も精力的で、「女神のマルシェ」(日本テレビ)、「しあわせ家族計画」(TBS)、「銭形金太郎」(テレビ朝日)など各局のテレビ番組のナレーションも多く務めてきたほか、明治乳業、バンダイ、森永製菓、ケーズデンキ、アフラック生命保険など各企業のCMナレーションも担当しました。


所属事務所のトルバドール音楽事務所は公式サイトで「TARAKOは2024年3月4日(月)未明、永眠いたしました。今年に入り病と闘いながら仕事をしておりましたが、容体が急変して亡くなりました」と報告。


ファンや関係者への感謝をつづると共に「詳細については、個人情報に関する情報の為、公表は控えさせて頂きます。ご了承下さい」と記しました。


また、「さくらプロダクション」もX(旧Twitter)を通じて声明を発表。


まる子のイラストと共に「アニメ『ちびまる子ちゃん』で『まる子』を演じ続けて下さったTARAKOさまのご逝去の報に接し、謹んで哀悼の意を表します。さくらももこと声が似ていることがご縁でした。放送開始から34年間に渡りTARAKOさまは、ぐうたらでおっちょこちょい、粋を好み、家族やお友達が大好きな『動くまる子』を、その豊かな表現で作り上げて下さいました」と振り返り「TARAKOさん、長い間、本当にありがとうございました。心よりご冥福をお祈りいたします」と感謝をつづっていました。


「ちびまる子ちゃん」で共演した声優たちからも追悼の声が上がっとおり、まる子の祖父、さくら友蔵役の声優・島田敏さんはアニメでもおなじみの俳句で哀悼の意を伝えました。


「胸つまる“何だい?まる子”言えなくて」


作中でまる子を溺愛していた友蔵。


まる子から何か相談事があるたびに「なんだい?まる子」と語りかけていた間柄だけに、島田さんは「友蔵 タラちゃん(TARAKOさんの愛称)に捧(ささ)ぐ心の俳句」とその句に込めた思いを明かしました。


番組スタッフも「TARAKOさんは、収録現場でも常に周りを思いやり、温かく、明るく元気に場を和ませてくださる方」とその人柄を称えました。


10日、TARAKOさん死去発表後初めて放送された「ちびまる子ちゃん」はこれまでの人気エピソードの再放送(再放送マークなし)で、2015年4月5日放送の「おばあちゃんの誕生日」の巻が選ばれました。


番組のオープニングでは、桜並木をバックに「天真らんまんで、みんなに愛される『まる子』を大切に演じてくださったTARAKOさんのご冥福(めいふく)を心からお祈りいたします」と悼み「長い間、本当にありがとうございました。キャスト・スタッフ一同」とつづっていました。


Xでは「ちびまる子ちゃん」がトレンド1位となり、さらに「水谷優子さん」「キートン山田さん」もトレンドワードになりました。


水谷さんは1990年1月の放送開始からまる子の「お姉ちゃん」役を務めていたが、2016年5月に51歳の若さで亡くなりました。


現在は豊嶋真千子が「お姉ちゃん」を演じています。


また同じく放送開始からナレーション役だったキートン山田さんは、2021年3月末をもって声優業から引退し、きむらきょうやさんが2代目ナレーターを務めています。


現行作品では聞けない声が再び集結した形となり、SNS上には「水谷優子さんのお声聞いて涙止まらない」「色々と感慨深かったわ~」「今頃TARAKOさんと水谷さんと天国でさくらももこ先生と語り合ってるかな。。。」「懐かしさでほっこり」などの声が上がっていました。


次回17日は1995年3月26日放送の「出した手紙をとりもどせ!!」の巻が放送予定であり、まる子とおじいちゃん・友蔵が奮闘する物語です。


1995年9月に死去した初代・友蔵役の富山敬さん(享年56)の声が聞けるかもしれません。