紅白の視聴率 | 女装男子かなこのブログ

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昨年大みそかに東京・渋谷のNHKホールから生放送された「第74回NHK紅白歌合戦」(午後7時20分~11時45分)第2部(午後9時00分~11時45分)の平均世帯視聴率は31.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)でした。


2021年の34.3%を2.4%下回り、2部制になった1989年以降、歴代最低を更新しました。


40%の大台割れは3年連続9度目となりました。


第1部(午後7時20分~8時55分)は29.0%で、初の30%割れ。


性加害問題の影響により、旧ジャニーズ事務所(SMILE―UP.)からの出場は44年ぶりのゼロとなったものの、日韓のダンス&ボーカルグループ4組(JO1、BE:FIRST、Stray Kids、SEVENTEEN)が盛り上げました。


紅白はBSプレミアム4K、BS8K、ラジオ第1、同時・見逃し配信サービス「NHKプラス」でも生放送されました。


配信全盛の時代となり「リアルタイムの世帯視聴率」は急激に低下。


ゴールデン帯(午後7~10時)の総世帯視聴率(HUT、関東地区)は2021年(年間)=58.0%、2022年(年間)=52.8%、2023年(上半期)=50.0%と8.0%も激減しました、


全番組の数字が低下しています。


ただ、昨年度前期の連続テレビ小説「らんまん」や7月期の日曜劇場「VIVANT(ヴィヴァン)」(TBS)のように数字を上げた作品もあります。


視聴率は苦戦したものの、「#NHK紅白」が長時間にわたって「X(旧ツイッター)」の世界トレンド1位となり、SNS上を席巻しました。(12月31日午後8時=377148件のツイート、午後9時=703578件のツイート、午後10時=945462件のツイート、午後11時=#紅白歌合戦=763218件のツイート、1月1日午前0時=#紅白歌合戦=933779件のツイート)


歌手別の最高視聴率は「アイノカタチ」を歌唱して大トリを飾ったMISIAさんで34.8%。


番組全体の瞬間最高視聴率は出演者らで「蛍の光」を合唱し、結果発表へと移った午後11時43分で36.7%でした。


躍進が目立ったのは1990年代に大流行したウッチャンナンチャンやキャイ~ンらによる伝説のユニット、ポケットビスケッツとブラックビスケッツの企画。


午後10時28分のブラックビスケッツが34.3%で全体2位。


午後10時25分のポケットビスケッツが32.9%で10位タイでした。


午後10時14分の伊藤蘭さんが33.6%、午後10時42分の寺尾聰さんが33.4%で、ともに上位にランクインしており、ブランクのあった出演者への注目度の高さがうかがえます。


Adoさんが京都・東本願寺でヒット曲「唱」を歌唱中だった午後10時45分に34.1%、日韓アイドルらが多数出演して盛り上げたYOASOBIの「アイドル」歌唱場面の午後11時21分に34.2%を記録するなど、若者に人気のある両者も高視聴率を獲得。


MISIAさん含め、勝利した紅組歌手が好数字で、白組のトップは午後11時15分の藤井フミヤさんと有吉弘行さんの33.5%。歌合戦の勝敗にもリンクする形となりました。


音楽ユニット「YOASOBI」が両組トリ前の佳境に登場。


世界的な大ヒット曲「アイドル」を日本の音楽番組で初歌唱しました。


anoさんら出場歌手、司会の橋本環奈さん、アバンギャルディらスペシャルダンサーとの特別コラボ。


「YOASOBI」が世界トレンド2位(1月1日午前0時=209120件のツイート)となり、トリ級の大反響を呼びました。


テーマは「ボーダレス―超えてつながる大みそか―」。


司会は有吉弘行さん、橋本環奈さん、浜辺美波さん、高瀬耕造アナウンサー(NHK)が務めました。


紅組が2年ぶりに勝利、対戦成績は紅組34勝、白組40勝となりました。


今回は史上初の引き分けの可能性もありました。


44年ぶりに旧ジャニーズ勢が出場せず、放送前から局内外から数字は激しく落ち込むのではないかと危惧する声が多く聞こえていました。


視聴者の年齢層が高いNHKにとって、若い視聴者の獲得は長年の重要な課題。


当初発表された出場者の顔ぶれに、その課題の意識が感じられました。


だが、50代、60代の中高年からは「大半は知らない歌手」という声が多く聞こえました。


前半は、Stray Kids、JO1、NiziU、LE SSERAFIM、SEVENTEEN、後半序盤もMISAMO、NewJeansらK-POPアーティストが多数登場しました。


SNS上では「日本の番組だよね」「日韓歌合戦だね」という声が目立っていました。


グローバルに活躍する人気K-POPアーティストが存在感を示した印象でした。


特に好評だったのは終盤。


YOASOBIが「アイドル」を歌唱する際、日本のアイドルらと一緒に各ユニットが圧巻のダンスを披露し、ステージを盛り上げました。


会場が一体になる雰囲気をかもし出しました。


SNS上では「豪華過ぎコラボ」「豪華競演」「壮観」「鳥肌立った」「ダンスすごい」「『アイドル』最高だった」「豪華すぎ『アイドル』」「つまらなそうと思っていたらYOASOBIのステージですべて吹っ飛び、いい紅白だった」と、絶賛の声であふれました。


若い歌手たちが国を越えて一体となって披露するパフォーマンスに心地よさを感じた中高年も少なくなかったのではでしょうか。


一方、後半には伊藤蘭さんの46年ぶりの紅白にSNSで「最高すぎる」「懐かしい」「平均年齢高い親衛隊から元気もらえる」。


ポケットビスケッツ&ブラックビスケッツの25年ぶりの紅白のパフォーマンスには「胸に刺さり過ぎ」「激熱」「すごく良かった」。


薬師丸ひろ子さんのステージには「歌声すてき」「相変わらずの声量」。


寺尾聰の歌唱には「かっこいい」「たまらん」「最高」「やっぱり昭和の歌はいいな」という声が目立ちました。


数字的には1部、2部ともに最低記録更新となったが、実際に「第74回NHK紅白歌合戦」を見た人のSNS上の声は数字とは逆に好評の声が多かったです。


「期待以上だった」「予想以上」「紅白って面白い」「最初から最後まで見たのは初めて」という声が目立ちました。


全体的には派手な演出がほぼないシンプルな印象。


歌とダンスをしっかり見せる形の影響か、SNSでは「見やすかった」と言う声もありました。


若い視聴者に支持されなければ紅白の将来は厳しいです。


一方でNHKの視聴者層はまだまだ中高年が多いです。


幅広い世代が楽しめるバランスの良さが求められる時代は今後も続きます。


そんな中、出場者の発表の流れは初出場者だけが会見に出席し、その後、特別企画ごとに、懐かしい歌手らが日を変えてさみだれ式に発表されるパターンが長年続いています。


どれだけの視聴者に後から発表される出場者の顔ぶれが浸透しているのだろうか。


最初の出場者発表時にここ数年、中高年からは「大半は知らない歌手」という声が毎年のように聞こえてきます。


その時点で中高年の紅白視聴意欲はどうなのか。


SNSで「期待以上」という声があったように、実際に見れば、世代を超えて楽しめる紅白だとアピールする方法に検討の余地はあるかもしれません。


番組の実施本部長を務めたNHKの矢島良氏は今回の番組について「司会の有吉弘行さん、橋本環奈さん、浜辺美波さんには、息のあった抜群のチームワークと、トークに歌に持ち味を存分に発揮していただき、紅白のステージを大いに盛り上げていただきました。出場歌手の皆さんは、渾身(こんしん)のパフォーマンスで視聴者のみなさんの心をつないでいただきました。いつ聞いても色あせることない曲、魂を揺さぶる力強いダンス、新たな時代の幕開きを感じさせる歌…。NHKホールをメイン会場にスタジオや全国各地の大みそかの様子を中継で交えながら、テレビ放送開始70年の締めくくりにふさわしい紅白歌合戦をお届けできたと思っています。今回の紅白をご覧いただいた方々、応援してくださった方々にあらためて御礼申し上げます。ありがとうございました」などとコメントしました。


NHKの稲葉延雄会長が1月17日、東京・渋谷の同局で定例会見を行い、昨年大みそかの「第74回NHK紅白歌合戦」の視聴率について言及しました。


稲葉会長は「能登半島地震もあり、紅白に関しては遠慮がちに感想おっしゃっていますが、私の周囲にいる人からは新しい形で工夫がされている紅白で楽しかったという声が多かった。財界人の中では、ちっとも面白くなかったという方もいましたけど、多くの方が楽しかったというコメントされる方が多い。そういう直接的に言っていただけるのはうれしい」と見解。


そのうえで、視聴率が過去最低になったことについては、私見として「視聴率はそういった(視聴者の)声とバランスが取れていない。番組のいい、悪いは視聴率というのが指標ではあるけれども、すべてを表しているものではないなという感じはします」と話しました。


さらに「12月31日の夜の人々の過ごし方が前より活動的になっているので、紅白をお茶の間で見るという人たちの割合は減っているんだろうなと思う。一方で、外出中にNHKプラスを見たり、時間をずらして見たり、視聴習慣の変化が視聴率にも出たと思う」とも。


「私としては直接的な視聴者の声のほうが励みになるな」と話しました。


また今後については「紅白はこれまで年末の国民的番組と言われてきたが、私としてはその枠にとどまらない番組になっていると思う。今回のテーマもボーダレス。世界に向けて、世界に届ける、そういう番組になっていくといいなと思っている」と今後に期待も示しました。