<ロッテ0-4オリックス>◇9日◇ZOZOマリン
オリックス・山本由伸投手が昨年6月18日西武戦(ベルーナドーム)以来、自身2度目のノーヒットノーランを達成しました。
プロ野球史上88人目、通算100度目の快挙となりました。
初回、先頭の荻野貴司選手を153km/hのシュートでピッチャーゴロに抑えてスタートすると、わずか7球で3者凡退。
2回も4番ポランコ選手から8球で三者凡退。
3回は先頭の安田尚憲選手に粘られながらも、8球目のフォークでファーストゴロにしとめて3人で終わらせると、4回、5回も次々に打者を打ち取りました。
6回、先頭の安田選手にこの日初めての四球をストレートで与えるも、全く動じる様子はありません。
序盤と全く変わらぬ様子で、再びアウトの山を築くだけ。
8回は3者連続三振と試合を支配しました。
最後のバッターを打ち取ると、山本投手はチームメイトから水をかけられる手荒い祝福を受けました。
山本投手は試合後のお立ち台で「とりあえず3回くらいに意識して、4回にロッカーに戻ったときにラオウさん(杉本)がお前、完全試合意識すんなと。1人ホームランを打って気持ち良くなっていたので。そのせいで四球が出ちゃいました(笑い)」と笑顔で話しました。
勝利数、勝率、防御率でリーグトップに立ってきたが、この日奪三振数でもついにトップに立ちました。
前人未到の3年連続の4冠もぐっと近づいてきたました。
2年連続は1936年、37年の沢村栄治投手(巨人)、1940、41年の亀田忠投手(イーグルス、黒鷲(現存しない))以来、史上3人目、戦後、2リーグ制後は初めて。
複数回の達成は1972年4月29日の巨人戦(広島市民)で3度目を記録した広島・外木場義郎投手以来10人目。
プロ野球通算は8月18日のソフトバンク・石川柊太投手が西武戦(福岡ドーム)で達成したのに続き、100度目となりました。(他にクライマックスシリーズで菅野智之投手(巨人)が記録)
また、山本投手は2度ともアウェーでマークしており、1952年のフランチャイズ制後、アウェーで2度記録したのは山本投手が初めてです。