様々なキャラクターのタレントがひしめく芸能界。
人々に名前を覚えてもらうために、インパクトのある芸名を名乗る人も多いです。
ただ、そんな「芸名使い」の芸能人の本名が、ふとしたタイミングで明かされたこともあります。
ここでは芸能界の第一線で活躍しているタレントたちの「意外な本名」を紹介します。
ミュージシャンのGACKTさんは2017年12月26日更新したブログで、自身が参画する仮想通貨事業を紹介するにあたり、本名が「大城ガクト」であると明かしました。
GACKTさんをめぐっては、ネット上で「岡部学」が本名だとする噂が広がっていたことから、当時は「ガクトの本名ってほんま？」「私の知ってるやつと違うw」と驚きの声が聞かれました。
ロックバンド「X JAPAN」のドラマー・YOSHIKIさんの本名が話題になったのは2021年3月のこと。
公益のために多額の私財を寄付した個人や団体に贈られる「紺綬褒章」の受賞を受け、同月9日の官報にYOSHIKIさんの本名「林佳樹」が掲載されました。
ファンの間では広く知られていた本名だが、当時は紺綬褒章の受賞を受け、「YOSHIKI」ではなくあえて本名で祝福する人もいました。
ダンスボーカルグループ「DA PUMP」のボーカル・ISSAさんは、楽曲「U.S.A.」が注目を浴びていた2018年6月に結婚を自身のブログで発表。
その際、報告文書の名義を本名の「邊土名一茶」で記載していました。
読み方は「へんとな・いっさ」。
おめでたい報告だったが、ネット上では「本名が読めない」「ISSAの本名が邊土名一茶ということに驚いた」と珍しい本名の方に注目が集まってしまいました。
ちなみにISSAさんの弟の名前は「二茶」（にいちぇ）、姉の名前は「茶美」（ちゃみ）で、「里中茶美」の芸名で歌手デビューもしました。
タレントのつるの剛士さんは2022年2月5日に自身のインスタグラムで、日本将棋連盟から発行された免状を公開。
そこにはつるのさんの本名が記載されていたが、「つる」の字は「靍」、あめかんむりの下に「隹」と「鳥」が並んだ珍しい漢字でした。
当時、つるのさん自身も「僕の本名（漢字）硬いっしょ？笑」と、名字について言及していました。
お笑い芸人・なかやまきんに君は2020年1月にインスタグラムで筋トレ歴20年の節目だったという16年のボディビル選手権の写真を投稿。
大会主催者から与えられた表彰状には「中山翔二」の本名が記載されていました。
2021年2月9日の政府官報では、紺綬褒章を受章した歌手の浜崎あゆみさんの名前が掲載されました。
同官報では芸名のない元SMAPの中居正広さんや香取慎吾さんの名前がそのまま記載されていたが、浜崎さんは「あゆみ」ではなく漢字の本名「歩」が書かれていました。
モデル・女優の水原希子さんは2016年1月16日放送の料理番組「新チューボーですよ！」（TBS）に出演した際、自身の本名が「オードリー・希子・ダニエル」だと明かしました。
アメリカ🇺🇸出身で、アメリカ人の父と韓国人の母を持つ水原さん。
外人なのに芸名は日本人名です。
オードリーはファーストネームで希子がミドルネーム、ダニエルがファミリーネームだとし、小学生の頃は「ダニエルさん」と呼ばれていたと話していました。
女優の有村架純さんは2022年11月28日に放送された占いバラエティ番組「突然ですが占ってもいいですか？」（フジテレビ）に出演。
有村さんが占い師から「元々の字画がめちゃくちゃいいの」「必ず幸せを掴むっていうお名前」と言われた際、番組のテロップに「本名：有村架澄」と表示されました。
人気女優優の本名公開は、当時「本名が架澄って初耳なんですけど」「本名が架澄なのめっちゃステキだな～...」と話題になりました。
歌手のきゃりーぱみゅぱみゅさんが2023年10月29日放送の「まつもtoなかい」（フジテレビ）に出演し、本名を明かしました。
トーク開始早々、司会の中居正広さんから「1つだけ最初にお聞きしたいんですけど、きゃりーさんの本名。名字だけ教えてもらえますか？」とお願いされたきゃりーさん。
「みんなが知ってるような名前？」と聞かれると、「上（名字）はそうです。下（名前）は結構珍しい」と説明しました。
松本人志さんから「まったく（芸名）と関係ないの？」と聞かれたきゃりーさんは「入っていて。本名は公開してなかったけど、Perfumeのあ〜ちゃんとすごく仲が良くて、あ〜ちゃんがインスタでバンバン（きゃりーの）本名を言うんで」と話すと、「正式にクレーム入れた方がいい」と松本さん。
「でももういいかなって」と思ったというきゃりーさんは「“きりこ”と言います」と本名を明かしました。
「きりこ→きゃりこ→きゃりー」で「きゃりー」と名付けたというそうです。
漢字で書くと「桐子」で、「結構和風な（名前）」と説明しました。
由来としては、「出産してお母さんが病室で寝てたときに、病院の窓から桐の木が見えて、“悪い虫が付かない、元気な子に育ってほしい”」という願いから名付けられたと説明しました。
珍しい名前で「あんまりお会いしたことない。磯野貴理子さんくらい」ときゃりさんーが話すと、松本さんは「あの人も“貴理”にしたり、“貴理子”に戻したり、ややこしいからね」と笑わせていました。
そして本名をめぐり、たびたび話題を呼んでいるのが歌手・タレントの中川翔子さん。
中川さんは過去に複数回、ツイッターで自身の運転免許証の写真を公開しました。
氏名欄にはいずれも「中川しようこ」と、小さい「ょ」ではなく「よ」が使われた本名が記載されていました。
本名が「しようこ」になったことについて、中川さんは2021年5月26日投稿のYouTube動画の中で理由を説明しています。
当初はバラ🌹好きの両親が薔薇の季節である5月5日生まれの中川さんに「薔子（しょうこ）」と名付けようとしたものの、当時は「薔」の字が常用漢字にも人名漢字にもないため使えませんでした。
そのことを知らず、入院中だった母親に代わり役所に届け出を出しに行った母方の叔母が、窓口の担当者と押し問答になり「もう、じゃあ、ひらがなでいいわ！」と届け出に殴り書き。
その結果「よ」の字が大きくなり、「中川しようこ」で受理されてしまいました。
中川さんは2022年12月21日、ツイッターで「名前ほんとやだ早く改名したい普段忘れてるけど最悪」と不満を漏らしつつ、「けど中川しようこ って画数最強なんだよな、だから放置してるけど」と名前を変えない理由を説明しています。
だが、2023年11月11日に自身のYouTubeチャンネルを更新し、本名を改名することを発表しました。
「超重大なお知らせです。」というタイトルで投稿された動画。
そこで中川さんは「改名しました!」といい、本名「しようこ」から、現在の芸名と同じである「翔子（しょうこ）」に変更すると発表しました。
中川さんは「本当は（しようこが）イヤだったんですよ。それで、結婚したら改名しようと思っていて。それで家庭裁判所まで行って来ました」といい、今年4月に結婚🔔👰🍀したことをふまえて、決断したというそうです。
ローマ字表記で「SHIYOUKO」と記され、そのたびに「SHOKO」と訂正するのが面倒だったことなどを説明しつつ、「よし、休みだ行こうってことで裁判所まで行ってきました」と改名の申請を行ったことを明かしました。
「芸名である中川翔子の『翔子』をもらうことにしました、今の名字と画数がいいんですって。もう20年以上この名前で活動させていただいたので、慣れたわけですよ」と理由を語りました。
また「いつから、プライベートや通称で『翔子』を使っているかを出さなきゃいけなくて。ミスマガジン2002の写真や、ウィキペディアや、NHKの人物録みたいなところをプリントアウトして。日常生活にも支障があるので、そういうことも文章に書いて」と一連の流れを説明しました。
そして11月22日、自身のＸ（旧ツイッター）を更新。
本名の「しようこ」から芸名と同じ「翔子」に改名が認められたことを報告しました。
11月11日に本名を改名すると発表していた中川翔子さんは、「朗報」と切り出し、「家庭裁判所から連絡がきました しようこ から 翔子に名前変更認められました！！」と報告。
「無事に！今日からわたしは しようこ じゃなく 翔子です！！バンザイ！！！中川翔子 として皆様に育ててもらった名前を逆輸入させてもらいました！大切に、生きますありがとうございます」と感激した様子でした。