国民的アニメの放送時間 | 女装男子かなこのブログ

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テレビアニメ「ドラえもん」(テレビ朝日、原作:藤子・F・不二雄)の放送時間といえば、もちろん金曜夜7時から……と思っている方も少なくないはず。


実は、結構前に別の時間帯に移動しているのです。


「ドラえもん」だけではありません。


昔からずっと同じ時間帯に放送されていた国民的アニメであっても「大人」が気づかぬうちに引っ越ししている例が結構あるのです。


今の子供たちと会話の照準をあわせるために、現在の放送時間を一挙、おさらいしましょう。


現在のテレビアニメ「ドラえもん」は毎週土曜日午後5時からの放送です。


2019年、つまりは令和元年から金曜夜でなく土曜の夕方に放送時間がチェンジしたのでした。


「ドラえもん」の放送時間が変わることは今回が初めてのことではなく、1979年4月の放送開始時は日曜朝8時30分から、1980年4月からは日曜朝9時30分から、1981年10月から金曜夜7時のゴールデンタイムに昇格しました。


金曜夜といえば「ドラえもん」→「クレヨンしんちゃん」というアニメタイムを満喫してきた世代の方も多いはずです。


なお、テレビ朝日の宣伝部は現代っ子の忙しさを前提に「週末の方がゆっくり視聴してもらえるのではないか」と説明していました。


さて「ドラえもん」が引っ越しとなるとそのお隣の「クレヨンしんちゃん」(テレビ朝日、原作:臼井儀人)も据え置きというわけにいかず、やはり同じタイミングで引越しをしています。


引っ越し先は土曜午後4時30分から。


やはり「ドラえもん」のお隣ですが、放送順はむしろ「クレしん」→「ドラえもん」となり逆に。


同時に、テレビ朝日系のアニメがゴールデン・プライムタイム(夜7時~11時)から消滅したため、NHK総合及び民放キー局系のゴールデン・プライムタイムのアニメが全滅してしまいました。


これは今の子どもらと喋る際、大きなポイントとなりそうです。


「名探偵コナン」(読売テレビ、原作:青山剛昌)もそうです。


今もなんとなく月曜夜7時30分から放送している気がしてなりませんが、実際はとっくの昔に引っ越し済みで、2009年、10年以上も前に土曜夕方6時放送になっているのです。


同時に、日テレ系のアニメがゴールデン・プライムタイムから消滅しました。


今の大学生くらいの年齢の方からすればむしろ月曜夜に放送されていた事実の方が新鮮でしょう。


また「それいけ!アンパンマン」(日テレ、原作:やなせたかし)はどうでしょう。


「アンパンマン」はローカルセールスによる全国ネットなので、系列局により放送時間が異なります。


関東地方では1988年に月曜夕方5時からの放送枠でスタートして以降、曜日を変えながら午後4時から午後6時の間で放送され続けてきましたが、2016年に毎週金曜午前10時55分放送へ移動。


ついに「午前」への進出を果たしていたのです。


関西地区では読売テレビで月曜午前10時55分、火曜午前10時55分から放送されていたが、今年4月から土曜午前5時30分放送という、子供には見づらい時間になってしまいました。


これは4月から新番組「DayDay.」の放送開始が影響しています。


「DayDay.」の放送時間は月~木曜が午前9時~11時10分、金曜日が午前9時~10時25分です。


金曜日の放送時間が短いのは、関東地区で「アンパンマン」の放送時間を変更させないようにするための措置と思われます。


一部の系列局では、「DayDay.」は月~木曜でも午前10時25分で終了していますが、読売テレビでは午前11時10分までの放送なので、「アンパンマン」の放送時間を変更せざるを得なくなりました。


しかし、金曜午前10時25分~11時30分は通販番組の枠となっており、平日午前に空き枠がなく、やむなく土曜午前5時30分になってしまいました。


また、「アンパンマン」は当初からゴールデンタイムで放送した局はありません。


ここまで国民的アニメの引っ越し時間帯を見てきました。


今のところ「ちびまる子ちゃん」「サザエさん」(フジテレビ)と日曜勢に動きはありません。


「ちびまる子ちゃん」「サザエさん」はともに午後6時台のノンゴールデンの放送です。


ちなみにフジテレビ系のアニメがゴールデン・プライムタイムから消滅したのは2007年で、「ONE PIECE」の放送時間が変更されたためです。


国民的というポジションが見あたらないTBS系のアニメだが、ゴールデン・プライムタイムから消滅したのは1994年と民放キー局系で最も早く、「まんが日本昔ばなし」(毎日放送)の放送時間が土曜日夜7時から変更されたためで、局により放送時間が異なり、一部の系列局では打ち切りとなってしまいました。


ゴールデンタイムから外された後の「まんが日本昔ばなし」は再放送が多くなり、最終的にはフェードアウトのような形で終わってしまいました。


制作局の毎日放送では最も長く、2000年まで放送されました。


「まんが日本昔ばなし」を制作したグループ・タックも2010年に倒産しました。


だが、「気づいたら引っ越していた」なんてことがないように定期的に挨拶しておきたいところです。