放送局の略称 | 女装男子かなこのブログ

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放送局にはそれぞれローマ字で略称がつけられています。


NHKは日本放送協会の略称(Nippon Hoso Kyokai)だが、日本放送協会より前から「NHK」の略称を使用していた民間企業が存在します。


その民間企業とは、大手バネメーカーの日本発条です。

商標(ブランド)名として「NHK」を使った組織は、日本放送協会より日本発条の方が早く、1939年(昭和14年)です。

日本放送協会が「NHK」の名称を使用開始したのは1946年(昭和21年)のことであるが、この際日本発条に許諾を求め、これを認め、現在もそれぞれが使用しています。


一方、民放ではどうでしょうか。


多いパターンとしては次の通りです。

◯BC…地名+Broadcasting(放送)Corporation(会社)
○BS…地名+Broadcasting(放送) System(システム)

◯TV/TV◯…地名+Television(テレビジョン)/もしくはその反対

◯◯R/R◯◯…地名+Radio(ラジオ)/もしくはその反対

K…地名のほか、株式会社の略もある

U…UHFの略


このような法則性に則ってテレビ局の略称がつけられています


◯BCの例としてはABC(朝日放送:Asahi Broadcasting Corporation)、CBC(中部日本放送:Chubu-Nippon Broadcasting Corporation)など、◯BSの例としてはTBS(東京放送:Tokyo Broadcasting System)、MBS(毎日放送:Mainichi Broadcasting System)などがあります 。


上記の4局はいずれも1951年に日本初の民放ラジオ局として予備免許が下りた局です。


TBSは1951年にラジオ東京として開局、1955年にテレビ放送を開始、日本初のテレビ・ラジオ兼営局となりました。


当初はラジオ東京テレビ、またはコールサインのJOKRからKRテレビと呼ばれていました。


1960年に東京放送に社名を変更、翌1961年から略称のTBSを対外呼称に使用することになり、新聞のテレビ・ラジオ欄の表記が今日までつながる「TBSテレビ」「TBSラジオ」になりました。


2009年に持株会社東京放送ホールディングスに移行し、 局は分社化されTBSテレビ、TBSラジオになりました。


2020年に東京放送ホールディングスからTBSホールディングスに社名を変更、「東京放送」の名称が英語の社名及び健康保険組合を除き消滅しました。


朝日放送と毎日放送はともに1959年にラジオ専業からテレビ・ラジオ兼営に移行したが、朝日放送は大阪テレビ(1956年開局)を合併、毎日放送は単独でテレビ・ラジオ兼営に移行しました


朝日放送も毎日放送もテレビ放送の免許を申請していたが、大阪テレビに朝日放送、毎日放送ともに出資していることから、当局はどちらか一方にテレビ放送の免許を与え、もう一方に大阪テレビとの合併を指示しました。


しかし、話し合いではまとまらず、最後はくじ引きで決着がついたといわれるが、この詳細は今もはっきりしません。


しかし、朝日新聞の資本が入った朝日放送は TBS系、毎日新聞の資本が入った毎日放送はテレビ朝日系となったが、TBS系が毎日新聞と、テレビ朝日系が朝日新聞と組んだことで新聞社と放送局の提携関係にねじれが生じ、1975年3月31日にネット交換を行いました。


滋賀県の独立UHF局・びわ湖放送の略称がBBCで、これはイギリスの英国放送協会BBCと同じ略称であり、自局の番組でもよくネタにしています。


◯TVの例としてはNTV(日本テレビ:Nippon Television)、YTV(読売テレビ:Yomiuri Television)、KTV(関西テレビ:Kansai Television)などがあります。

NHKは他に先駆けてテレビ放送の研究を進め、1953年の放送開始を目指していましたが、その独走に待ったをかけたのが、読売新聞社社主の正力松太郎でした。

読売新聞は1951年元日の社告でテレビ放送の開始をぶち上げ、資金調達に乗り出しました。

両者は競い合いながら、1952年に放送予備免許を獲得しました。

翌1953年2月にはNHK、8月には日本初の民放テレビ局、日本テレビも本放送を開始し、日本にとって記念すべきテレビ元年となりました。

日本テレビの社名の読み方は「にほんテレビ」だが、英語表記は「Nippon Television」となっています。


日本テレビは1958年、関西への進出にあたり、その局名を読売テレビとしました。


読売新聞は関西での発刊が第二次大戦後の1951年で、大阪発祥の全国紙の朝日新聞や毎日新聞と比べて発行部数で遅れをとっていたため、テレビとの相乗効果を図ろうとしていたのです。


これが見事に的中し、読売新聞は関西での発行部数ナンバーワンとなりました。


TV◯の例としてはTVO(テレビ大阪)などがありますが、テレビ東京系や独立UHF局によく目につきます。


◯◯R/R◯◯ の例としてはRKB(RKB毎日放送:Radio Kyushu Broadcasting(ラジオ九州))、RCC(中国放送:Radio Chugoku Corporation(ラジオ中国))などがあります。


ラジオ局として開局した後、テレビ・ラジオ兼営に移行した後も変更しないままの局が多いです。


ラジオ専業局の例としてはROK(ラジオ沖縄:Radio Okinawa Kabushikigaisha)、RFC(ラジオ福島:Radio Fukushima Corporation)などがあります。


RF(ラジオ日本)、CRK(ラジオ関西)のRはラジオのRではなくコールサインに由来しています。


なお、ラジオ関西は1990~2000年代の一時期、「AM神戸」の愛称を使用しており、その頃の略称は「AMK」になっていました。


コールサインに由来する略称もあり、主なものとしてはCX(フジテレビ)、EX(テレビ朝日)、TX(テレビ東京)などがあります。


フジテレビのCXの略称は放送業界で慣例的に使われているもので、局が正式に決めたものではありません。


テレビ朝日は1959年に日本教育テレビとして開局、その後1977年に全国朝日放送に社名を変更、この時から「テレビ朝日」の通称を使用、新聞のテレビ欄の表記や制作クレジットも「テレビ朝日」となり、2003年にテレビ朝日と社名を変更しました。


それに合わせて略称もNET(Nihon Educational Television)→ANB(Asahi National Broadcasting)→EXと変わりました。


略称にXを使用している局は他にも東京メトロポリタンテレビジョン(MX)、仙台放送(OX)、新潟テレビ21(UX)があるが、いずれもコールサインに由来しているものです。


一方、L 、P、Zは放送局の略称に使用されていません。


ニッポン放送がコールサインからLFと呼ばれることがあるが、放送業界で慣例的に使われているもので、局が正式に決めたものではありません。


使われていることが少ない文字は、1局しか使われていないものがDとJで、Dは静岡第一テレビ(SDT:Shizuoka Daiichi Television)、Jは四国放送(JRT)のそれぞれ1局のみです。


静岡県では静岡第一テレビが現時点では一番最後に開局した民放テレビ局だが、局名に「第一」が入っています。


四国放送のJRTの略称はコールサインに由来しています。


2局しか使われていない文字がQとWで、Qは琉球朝日放送(QAB:RyuQ Asahi Broadcasting) とTVQ九州(TVQ:TV Qushu)の2局のみです。


先に開局したのはTVQ九州だったが、当初はTXN九州という局名でTVQの略称は使用せず、後に開局した琉球朝日放送が初めて略称にQを使用した放送局となりました。


文化放送がコールサインからQRと呼ばれることがあるが、放送業界で慣例的に使われているもので、局が正式に決めたものではありません。


Wは和歌山県の2局、テレビ和歌山(WTV)と和歌山放送(WBS)の2局のみです。


3局しか使われていない文字がGで、岐阜放送(GBS)、群馬テレビ(GTV)、とちぎテレビ(GYT)の3局のみで、しかもテレビはいずれも独立UHF局です。


とちぎテレビは当初TTV(Tochigi TV) という略称だったが、その後どういうわけかなんの脈絡もないGYTに変更しました。


過去には数字を使用したものもあり、これにはミヤギテレビ(MM34)、新潟テレビ21(NT21)、富山テレビ(T34)がありました。


この数字はいずれもアナログテレビ時代のチャンネル番号に由来するものです。


しかし、地デジ化でミヤギテレビはMMT、新潟テレビ21は UX、富山テレビはBBTにそれぞれ変更したため、現在は略称に数字を使用した放送局はありません。


ミヤギテレビのMMT、新潟テレビ21のUXはコールサインに由来するものだが、富山テレビの BBTは何の脈絡もない略称です。


FMラジオ局ではTOKYO FMがTFMの略称を使用しているが、略称を制定していない局がほとんどです。

短波ラジオ局のラジオNIKKEIも略称を定めていないが、旧社名の日本短波放送(ラジオたんぱ)時代は愛好者の間ではJSB(Japan Short-Wave Broadcasting)と呼ばれていたことがありました。