作曲家・古関裕而が朝ドラに | 女装男子かなこのブログ

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来年2020年前期のNHK連続テレビ小説(通称・朝ドラ)102作目となる作品のタイトルが「エール」に決まり、窪田正孝さんが主演することが決まりました。

主人公は作曲家の古関裕而(1909~1989)で、男性が主人公となります。

ヒロインのイメージが強い朝ドラだが、NHKによると男性主人公は11作目で、玉山鉄二さんが主演の「マッサン」(2014年年後期)以来、約6年ぶりの男優の主演になります。

過去作品では「マッサン」のほか、「走らんか!」(1995年後期)、「凜々と」(1990年前期)、「いちばん太鼓」(1985年後期)、「心はいつもラムネ色」(1984年後期)、「ロマンス」(1984年前期)、「旅路」(1967年)、「たまゆら」(1965年)、「あかつき」(1963年)、そして1作目の「娘と私」(1961年)も男性が主人公でした。

物語の軸となり、鍵になる発明・作品を生み出した人物が男性、というケースは現在放送中の「まんぷく」も該当するが、こちらは主演は福子を演じる安藤サクラさんです。

どちらの視点から描くかによって、主役が男性になるか、女性になるかが決まってくるようです。

制作統括の土屋勝裕氏は「今回、夫婦の物語ではあるんですけど、作曲したご本人を主人公というふうにすることで、戦前、戦中、そして戦後と日本の音楽の歴史というか中心にいた方ですので、日本の昭和史をたどっていくって言った時に、作曲家の目からその時代を見て、という方(ほう)が時代も描ける、ということでは主人公は男性ということがよいのではないかと思いました」と、男性主人公の理由を説明しました。

ヒロインは妻の役ということになりそうですが、2018年度後期の「まんぷく」の安藤サクラさん、2019年度前期「なつぞら」の広瀬すずさん、同後期「スカーレット」の戸田恵梨香さんとキャスティングが続いていて、「エール」は2018年度前期「半分、青い。」で永野芽郁さんが選ばれて以来。4作ぶりの“ヒロインオーディション”開催となります。

ストーリーですが、昭和という激動の時代に、人々の心に寄り添う曲を数々生み出した福島県の作曲家・古関裕而とその妻・金子(きんこ)との物語となります。

作品中に登場する楽曲名は実名になる予定で、また、妻・金子との夫婦愛も描かれます。

古関裕而は福島県の出身。

幼い頃から音楽が大好きで、小学校時代から楽譜が読めたというほどです。

古関の作品を聞いたことがないという人は、おそらくほとんどいないでしょう。

全国高等学校野球選手権大会の大会歌「栄冠は君に輝く」はあまりにも有名です。

阪神タイガースの応援歌・通称「六甲おろし」、読売ジャイアンツの球団歌「巨人軍の歌」(闘魂こめて)、中日ドラゴンズの初代応援歌「ドラゴンズの歌」、1964年の東京オリンピックマーチなどのスポーツ系の楽曲を多く手掛けました。

プロ球団だけなく、早稲田大学の応援歌「紺碧の空」や、慶應義塾大学の「我ぞ覇者」も作曲するなど、多くの球児にエールを送っています。

この功績に対し、出身地の福島などを中心に、古関氏の野球殿堂入りを求める声も上がっています。

昨年11月には日米の野球史に詳しい池井優・慶大名誉教授が「野球に対し、音楽で足跡を残した。殿堂入りは当然ではないか」などと語ってます。
 
スポーツ以外では、戦後は「君の名は」といったラジオドラマの主題歌や「イヨマンテの夜」「モスラの歌」など歌謡曲も古関作品です。

また、変わったところでは、テレビアニメ「ドカベン」の挿入歌「ああ甲子園」も古関作品。

最終回のラストシーンで、弁慶高校に敗れた明訓高校ナインが、負けた翌朝に宿泊する芦屋の旅館から甲子園球場まで明るい表情でランニングするシーンでも使用されていました。