うつ病は「心の風邪」ではない | 雨のち、くもりのち、時々はれ

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先日の、丸岡いずみさんの二冊の本を一気読みしました。


その中で、報道記者や捜査一課貼り付け、現地取材をされてただけあり、必ず確かな裏付けや、読者がわかりやすく、納得できるよう、医師の方の見方も書かれていました。



その中で、私がビックリしたのが、

「うつ病は、『心の風邪』という言葉は、今は使わなくなった」
という事実です。


なぜか、


もともと、この言葉は、患者さんの早期受診を促すために使われていたが、今では、その言い方はよくない、という事になってる。

風邪と聞くと、自分で治せる、2、3日安静にしていれば治る、といった誤解を生むことにもなりかねないから。


患者さんからも「うつ病の最中は地獄の苦しみで、それを風邪だなんて軽い言葉で表現して欲しくない」という声が多かったことも、使わなくなった理由だそう。



私も、鬱がひどくて、寝たきり状態の時の記憶が、何をどうしてたのか、さっぱり思い出せません。

友達の主人も、鬱が酷い時の記憶がないと言っていた。



鬱は、脳の病気というが、

極端にいうと、たとえばその人の体質の中で、胃の粘膜がストレスに反応しやすければ、胃潰瘍として現れ、

ストレスに免疫機能が反応しやすければ、帯状疱疹、
細胞をつくる機能がストレスに反応しやすければ、ガンという症状が現れる、ということ。


と、「極端にいうと」で、精神科の医師が書いてました。




これなら、わかりやすい。



しかし、目に見えないだけに、復帰して体調わるくても、なかなか周囲の理解は無理だと思う。

私も「体調悪いなんか、言ってもらわな、わからへん」て言われ、(同僚に)

一々、他人にどうこう説明するのも、どうかと思うので、平気なフリしますよね。


その辺が難しいところです。