主人が今くらいに着れる、薄手のジャンパーが欲しいから、セール期間中の初日に行ってきました。
前回も今回も、仕事終わり、夕食も食べずに行かないと閉店してしまう

で、いつも残り1時間で、蛍の光
が流れるまで、吟味する私。

狭い店内、最初に帯揚げや帯飾りに使えそうなスカーフを見てから、着物コーナーへ。
今回は小物と名古屋帯目当てで行き、やはり、最初に着物を見てしまう

で、二着ほど羽織り、他のを見てたら、50代後半と思われるおばちゃんも着物見てて、
私に「着物自分で着るの?へぇ〜今時偉いなぁ〜」と。
私「着物着られるんですか?」
「私、美容師やねん」
「あ、なるほど〜」
で、そこからおばちゃんの怒涛のペースに…

「これ、ええんちゃう?
しつけも付いたままやし、この中で一番生地がいいわ。
似合いそう
」

私「うわっ
ほんまや、きれいし、かわいい〜」

私のパーソナルカラーです

おばちゃん、私の後ろに回り、着物を広げ、裄が合うか、合わせてくれる(頼んでないけど
)

で、試着してみる。
「うん、よう似合ってるわ。それ、いいで。
私、ショップ店員違うけど。
洋服にするには、勿体無いから、着物着る人に着てもらった方がいいわ」

「洋裁もされるんですか?」
「うん、着物で服作るねん」
で、その着物を譲ってくれ、次に帯を見始めた私に
「私、ショップ店員違うけど、この着物には、この帯がええんちゃう?
あ、こっちの方がいいわ。

この組み合わせやったら、格も上やし、結婚式とかにも着ていけるから、いいで。
この帯、この着物出した人が、出したんちゃうか?
勿体無ぁ〜、なんでこんなええの出すんやろ。
」

おばちゃんが勧めてくれた帯は、どちらも素晴らしいんですが、袋帯で、格上の場所にはほぼ行かないから、要らないんだけど…
私の買い物カゴの中に、袋帯を入れたおばちゃん

そこへ、60代と思われる、そのおばちゃんの友達が来て、
「やぁ、その帯と着物、ええやんか。
えっ
どっちも3850円




呉服屋で買う値段にしたら、消費税にもならへんやんか
」

30万はするらしい…
「な
勿体無いやろ
せっかく嫁入りに持たせてもらったけど、自分で買ってないし、要らんねやろな



あ、この着物な、いっつもペアで来よる、オバハンらおるやろ?
あの人らが、明日買おうと思って、奥の方に隠しよったわ。」
毎月7日は「和の日(なごみの日)」で、着物半額らしい。
「ほんまぁ、隠しよったん
」

「私、あの人ら、嫌いやから、いっつも前の日に来て、買ってもたるねん

草履も新品いっぱいあったんも、よ〜〜け(たくさん)買ったわ」
「ま、あんた、仕事でも使えるしな。
明日朝一で、並んで買ったらいいやん」
「いいや〜、私は、そんないやらしい事(厚かましい)せ〜へんわ。
そやから、前の日に買うんや」
明日、あの人ら来たら、『あの着物無い
てなるで
」



で、二人のおばちゃん、レジに。
そしたら、レジから数メートル離れてる私に
「ハガキ持ってる〜?
ハガキ持ってたら、着物半額になるねんて

良かったな〜
あ、帯も半額やて
」

「えっ
ほんまですか
ありがとうございます
」



わざわざ聞いてくださったようで、有り難い


ハガキに書いてある説明を確認する主人。
ハガキで、1回だけ半額になるんですね。
で、買った着物→3680円の半額
刺繍がかわいい
あのおばちゃん、一つ紋入れたら格が上がると言ってたけど、これは、付け下げか訪問着という事かな?
生地は、う…む、てろんとした、正絹の輝きや軽さ、柔らかさが無い?
織り方?地模様で、違うのか?
私の小紋は、古い頂きものが多いので、昔の絹と、現代の絹の違いなのかな?
で、おばちゃん、ごめんなさい🙇♀️
名古屋帯買いました
→1650円の半額


多少の使用感と、目立たないシミはあるけど、柔らかくて締めやすかった

(もう少し明るめの色です)
おばちゃんは、秋の帯やな、と言った。
紅葉と色的にも秋なのかな。
あと、帯揚げ二枚→750円×2の半額
もちろん、安いものを。
そして、主人の薄手のジャンパーは、すぐに見つかり、椅子に座ってスマホで時間潰し。
レジ1回半額券を使い、
着物、名古屋帯、帯揚げ二枚、薄手ジャンパー(1650円の半額)で、
合計 3915円
めちゃ安っ


おばちゃん、ありがとう〜〜

着物増やすつもり無かったのに、買ってしまった

古着屋さんで、着物物色する人に初めて会ったんですが、着物買う人で、近所の人は、1日に数回、ほぼ毎日きてるのかな?と思いました。
このお店は、和装類の数は少ない方です。
今日は当たりでした

近所に古着屋さんがあれば、私も休みの日は、ずっと行ってるかもね
