ワインの工程、昔の田舎の家、花畑、動物達を見てまわる。
話した中で、今でも印象に残っているのが、突然手を出し、「僕、自分の手が嫌いやねん。手の平がシワだらけで大きくて、指が太くて短いから」
確かに、手の平は大きかった。
初対面で、自分の嫌いな部分を見せる人って、そういないのではないか

それで、まず、好感度+1

次に、馬見に行ったら、馬が交尾してた

二人の間に気まずい雰囲気が流れ、お互いその場を見て見ぬふりで、スルー

馬の交尾を見た時、「私、この人と結婚するんじゃないか
」と、感じた。

ワイン城の次は、水族館へ
その前に、昼食とることになったんだけど、予定のない、行き当たりバッタリのお出かけなので、ショッピングモールの、マクドで、ランチ。
非常に混んでた。
「すみません、ほんとは、こんなところじゃなく、気の利いた所に行きたかったんですが…」
「いえ、別に、どこでもいいです」
車線変更がややこしかったり、時間的な事もあり、マクドになったんだが、正直、
「私は、この程度の女と判断されたんだ。
まぁ、初回のみの、お付き合いなんだから、返って気を遣わず、ありがたいわ。」
と思った。
昼食後、水族館へ。
ところが、反対車線を走っていた為、Uターンするのだが、なかなか駐車場に入れず、5回は、やり直してたと思う。
私は、「もう、お通夜の時間もあるし、帰りましょう」と言ったのだが、あきらめず、駐車場に無事入れた。
普通は、2回ダメなら、諦めるよね?
恥かきたくないし…
この人、根気強いんだ、恥ずかしいと思われるとかないんだ、何度でもチャレンジするタイプなんだ
で、+1



時間も押し迫ってるのに、最後に喫茶店により、帰ろうとした駐車場の車の中で、電話番号を聞かれ、迷いまくったが、教えたら、彼の電話番号のメモを渡された。
それまで、男性と付き合った事がないので、電話番号の交換の意味が、私に好意を持ったのか、ただの社交事例なのか、判断がつかず、自宅まで送ってもらう。
自宅前の別れ側、「また、電話します、今日はありがとう」と言われた。
彼が、その日は全てお金を出してくれた。
勿論、私は割り勘に、と言ったんだが。
家に帰って、「この、電話番号の紙、かける事もないから、捨てよう」と思ったけど、何となく、可哀想になり、一応棚の奥にしまった。
それから、落ち着いて今日の出来事を振り返って見ると、
男性と二人きり、それも車中で密室、デート中も、緊張して固まってる自分ではなく、二人で会話がなくても、「何か話さなければ!」ではなく、自然体でいれた事
元々断るつもりで会い、結婚する気もなかったから、気を遣う必要もなかったので、冷静に相手が見れて、自分もありのままでいれたんだと思う。
いつの間にか、「又連絡します」を待ってる自分がいて、顔も思い出せないんだけど
(お見合いだけど、写真や履歴書の交換はしなかった)
彼といる時の、心地よい雰囲気だけが、心に残っていた。
1~2週間経って、初めて電話が、かかってきて緊張してるのが伝わった。
「何度か電話しようと思ったけど、迷惑かな?とか、恥ずかしいとか、嫌がられるかな?とか考えて電話できず、でも、思い切って電話しました。」と言っていた。
彼の声も、心地よく、また、会う約束をした。
つづく
連勤続きで疲れ果て、なかなか更新できず、すみませんでした。
それでも、読んでくださり、ありがとうございます
