会う日が決まってからは、私自身落ち着かなく、自分に自信がないし、「やっぱり、断れば良かった」と思ったり…
信頼する先輩主婦の方に、お見合いするけど、自信ない、と言ったら、
「別に会ったから結婚しなければならないではないんやし、気楽に会うだけ会ったらいいねんで。
会ってから考えたらいいから」と。
そりゃそうだわ。と、解り切った事なのに、気持ちが軽くなった。
私は、何でも、先に、先に、考えてしまい、不安材料ばかりが頭を巡り、胃が痛くなることが、いつものパターン。
長年の辛い体験を乗り越えたかもしれないが、ポジティブ思考ができない、思いグセというのは、なかなか治らないみたい。
染み付いているんだね…
いよいよ、当日





気が重い…
超~~緊張





何でもいいや
と、投げやり。

紺のタートルセーターに、薄いグレーの大き目のヒダスカート
母が、「そんな地味な格好で?」と言う。
どうせ、会って断るから何でもいいねん、と、内心思う私。
そして、ご対面~~
私のタイプじゃない、断ろう

が第一印象。
8歳上なので仕方ないが、よれたシャツに、茶系の革ジャン、似合わない黒ぶち眼鏡、身体は肩幅が広くて大きく、体型は、まあまあ?
それに、この日、彼は中古のソアラを買ったばかりで、それで来ていて、おじさん達も、「この日の為に買ったんか
」


彼「そうや
」笑顔

私、完璧に引く……

そ、そこまでして、今日を迎えたんですか

結婚前提のお見合いやもんね、はぁ



冗談が解らない素直な私は、このやり取りを本気で信じてしまった。
後に、彼に聞いたら、たまたま以前から欲しかった中古のソアラを、思い切って買い、おじさんにお披露目した日が初で、何も、お見合いに合わせ買った訳でも何でもなかったのだ

「後はお若い二人で…」と、
彼の車に行くと、ドアを開けてくれ、私が助手席に乗り、ドアを閉めてくれた。
(ヘェ~、気を使ってくれてるんだ、ちょっといい人
)

けどドキドキ(T_T)
彼、「実は、今夜親戚のお通夜に行かないと行けないので、早く帰らないといけなくなり、すみません。」
私、「あ、いえ、いいですよ~。親戚のお通夜なのに、わざわざ今日お時間とってもらってすみません。」
内心、(やった~
早く終わるやん
ラッキ~
)




彼「あんまり、女の子と、デートした事ないから、どんな所に行けばいいのか、解らないので、どこか、行きたい所とかありますか?」
私「いや、別に…お任せします。」
(デートした事ない
うそやろ
)


彼、「そしたら、神戸のワイン城行きますか?」
私、「あ、はい、行った事ないんで、そこでいいですよ。」
彼「良かった~、じゃ、安全運転で行きますね。」
つづく
ちょっと、細かすぎますが、まだまだお見合いデート、続きます。
今回もお読みくださり、ありがとうございます
