まぁ、父が話好き、飲むの好きだから、呼んだりもあるのだけど、母も店が終わって疲れていても、手料理でもてなしていた。
手料理といっても、夫婦や、その兄弟夫婦で海、川に釣りに行った魚とか、たいしたものはないのだが、話し好きな人が集まった。
近所に住む、店のお客さんが、ほとんどなんだけど、その中に私達姉妹も加わり、話ししたり、話の内容から、「お邪魔だな」と思うと私達姉妹は席を外したり。
その中のおじさんが、私に、お見合いの話をしてきた。
断ってもしつこく言うので、一度会って断れば、話を持ってこないだろうと考え、会うことにした。
この、おじさん、男性に対しては見方が厳しい人だなと、私は思っていて、そのおじさんが
「言うべきことは、上司でも、年上でもはっきり言うし、間違った事は言ってない。
優しいし、ただ弟に借金があり、父親は亡くなっていないから、4人兄弟(姉、弟2人)の長男で、お母さんも年金暮らしやから、長男として返してる。
年齢が、きんちゃんより8歳上やから、もし、付き合う気がないなら、彼の為にも、すぐ断ってな。
借金が気になるならやめてもいいけど、親の面倒を見ているから、そんな人なら、家族を大切にしてくれると思う」
と、言われた。
その時、そのおじさんの幼なじみのおじさんも一緒にいて、その人の見る目も、私は信用していて、そんな二人がいい人というから…と、いうのもあった。
実は、私は(両親も)信仰を持っていて、私の結婚の第一条件が、同じ信仰をしている人、
というのがずっとあり、彼と彼の母が同じ信仰をしていた。
以前の記事に書いたように、
結婚する気は全くなかったのだが、私の意識を変えたのは、実は「プラトニックラブ」の彼だ。
彼、8歳上の人と結婚し、色んな苦難を夫婦で乗り越えてきた話しを聞いて
(彼の父親が、うちの店のお客さん)
結婚もいいかもしれない。
夫婦二人で乗り越えるのも悪くないな。
と、思い始めた頃で、でもまだ学校も行ってるし、結婚する気は毛頭なかった。
ただ、結婚するなら、

(後々ややこしくならない為に)

(顔の火傷も含め)


そして、年末も押し迫った頃に、おじさん二人を介して会うことになった。
もちろん、私は、一度会って断ればいいや、という安易な理由で。
それが運命の出会いになろうとは…
つづく
今回もお読みくださり、ありがとうございます
