集団予防接種に行った時、私だけ質問が長かった。
回りの母親達から、好奇の眼差しで見られた事。
今でも両親に感謝しているのは、顔半分に火傷を負った私を、恥ずかしいとは思わず、隠そうとせず、堂々とさらしてくれた事。
確かに、好奇の眼差しで見られる事は辛かったし、何も解らない子供ならまだしも、なんで大人が?!と、思ってた。
両親が私を隠そうと育てていたなら、今、私は生きていないと思う。
保育園、幼稚園の頃、男女二例に並んで、手をつないで遠足に行くのだけど、気持ち悪がられてつないでもらえず、「お化け」「汚い、うつる」と言われ、弁当一緒に食べる子もいなかった。
女の子からはいじめは無かったような….(うろ覚え)、男の子からはそんなだったな。
保育園の頃の初恋も、無残に砕け散ったね。(苦笑)
その頃から「私はみんなと違うのかな?」と、感じ初めてたと思う。
父は絵を描くのが趣味で、私も父の絵は好き。
その遺伝子を受け継ぎ、私も絵を描くのが楽しい園児だった。
幼稚園の頃、写生で木を描いて皆の前で先生に褒められた。
「ほら見て、木の模様まで上手に描けてるよ~」と。
中学の頃「自分とは?自分探し」をしていて、カウンセラーの方の本を読んだら、「木」を描くと、心の心理が解るらしい。
なんと、このぐるぐる、「心の傷」を表し、大きければ大きい程、心の傷は深く、数が多い程、心の傷がたくさんあるんだって。
私は、真ん中に、大きいぐるぐる、回りに数個、小さいぐるぐる描いてた。
心の傷は大きいんだ、と解って、ショックと、納得した変な気持ちは、今でもはっきり覚えている。
つづく
今日も読んで下さりありがとうございます。