前回ご紹介した、ベルゲパンターの砲塔、ダミー固定、衝撃の事実。

 

 

何気なく、本当に何気なく英語の考証派サイトを探っていたら、出てきました。

ベルゲパンター4号戦車

前にご紹介した、第653重駆逐戦車大隊のサブコマンダー的な位置づけの車輌。

5号パンターと、4号のキマイラになる過程もリサーチされている素晴らしい作例サイトです。

 

模型製作の視点ではなく、ちゃんとした大学の博士号を持つ戦史の視点からの考察になるので、私の様な自称考証派の情報なんかより余程正確性が高いと考えられます。

 

びっくりすることに、コマンダーとしての機能を優先する為に、この車輌の戦車砲がダミーだと言うのです!

タレットはボルト留めされ、旋回すらしません。

 

考証の素晴らしさだけではなく、タレットのシュツェルンという防盾を着けたまま、どうやってこの迷彩塗装をしているのだろう・・・技術も素晴らしい。

 

あ、流石に取り外して塗装しているか(笑)

 

ただ無知の人間が資料を読みあさるより、纏めていただいているサイトの方が、素人にとってみると、大変ありがたく思います。
 
ボディがソ連製T34の、FlakPanzer-T34の解説もなされています。
ドイツ軍T34弾薬輸送車輌の解説もあります。
悲しくも、第653重駆逐戦車大隊のエレファントが、どのようにして失われていったのかも簡潔に述べられています。燃料が尽きて爆破処理された車輌、故障により爆破処理された車輌、重さから橋を渡れずに爆破処理された車輌。
 
ウクライナ戦線から撤退するにあたり、60%の車輌喪失は、自爆処理だったことが記載されており、あずなぶるのエレファントリサーチと一致します。
 
ベルリン攻防戦では、アウグスト広場で戦闘終了後に撮影されたエレファントの写真もけいさいされています。この記事でも最後まで戦い抜いたことが記載されています。
 
資料としての一見の価値はあるかと思います。
 
そして、本日は、モソンショー2019というマジャール人の模型展示会のご紹介です。
ご存じの通り、マジャール人は、元々満州に居た匈奴という民族で、古代中国が万里の長城で侵攻を防ぎ、何度も繰り返し討伐を行ったことで、西へ西へと移動していき、スラブ人の居住区を圧迫し、ドイツ民族を攻撃し、驚いたドイツ民族がローマ帝国に西暦375年に移動を初めて西ローマ帝国が滅亡する、という切っ掛けを作った民族です。
 
マジャール人フン族のアッティラ大王に率いられたフン族が、住んだ土地(英語でガイア、イタリア語でガリア)は、フンの土地ガリアと呼ばれ、今はハンガリーとなっています。
我々日本人と同じ東洋系の黄色民族です。
ハンガリーは2度訪れていますが、マジャール人は皆日本語がお上手です。文法が同じだから、ということもありますが・・。
 
一応蘊蓄はここまでで、あずなぶるは、模型の展示会なるものへ行ったことがありません。
 
ですから、こんな素晴らしい展示会があるのであれば、自分の目で見てみたいと心底思います。
 
隼、零戦、95式艦戦、97式、百式、2式水戦、などなど飛行機モデルが超絶!
ロシア機が多いのは、旧共産党政権からの馴染なのかも知れません。
 
驚きはAFV。
ここまで作るんだ・・・とため息。
3時間の長い紹介になりますが、1つ1つの紹介は数秒です。
 
これだけの巨大な展示会が成立するハンガリーが羨ましい。
 
では、目についたものをご紹介ですが、全てを見ていないので本当にいくつか。
F-16 ポーランド空軍?ですよね?
 
メッサーシュミット262 ドイツ軍1944
人が居るだけでドラマが見えます。
機動戦士ガンダムに北本橘花という子どもが登場しますが、帝國海軍の橘花のオマージュだそうです。
 
アルバトロス ハンガリー空軍
あまりにマイナー過ぎて珍しいので。
 
アハ・・
 
アハハハハ
 
桜花 大日本帝國海軍1945
最大速度は、人間が乗る唯一の音速越えの事実上の有人による誘導ミサイル。
戦果は、駆逐艦マナート・L。エベールだったかな?をたった1発で木っ端みじんに撃沈のみ。一式陸攻にぶらさげられた状態でほとんど撃墜されてしまっているもの。
 
アハ・・
 
アハハハ
 
? ドイツ軍
 
1式 大日本帝国陸軍1943
 
スピットファイア? ロイヤルネイヴィー
 
0式 大日本帝国海軍1943年 赤城の一航戦ですね。
 
百式 大日本帝国海軍1943年
プロモデラー大ちゃんさんが依頼で今作っているもの。【最初誤って月光を掲載してましたので、百式に訂正してます】
Zガンダムでモビルスーツの名称にパクられました。
 
凄すぎる・・・
 
ベルリン1945 ベルリンのケーニッヒス・ティーガーは、作例のタレットのように濃緑色がベースになりますが、車体がデザートイエローです。こんなコンパチも多かったのかも知れません。
 
シャーマンのフロントアートも申ことながら、T34/80の炎上残骸感はどうやって塗装表現しているのでしょう??マシーネンにも応用できそうです。
 
1/72のエレファントだそうで。全然ミニキットに見えません。同じDORAGONのキットを先日もご紹介の通り購入しました。ちなみにこのタレット番号だと、第653重戦車駆逐大隊の1944年6月のレンベルク以降の表現と思われます。
 
ズゥメリット・コーティング(ツィメリットのこと)の剥離表現はこうして行うんだ、との手本ですね。
グレーとまではリサーチできたのですが・・・
 
シャーマン アメリカ陸軍
 
これは知ってる!マーク1? ロイアルアーミー
 
マウスと、ソ連のIS-2。マウスじゃなくて、IS-2の方に焦点を合わせられたので、マウスはこれが最大。IS-2の作り込みが異常。
 
アルデンヌ1943 ケーニッヒス・ティーガー
このキットも手に入れました。
 
ベルリン1945 暗視装置を世界で初めて付けた第9軍ゼーロゥ高地に配備された車輛。だったと思う。
 
東京はお台場に設置されていたもの。28サンチ榴弾砲 大日本帝国陸軍1904年
これをリャオトン半島に持ち出して、無知無能な乃木希典が攻めあぐねていた二百三高地は、即効陥落。
 
飛行機は、1/72や、1/144のミニモデルも多く、ヴァリエーションが多すぎて殆ど知らないものでした。
AFVも同じく、1/72や1/144まで多彩なラインナップでした。
 
ちょっと現用車輛が少ない感じもします。
 
疲れたので以上てへぺろ
この展示会の次回紹介はマシーネン。
凄いですよ。