はじめに
ところで、帝都防空戦といったらやはり飛来するB-29を迎撃するために出撃した空の猛者達を想起することができます。
中には墳進爆弾(ロケット弾のこと)でまとめて数機のB-29を撃墜することを主張するエースも現れます。
終戦時にも命令に従わないで武装解除を拒否した厚木航空隊などが有名で、自分たちは負けているつもりはなかった、と本気で思っているほど優位に戦闘をしており、熟練エースパイロット達の駆る戦闘機による迎撃は、アメリカ軍にとって大変な脅威でありました。
そんな厚木航空隊には局地戦闘機雷電が配備されており、終戦間際の帝都防衛戦の要となっていました(そこで没収された雷電がアメリカで静態保存されています)。
雷電。
言わずと知れた「 堀越二郎 」技師の傑作戦闘機です。
日本軍からは評判は良くありませんでしたが、鹵獲したアメリカ軍がテストしてところ、オクタン価の高い燃料を搭載した雷電は恐ろしい性能を示しました。
高度5,060m の高高度で 671km/h
地上から6,100mまでの上昇速度、僅か310秒
そんな雷電ですが、大村基地にも配備され、九州の空を守りました。
第352海軍航空隊20番機。青木 義博 中尉を代表とする猛者がこの機体に乗り、主に北九州の空を守りました。
そんな352空の20番機、f-toysで食玩ですが、海洋堂1/144 雷電21型をサクッと作りました。
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今朝未明。
花粉症により朝方寝つきが悪くなり、面倒なので起床したところ、気温が-2度。
滅茶苦茶寒い。
何かしようと思って以前から気にしていた雷電12型を取り出してみて組み立てを始めます。
定番のコクピットから。
僅か1cm四方の大きさですが、計器類や両脇のスイッチ類などが丁寧にモールドされています。
そしていつものごとく経過写真も撮らずに、いきなり組みあがり。
でもデカール貼りに苦戦です。
古いからなのか、デカールが直ぐバラバラになります。
ここはパンツァー・ツヴァイの経験を生かして、このままでは終わりません。
見事リカバリーできました。
良かった・・・
デカールがやはり厚いので、モールドに馴染みにくいところも苦労するところです。
そして空も白み始めたころ、いきなり完成。
朝日が眩しい。
胴体がとても太く、ブサ可愛い感じがします。
同じ時期に開発された、二式水戦の後継機、水戦「強風」にも同じ発想が採用されています。
↑は、1/144 同じく海洋堂の 水上戦闘機「 強風 」です。
これが殊の外好評で、
こんな感じで試作されて、この機体が紫電、紫電改へとなっていきます。
初雷電、完成画像です。
すみません、掲載してから気付きましたが増槽がブレてますね。
修理ば必要です。
やはりレシプロ機はこの位置からの眺めが最高です。
リタッチもろくにせず、組み立てただけですが、こんなにサクッと精密なものが出来るので、1/44航空機シリーズ(旧海軍機だけですが)はコレクションに嵌ってます。
そして無事に朝出発。
本日は、家族で英検2次試験ばお祭りでした
そげな感じ。