望診(ボウシン)とは、目で見るだけで
診断するという方法のようです。
東洋医学概論という教科書でサラっと
説明されておりました。
因みにですが、ネット空間で開陳されている
いわゆる「東洋医学的知識」は、大概この
東洋医学概論の丸写しみたいなものです。
面白いのは面白いのですが、どこまで現実に
則しているかははなはだ疑問と言いますか、
術者が絶世の名人レベルに達していることが大前提に
なっているような内容と言いますか…おもしろ雑学知識
程度に捉えておくのが私達普通人にはちょうど良いと思います。
さて、先の記事で書きましたように私は眺めることで
なんとなく読み取れるものがある…というレベルに現在おります。
ですので、当院では施術が終了し着替えていただき、
お会計のときにザっと全身を眺めます。
これを勝手に「望診」と呼んでいます。
ここで『スッとからだが通っている』と感じたらOK。
逆に滞りを感じたら、詰まっていると思われる個所を擦ります。
これでだいたい通りが良くなります。
「へ~、なんか軽くなりますね、なにコレ?」
と訊かれたりしますが、まあ、それは私もよく分からないので
「おまじないです」
と答えたりしております。