鍼灸学校の修学旅行は北京でした。
現地の大学病院での研修の中に『気功』がありました。
私の掌に気功師の先生が手をかざしてくると、モワ〜っとした温かさと弾力を感じました。
その頃すでに気感があった私は「あ、はいはい、感じます感じます」と思いました。「まぁ、こういうもんですよね」と。
研修後、ある同級生と話したところ
「あれ、気持ち悪かったよね〜〜…」
と言われ、当時の私は「?」でした。
「ああいうさ、自分の中で無理矢理作り出した気って、もう汚れててネトネトしてるから。あれは汚れた油みたいなものだよね。私、ああいうの苦手…」
とのこと。
その後また別の機会に日本人の気功師の方から
「人間が踏ん張って無理矢理発する気はダメ。そういうのは不純で汚れてる。気は自然から取り込むもので、そういう天然の気はサラサラです」
と言われました。
先日、胃がんの手術(胃を2/3切除)したばかりの方に指圧マッサージ施術をしました。
仰向けで上腹部に軽く掌圧をしますと、指に少し冷たいような気持ち悪い何かが絡みついてくる感触がありました。
こんな言葉はないと思いますが、生温かいならぬ『生冷たい』と感じました。冷たいというよりはむしろ湿っぽいの方が近いかも知れません。細くて湿っぽいヒモが何本もまとわりついて来るような感触で実に不快な手応えでした。
ネトネト、不純で汚れている……
ああ、なんかこれのことかな、この感覚かな、と思いました。
ゆっくり丁寧に掌圧(鈴木林三先生の技を常に頭に描いてやっております)していると、やがてソレが薄くなって行きました。
施術を終えて帰宅すると猛烈にダルくなり、そして寝落ちしてしまいました。
施術前までは元気いっぱいだったのに、です。
いわゆる『もらってしまう』が起きたのかなと思います。
私はもらっても払うのが早いので、2時間ほど倒れていたらだいたい抜けて、起きてちょっと動いたらほぼ払えました。
払いの一環として急にトイレに行きたくなることもありますが、この日はまだ少し残っていたのか、夜遅くなってからそれも起きました。