当院では中学生以下の子は「子供」と分類している。
高校生もまだ微妙な年齢なので、注意しながら施術する。
子供はとても敏感であるから、少し間違うと「やり過ぎ」
になりかねない。少しずつ様子を見ながら施術を進めて行く
ことが肝要である。
また敏感な分、効きも早い。
軽い刺激、少ない刺激量で効果が出るものである。
これまでに子供の施術を行った人数は数人であり
多いとは言えない。
ただ全員、問題解決に至らせることは出来た。
医師から手術を宣告されていたのを回避できたケースも
2例ある。鼻と膝の問題であった。
子供で謎の不調を起こす子には特徴がある。
東洋医学的に言うなら『腎虚』のタイプである。
具体的には
・冷えている(肌色が良くない)
褐色っぽかったり、鶏肉の皮をむいたときの青赤い感じの色
だったりする。
・身体に歪みがある
・神経質である
というのは共通項である。
知人の小学生の子供の相談を電話で受けたことがあるが
上記の特徴がないかを尋ねたところ、全て的中していた。
施術法は腎虚なのでゆったり本治法をかけてあげれば良い。
左腎経・右肺経で69難の本治法をかければ、下肢長のズレなどが
すぐに戻る。鍼が使えない子にはチタンテープなどの貼り物でも
良いと思う。
合わせてお腹や背中への撫擦などをしてあげると良い。
子供は気の塊のようなところがあり、とにかく反応が良い。
なのであまり回数は掛からないし、一度回復するとそのまま
安定するという印象を持っている。