クロイソスはリディアの王であり莫大な富で有名でした。
当時は世界一裕福と言われるほど。
紀元前 560 年から 547 年まで統治したクロイソスですが、
王都は、現在のトルコ中部、パクトロス川沿いのサルディス市でした。
ちなみに、
ペルシャ帝国に侵略されてクロイソス王は
リディア帝国最後の王となりました。
クロイソス王が有名なのはリディア帝国の最後の王としてではなく、
世界で初めて純銀と純金のコインを導入したことです。
エレクトラム (金と銀) は、
金と銀の正確な量(割合)がさまざまであるため、
コインの正確な値を決定することが困難でした.。
下記はエレクトラム金貨:
クロイソス王は、純金と純銀で硬貨を鋳造することでこの問題を解決しました。
表側にはライオンと雄牛が面しているのに対し、
世界で最も初期の硬貨の1つです。
純金、純銀で鋳造することで
一定の価値を担保し、
通貨としての信頼を築いた。
クロイソス王がとても賢い王であった証でしょう。