自分のお金を引き出すにも税金がかかる時代到来 | KINBAI 〜アンティーク/近代金貨のお店〜

KINBAI 〜アンティーク/近代金貨のお店〜

最高の1枚をお求め下さい。

財政危機に直面しているギリシャがこのほど現金引き出しに税金をかけるプランを発表しました。なんとそれで年間1180万ユーロの税収を見込んでいるようです。
内容はATMで現金を引き出す際には1ユーロ、1000ユーロ以上の送金にも1ユーロ税金を課すというもの。ただし、銀行口座への預金については税金はかからないとしています。なんで自分のお金を引き出すのに税金をとられないといけないのか!!って思いますけど、財政危機のギリシャではもう最後の手段なのでしょうか…

すでに財政危機のギリシャでは多くの国民が銀行からすべての預金を下ろすという混乱がおき、280億ユーロが銀行から引き出されました。その結果銀行の収益は落ち込み過去 10年で最低の業績となってます。またこんなものが施行されるとなると、その前に駆け込みで引き出す人も増えることから短期的にはさらに業績が落ち込む事は、容易に予想されます。

国の財政問題、国民に一定負担を強いるのは仕方のないことですが、自分のお金を銀行に安心して預けられないなんて何かが完全におかしくなってしまっていますね。 富裕層は、やはり海外口座、オフショア口座を活用したり、それこそ金、銀などの現物投資などで資産の確保をしている事でしょう。 結局、しわ寄せはいつも選択肢のない一般国民にまわってきますね。

もちろん日本とギリシャでは違いますが、今の世の中何が起きるかわかりません。 預金に対する管理、課税を考えると資産を金貨などの現物投資に動かしておくのはリスク分散としてとても意味のある事ではないでしょうか。