Kinasseの店長日記 ~ワインの素人、ワインを知ろうと~ -30ページ目

有り難い人生。

今のところ、バンクーバーはモーグル女子だけ観ています。

上村愛子さんが4位に終わったあと、シャワーを浴びながら軽く涙…。

そしてまた、競技後のブログを読んで涙…。

ブログからの引用になりますが、
愛子さんの友人が愛子さんに掛けた言葉にハッ!としました。

難題のない人生は『無難な人生』
難題のある人生は『有り難い人生』


なんて素晴らしい言葉なんだろう…。

なにも、日の丸を背負っているスター選手だけの話じゃなくて、
僕達だって、自分の人生・自分の物語では、自分が主役。

願わくば、自分も後者のような人生を歩いて行きたいと強く思いました。

良店計画。

無印良品が目指していることを知っていますか?

「これがいい!」という強い嗜好性を誘う商品づくりではなく、
「これでいい。」という理性的な満足感を持ってもらうこと。

驚くべきことに、「が」ではなく「で」なんです。

この「で」の水準をできるだけ高めていくことに無印良品は注力されています。

(詳しくは、こちらのサイトで)

僕はこの考え方にものすごく共感し、
無印良品のような考え方の飲食店を作りたいとずっと思っていました。

先日も有楽町本店に、用事もないのに行ってきました。
ここに来ると、なんだか心が洗われる気がします。

今、飲食業は、本当に難しいところにきています。
ありとあらゆる業態が出尽くし、どんどん洗練されてきています。

一流の料理人さんのいるお店や、一流の素材を使ったお店もあれば、
はたまた、一見、奇を衒ったようにも見える、過度にコンセプトを重視したお店も。
ちょっとやそっとじゃ、もう誰も驚かないし。

ブログなどのCGMが普及し、一億総評論家時代を迎えた今、
あるいは「話題性のあるお店」が求められているのかもしれません。

もしくは「今日は○○が食べたい!」と思うような業態。
例えば「焼肉」でも「ピッツァ」でも「お好み焼き」でも何でもいいんですけど、
そういう想起されやすい食べ物は、外食先の候補として選択肢に入りやすいですし。

では、そのどれにも当てはまらない、
僕等のようなお店が目指すべきところはどこなのか?

それが、妙に無印良品の考え方に合致したと言うか・・・。

「今日、どうする?」
「Kinasseでいいんじゃない?」

結局は、こんな感じで、いいと思ったんですね。

なんかよくわからないけど、居心地がよくてなぜか行ってしまう、的な。

僕にとっては笹塚の『キャンティ』なんかがまさにそれです。

正直、キャンティより美味いイタリアンはたくさんありますが、
キャンティより頻繁に利用しているイタリアンは、ありません。

要するに、コミュニケーションの場ですね。
「酒飲みにとってのカフェみたいなもの」と言えばわかりやすい?

ただ、うちがちょっとだけ他のお店と違うのは、
そこにコミュニケーションのきっかけをほんのちょっとプラスしていること。

「これがいい!」ではちょっと勝負できそうにないし、
そういう素晴らしいお店は既に沢山あるし。

じゃあ、新しく自分達がお店をやる意味って何よ?って考えた時に、
無印良品みたいなスタンス・ポジションのお店になれたらいいなぁ…、と。
(ああいう内装・デザインのお店と言う意味ではありません)

もちろん、「で」の質を妥協せずに高め続けていかなければ、
ただの怠慢なお店になってしまいますので、
そこは常にカイゼンし続ける努力と覚悟が必要ですし、
誰かにとっての「Kinasseがいい!」になれれば、こんなに嬉しいことはありません。

まだまだオープンから9ヶ月弱。
襟を正して、当たり前のことを当たり前に、
やれることを一生懸命頑張っていきたいと思います!

では、そろそろ掃除に掛かるとしますッ!!!!!

仕事は、サッカーだ!

ときどき、仕事って、サッカーに似ているなぁ…と思います。

サッカーって、
①試合じゃない時の努力がかなり重要
②試合中は、ボールを持ってない時の動きも非常に重要
なスポーツなんです。

(※①はどんなスポーツにも当てはまりますが)

つまり、
「試合中にボール際で良いパフォーマンスをすることだけが全てではない」
わけです。

お店で言えば、営業時間(試合)は、たったの6~7時間。
何の仕事でもそうですが、
そこだけ頑張っていれば、よい結果が出るわけがないですよね。
当然、バックグラウンドがあってこそ、万全の態勢で試合に臨めるわけです。

日が落ちるまでがむしゃらにボールを追いかけていた10代の頃、
練習や試合のない時でも、時間を見つけては自主練をやっていました。

今は時間さえあれば、新しいワインを探したり、
どうすればお店がよくなるのかを、四六時中、考えている自分がいます。
休日には、流行っているお店や、気になっているお店に食事しに行ったり…。

このあたりは、優れたプレーを積極的に見て研究するのに似ていますね。
まぁ、なかなか好きじゃなければできませんが。

ちなみに、僕のお店での仕事の大半は「掃除」と「磨くこと」です。
これはグランドにトンボをかけ、ボールを磨くのに似ていると思います。
心が洗われる気持ちがするので、こういう退屈にみえる作業も僕は好きです。

営業中(試合中)の話で言えば、
僕はお客さんが誰もいない時(ボールを持っていない時?)は、
ひたすらにグラスやカトラリーを磨いています。
そうすれば、いつか必ず良いパスが来ると思っています。

そうそう、サッカーは11人だけでするものじゃありませんよね。
控え選手を含め、監督やコーチやマネージャー、トレーナーなどなど…。
たくさんの人達がいて、はじめてのチーム。
チームの運営にはかなりの人手と労力が必要とされます。

このあたりを、うちなんかは2人で全部やっていることになります。
考えてみたら、最近、1日の半分以上はお店にいます。
どうすれば上手くなれるのか、どうすれば試合に勝てるのか、で夢中な毎日。
でも、ハッキリ言って、超楽しいです!!

…と、ここまで書いていて、

あれ?

お客さんは、対戦相手?サポーター??

どっちなのかわからなくなってきました。

いやいや、お客さんとの真剣勝負だという意味では、対戦相手ですが、
お客さんを喜ばせるという意味では、サポーターに間違いありません!
サポーターの声援を受けて、選手は頑張れるわけですしね!

Kinasseがどういう試合をするのか、見にいらして下さい!
美しいフットボールを見せられるよう、
日々頑張っておりますので、応援、お願い致します♪

(※店のスタッフが主役という意味ではありません。あくまでメタファーです)

ギルド。

どんなお店を作りたいのかナイフとフォーク

いろんな切り口があるので一概には言えませんが、
僕はギルドみたいなお店が作れたらいいな、と思っていましたドクロ

ギルドって言うと元々は「組合」的な意味合いだけど、
別に馴染み客ばかりの閉鎖的なお店にしたいわけではなくって。

ここで言うギルドってのは、
僕と同い年くらいの男の子ならわかるかも知れないけど、
ファイナルファンタジーとかサガあたりのゲームに出てくる、
盗賊ギルドとかアサシンギルドみたいなイメージ?

伝わらないなぁ、これじゃ…あせる

ちょっと女の子にはわからないかもですが、そんな雰囲気のお店で、
夜な夜な、ワインをワイワイ飲んでる姿っていいなー、と…ワイン

ほら、ワンピースにも出てきそう!海賊の溜まり場みたいなべーっだ!

んー、やっぱしうまく説明できませんけど、
ちょうどKinasseは地下の物件だし、
お寿司屋さんをぶっ壊したら、いい感じのテクスチャーが出てきたので、
ああ!これはいい!と思って好き勝手に作っていきました。

で、今はこんな内装に。
狙って作れる雰囲気じゃないので、これはちょっと自慢ですにひひ

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ここから、もうちょっと小物で手を加えていくつもりチョキ

かなりハードで男性的な感じだと思うんですけど、
何故か女性のお客様が割合的には非常に多くて、
「オシャレ!」と言っていただけるのが不思議ですが…とってもウレシイニコニコ

あ、ちなみに僕の大好きなお店は、

京都のカフェ「アンデパンダン」と、
今はなき吉祥寺のカフェ「floor」です。

この2軒に受けた影響は、かなり多大。

いつか、Kinasseも誰かにとってのそんな存在になれたらいいなぁ…音譜

自然派って、何ですか?

ビオワインとか自然派とか。正直、よくわかりませんよね?

減農薬?無農薬?有機栽培?酸化防止剤無添加?

自然派って一口に言っても、
ビオディナミもあればビオロジックやリュットリゾネもあるわけで…。

でも、なんだかよくわからないんだけど、
「自然派」って言葉でくくると妙にしっくりきたりワイン

「森ガール」みたいなもの?(笑)

自然派、気になりませんか?気になりますよね??

自然派が気になる方、是非ともKinasseにお越しください!

「わかりやすく、カワイくて、うまい!」

ってところをセレクトして、リーズナボーにご用意しておりますチョキ

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