[1938]私たちの定例会は盛況に終わりました。あとは最新の情報。
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5月29日(日)の私たち学問道場の定例会(講演会)は、御蔭様で400人の会員を集めて盛況のうちに無事終わりました。あれから5日たってようやく、このようにご報告できます。急いで DVDに仕上げますので定例会に参加できなかった人たちはお待ちください。
私は、定例会で、トランプの真似をして5時間、大いに気勢を揚げた。そのせいで、そのあとまた、体調が悪くなってグッタリしていた。年を取るとほんとうに体が思うように動かなくなる。
今、書いている本は、書名を改名して、『トランプ大統領のアメリカの新時代』にしたかった。
が、それよりは一歩手前の『トランプ大統領 と アメリカの真実(をえぐり出す)』で、目下(もっか)どんどん原稿を仕上げている。
なんとか7月の頭には本屋に並ぶように気力を振り絞って書いている。乞うご期待。
日本は、焦点ボケのような国になっている。
指導者(首相)が、元気なさそうに、「消費税増税を延期します」(6月1日、午後6時)と しょんぼりと言うような国だ。
それを叱りつける勢力がいない。
金持ち、自営業者は、さらに2%の消費税分を自分の懐(ふところ)から直接取られるのが、2年半先に延期されたので、確かに有り難いと、と感じる。私も自営業者だから分かる。サラリーマン(労働者階級)には分からない。
このことが多くの国民には何の感想もない。
貧乏がさらに続いてゆくだけの、情けない哀れな国だ。
一番、いけないのは、今の指導者層の、アメリカべったりで、おカネを奪い取られるだけ取られて、何一つ文句も言えない。アメリカの言いなりになることしか脳(のう)がない、哀れな態度だ。
低能(安倍晋三)と 暴力団(森喜朗、もりよしろう。オリンピック利権をすべて握っている。こいつが怒って舛添要一都知事を叩き潰しつつある。)が政治をやっている情けない国だ。
それと日本のメディア(テレビ、新聞)が、中国やロシアの経済停滞を報道することばっかりに終始して、自分たちの足元の、自分たち自身の国の経済の、この、あまりにもヒドイ現状を冷静に報道する能力も見識も自覚もないことだ。
皆(みな)洗脳されたままの奴隷たちだ。
オバマ大統領の広島演説を、勝手に持ち上げる、今や死にかけている日本の反戦平和勢力の古い世代の、生き残りたちがいる。
オバマにしてみれば、もうすぐ終わってしまう自分の政権の自分の業績を遺産(レガシー)として残すことだけが目標だ。
広島なんかただの、世界向けの象徴的な見世物だ。
広島と長崎の、原爆病院で、100歳を超して、いっぱい並んで、今も元気で生きている被爆者たち、というのは、どういう人間たちだ。
こういうことは、「絶対に」言ってはいけないのか。
私、副島隆彦だけは、言うぞ。皆が隠す、この世の真実を 公然と言うことしか他に、私が、この世に生まれてきた理由はない。
原爆投下の一瞬の 爆発で、閃光(せんこう)を浴びました、と証言するが、ケロイドになっている肌は、爆風の熱を浴びたからであって、放射能の放射線の被害、というものではない。
このことを、東大放射線の専門医の 中川恵一(なかがわけいいち)教授が、直接、私に言った。
オバマが、今も人気があって、最後まで「レイムダック(死に体、しにたい。びっこのアヒルちゃん)の大統領」と言われないのは、
まさしく、今から3年前の、2013年の4月と8月の2回。
シリアの首都ダマスカス郊外で撒かれた、サリン爆弾の被害に対して、
「急いで、バシャール・アサド政権のダマスカスの中枢を爆撃しましょう」
と、
オバマを嗾(けしか)けた、アメリカのネオコン=イスラエル勢力の手先の閣僚たち(ヒラリー派。サマンサ・パワー国連大使 と スーザン・ライス安全保障担当大統領補佐官 ら)を、
物凄い剣幕(けんまく)で、叱りつけて、
「アサドたちがやった証拠はない。私はシリア政府爆撃の署名はしない」
と、いきり立って、反対したからだ。
このとき、オバマを擁護して米空軍による、ダマスカス爆撃(アサド政権の壊滅)反対に回ったのは、ジョン・ブレナンCIA長官だけだった、と古村君が私に教えてくれた。
ブレナンは、ドローンでの精密爆撃で、アラブ中東の原理主義の指導者たち(ISの幹部たちを含む)を、ピンポイント爆撃して殺すことの責任者で、評価を揚げた軍人上がりだ。オバマは、ブレナンに、このドローン攻撃だけは、250回ぐらい、どんどん攻撃の許可を出している。
その代わりオバマは、「絶対にアメリカ軍を、中東に派遣することはしない。私が、苦労して、せっかく2012年末までに、イラク駐留米軍をすべて完全に撤退(ウイズドロー)させたのに」 とオバマは、激しく政権内で言い続けた。
オバマが、サマンサ・パワーに向かって、恐ろしい表情で、「おまえなあ。いい加減にしろよ。お前たちのその好戦的な態度が、世界を不安定にするのだ」 と、指導者は我慢に我慢で、上に立つ者の唯一の修養は我慢だ、と知っているオバマが、あれほどの怒りを爆発させたのは、この時だけだ。
だから、「私は、戦争はしない。米軍を海外に出兵しない。アメリカの若者を外国の戦場で死なせない」(これがまさしく、アイソレーショニズム isolationism だ。✖孤立主義 正しくは、〇 国内問題優先主義)を、オバマは、今も言い続ける。
だから、アメリカ国内を含めて世界中で最後までオバマの人気は衰えないのだ。
伊勢志摩サミットでも広島でも、横にべったりとくっつく安倍晋三に、オバマは、まったくニコリともしなかった。
苦虫をかみつぶしたような顔をしたまま、下手くそな英語でべたべたと話しかけてくる安倍晋三をずっと振り切った。
なんとか、画像(写真)で、自分がオバマに好かれている、世界で通用している大物政治家の恰好がつく瞬間を作ろうと焦っていた安倍晋三を、
「お前は、ヒラリーたちネオコンやイスラエルの子分で、戦争をしたがる人間なんだよ」
と、突っぱねた。
この事実を、私たち日本国民は読み取り、確認しなければいけない。
今日(3日)から、毎年恒例になった( 「三極会議=トライラテラル・コミッション=の後釜。デイヴィッド・ロックフェラーとキッシンジャー(92歳)が高齢で日本くんだりまで、もう来れなくなったので )「富士山会合(ふじさんかいごう)」が開かれる。
ここに、いつもの顔ぶれが集まっている。
アーミテージと、マイケル・グリーンと、CSIS会長のハムレと、ジョゼフ・ナイもか?
それから、ミシェル・フロノイ(ヒラリー政権で国防長官になる予定だった凶暴な女。国防省次官だった女)やら、ぞろぞろ来ている。
彼らは、日本の経団連と日経新聞と(農協と電力各社はもうカネを出せない)から、たんまりカネをもらいに来ている。いつものことだ。
ところが、アーミテージとグリーンは、果たして、安倍晋三に向かって、一昨日、日本到着と同時に、「アベよ。俺たちの勢力が、ワシントン政治で負けそうだ。どうもトランプが勝つ。キッシンジャーと、キング・ダビデ(=世界皇帝デイヴィッド・ロックフェラー、101歳)が、ヒラリーを切り捨てた。俺たちも困っている」 と、正直に、言ったか、どうかだ。
どうも、この数日、安倍がしょんぼりした顔をしているのは、この世界最高情勢の大きな変化のせいだ。
ゴールドマン日本支社に22年もいたキャシー松井は、笹川財団から資金をもらって、さっさとシンガポールに逃げ出すようだ。
今、アメリカの首都ワシントンの、政府高官たちが、泡を食って大騒ぎになっている。
おそらく、各省の局長(ディレクター、一応、長官)クラスの、高官どころか、部長級(マネージャークラス)までが、数千人が、動揺している。
「勝負は俺たちの負けだ。ヒラリーの目がなくなった」と、急いで匙(さじ)を投げる者たちが、相次いでいる。
おそらく早い者は、もう逃げ出す準備を始めただろう。
アメリカの権力者層は、帝国(エムパイア)の気風だから、勝負に負けたと分かったら、即座に勝負を逃げる。
研究所か、大学に逃げるか、大企業の副社長に逃げるか、自分の伝手(つて、コネ)を頼って、急いで再就職先を考える。
アメリカの大学の副学長や、研究所長で年収50万ドル(6千万円)ぐらいだ。
アメリカ人は、個人の年収がはっきりしていて、
「この人は、年収8万5千ドル(一千万円)の人。まあまあ 」
「この人は、20万ドルで、アッパー・ミドルクラス」
とか、人間にそれぞれ値段がついている。
人間にもそれぞれ値段(プライス)が付いているのだ。
下積みで、長年、ヘイコラしながら生きてきた、年収8万ドルクラスのノンキャリ(課長から下)は、そのままワシントンの官僚社会の下層職員を続けることができる。
ただし、その程度の下っ端(したっぱ)人間だと、自分も周(まわ)りもよく知っている。
アメリカ人の上の方は、博奕(ばくち)打ちの気風を持っているから、
「今の職よりも、最低でも2割増し、本当なら、収入倍増でしか、自分は次の職に移らない。そうでないと、自分の能力が、そこで終わりで、足元を見られる」
と考えている。
「公職=高官の職に、安い公務員の給料で我慢していたのは、自分の名誉のためだ」
と考える。
ところが、再就職先は、アメリカの権力者層でも、今は簡単に見つからない。
自分の部署の、自分より年下の、30代、いや20代でも、はっきりと言う。
「局長、お前よう。威張るだけ威張って、次もヒラリーで民主党だから、と言っていたよな。次は、共和党のトランプなんだよ。だから、その椅子をどけよ。さっさといなくなれ。そこは、今度は俺が座るんだよ。ジジイ、出ていけ 」 と、 恐ろしいまでの権力闘争、椅子争いをやる。
それがアメリカの組織社会だ。
だから、今、ワシントン はテンヤワンヤの大騒ぎになっている。
「この勝負は、俺たちの負けだ。ヒラリーの目はもうない。民主党の政権は続かない」と判断したら、急いで、より高額の年収の民間の職に移ろうとする。
勝負に負けたと分かったら、さっさと投げないといけない。
そうしないと、「自分という商品」に傷(きず)がつく。
学問道場の会員たちよ。分かりますか。それから泥棒でここを盗み読みに来ている、情けない人間たちよ。私、副島隆彦が、世界で最先端の情報分析能力を持ち、それをみんなに伝えているのだ、ということを。
私は、このあと、「トランプ本」を仕上げたら、
「セブン・イレブンを持っているセブン・アンド・アイの内紛で、簒奪者の鈴木敏文(82歳)が、創業家の伊藤雅俊=まさとし=の執念の前に敗れさった事件。
それと三菱自動車の初めからの仕掛けのカルロス・ゴーン=ルノー、フランス政府による強制買収の件。
それと石油元売りの合併、日本からの脱出のこれらすべても、デイヴィッド・ロックフェラーの死期が決まったので、財団の収支を合わせるための資産と負債の “圧縮” の為の相続税対策の動きの一環だ」
などと、今日のぼやきに書かなければ。
それから、ほかにいくつか書きたいことがある。
昨日、おとといは、「これが北アメリカの本当の歴史だ。歴代アメリカの大統領たちは、どういう人間たちであり、何をやったのか。 それから、今年のアカデミー大賞映画 “レヴェナント、蘇りし者” に出てくる、仕掛け罠で動物の毛皮をとる荒くれ者たち。1823年にあった事件。とその毛皮を買う交易所を営むユダヤ商人たち(これが、ウォルドルフ・アストリアホテルの大富豪アスター家を作ったのだ)」のまとめをした。それも書かなければいけない。
それから、 「ついに大阪が分かった。ようやく私、副島隆彦は、40年かけて、大阪とは何か」を書いた。
「さあ、どうだ。大阪人どもよ。私の大阪理解(歴史と地理からのすべて)に向かって、『そこは違うよ』と言えるか。言えるなら言って、さらに穢(きたな)い大阪の裏の秘密を教えてほしい」を会員ページに載せます。
それから、「女優 イングリッド・バーグマン論」を書きあげた。
私は、まだまだ書きたいことがたくさんある。どんどん書いてゆく。
私は、『 取り付け騒ぎが起きる 下(お)ろせ隠せ 個人資産』の本ももう2か月、ほったらかした。なんとか急いで出さなければ。
ドナルド・トランプは、ここの↓ 「1937」番 で、日本で、いや世界でも、おそらく咄嗟に最初に私が決断して報告した通り、5月18日に トランプが、キッシンジャーとダビデ大王(デイヴィッド・ロックフェラー、6月で101歳)の「軍門に下った」だから、「次はトランプだ」と決め打ちをして報告した。が、トランプは、まだ、元気のようだ。
●「トランプ氏、報道陣との「全面戦争」突入か 募金めぐる会見で」
2016年6月1日 CNN
http://www.cnn.co.jp/usa/35083581.html?ref=rss
http://www.cnn.co.jp/usa/35083581.html?ref=rss
副島隆彦です。このように、ド腐(ぐさ)れメディアなんかは、この程度に、痛めつけてやればいいのだ。トランプなら、メディア各社を束にしても長年の”トランプ劇場”の威力で負けない。それから、以下の WSJ(ウオールストリート・ジャーナル)紙のコラムニストの文が、一番、最新の政治情勢を鋭く分析して予測している。
「寄稿文。 クリントン氏は本当に指名を獲得できるのか バイデン氏は出馬を見送ったことを「毎日」後悔していると述べている 」
副島隆彦です。 私は、ここにあと一本載せたかった。
トランプが、
ローリングストーンズが、「私たちの曲をおまえ(のような人種差別の右翼人間)には、使わせない」と偉そうに、言ったのに対して、「何を言うか。この芸人ども。威張るなよ。お前たちの曲を流す権利は、私はちゃんと金を出して買っているのだ」と倍返しで、トランプが勝った件の記事を載せるのを忘れた。次回載せます。
ローリングストーンズ(ミック・ジャガーその他の、あばら骨が見える、70歳のジジイ・ロッカーども)が、自分たちが世界のリベラル言論の主導者だ、と勝手に、威張っている鼻を、トランプがへし折った。
いい気味だ。何が、「私たちの曲をおまえには使わせない」だ。
このストーンズまで含めて、プロモーター(芸能人の興行主、やくざ者たちの世界)までトランプはやって使ってきた。
だから、ストーンズごとき、河原乞食(かわらこじき)からのいちゃもんに、トランプは負けない。
私は、こういうトランプが大好きだ。
それから、トランプは、2001年9月11日の、WTC(ワールド・トレイド・センタービル2棟、105階建て、地上400メートル)の倒壊”やらせ”事件を、「セッテンバー・イレブン」と言わすに、「セブン・イレブン」と言った。
まったく素晴らしい男だ。
私、副島隆彦は、この言い間違いを、アメリカの 戦争ごろ、どもに対する、半ば無意識での 強烈な皮肉だと、判断する。
副島隆彦拝