安倍晋三と暴力団関係者のスキャンダル | きなこのブログ

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<安倍晋三と暴力団関係者のスキャンダル>
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週刊ポストが2012年10月15日の記事で流した、2008年に撮影された安倍晋三と暴力団関係者とマイク・ハッカビー元アーカンソー州知事の3人が映った写真について述べておく。


ハッカビーは2008年の大統領選挙に立候補を表明し共和党予備選を戦ったが後に撤退。その後来日した。写真はその時のものである。ハッカビーのブログからは、氏が6月16日頃に来日して数日間日本に滞在し、東京や東北大学で講演を行ったということがわかるのだが、前年9月まで日本の首相であった安倍と会談したことについてはなぜか触れられていない。


2012年末にこのスキャンダルが明るみに出た後、ハッカビーはこの暴力団関係者については初めて会った、会談のセッティングは第三者によって行われたとし、自身と暴力団との結びつきを否定している。

安倍とハッカビーと共に写真に写っているこの渦中の人物は永本壹桂こと孫壹桂(ソン・イルジュ)という男で、山口組系暴力団の企業舎弟の実質オーナーで大物金融マフィアと言われるばかりでなく、北朝鮮にカネを大量送金をしている疑いのある在日朝鮮人でもある(国籍は韓国となっているが、もともとは北朝鮮系とのこと)。


孫は井上工業架空増資事件で無登録貸付の疑いで2012年3月に逃亡先の韓国から戻った後逮捕され(リンク)、12月に東京地裁によって懲役3年、執行猶予5年、罰金2500万円の判決を言い渡された(リンク)。週刊ポストに流出写真が掲載されたのは、孫への判決が出る前の10月のことである。

孫壹桂の関与が疑われたのは井上工業の事件のみではない。2008年4月に発覚したインデックス所有の学研株が流出した事件でも関与が取り沙汰された。また、同年6月12日には、サハダイヤモンド所有の田崎真珠株が孫が実質支配する「神商」に渡っていたことも発覚している。


更に同年8月にはトランスデジタルの株券乱発事件に関連して、またしてもその名が浮上している。このトランスデジタル事件に関しては、8月7日にトランスデジタルの子会社であるメディア241がチャンネル桜の協力で『ガンバレ自衛隊!』という番組の制作を発表し、「歴代の防衛大臣をはじめ自民党防衛族、在日米軍や防衛省関係者など400人を招いた。


出席した歴代の防衛大臣は、現職の林芳正のほか、石波茂、小池百合子の3氏。トランス社が不渡りを出す3週間前のことであった」。


この盛大な制作発表会は、前もって仕組まれたトランスデジタルの計画倒産の一部として利用されたのではないかと指摘する声もあり、メディア241の親会社トランスデジタルと反社会勢力の関連から、チャンネル桜の水島聡は苦しい弁明に追われている。


孫は捜査当局が長らくマークを続けていた人物であったのだが、井上工業架空増資事件でようやく逮捕にこぎつけたと言える。

また孫壹桂の北朝鮮送金疑惑に関しては実態はどのようなものかわからぬが、以下のような孫の知人の証言がある。


『永本氏を昔から知る人物は次のようにいう。「常々、永本さんは自分を愛国者だと周りに言っている。日本人から巻き上げた金を北朝鮮に送金しているんだ、と自慢していましたからね」』

(2008年9月の「東京アウトローズの記事)


『大学時代、永本氏と同窓だった実業家が振り返る。「朝鮮大学校というのは、朝鮮総連のエリート養成機関ですわ。たとえ韓国籍に変えても、そこの卒業生である永本は当然、北に対する愛国心はあるわね。実際、巨額のカネを動かすようになった永本は 〝北に30億円を送った〟〝オレが呼べば許宗萬(ホジヨンマン)(現朝鮮総連議長)はすぐに来る〟などと公言しとった。本来ならば、北朝鮮に対して強硬派の安倍氏とは相容れない関係のはずなんやけどな」』

(流出写真の掲載された2012年10月の週刊ポストの記事)

問題の写真が撮影されるいきさつについて週刊ポストの記事によれば、安倍の地元後援者が孫と親しくしており、その紹介によるものということで安倍と孫の見解は概ね一致している。しかし、安倍が地元後援者が親しくするほどの人物と、その素性を知らぬままに面談し、他の支持者にもするのと同じような形で無邪気に写真に納まったなどということがありうるのであろうか。


しかもサハダイヤモンド所有の田崎真珠株が孫が実質オーナーである「神商」に渡っていたことが発覚したのは、先述の通り安倍が孫とハッカビーと面談する数日前の2008年6月12日で、捜査当局が動き出した時期であるにもかかわらずである。つい9か月前まで首相の地位にあり、対北朝鮮強硬派としてならした人物である安倍自身も、その秘書も、関係者も揃いも揃って、孫がそのような人物とは知らずに面会をセッティングしたなどという間の抜けた話が果たして現実にあるのだろうか。