隅々までメディアを管理しておかないと | きなこのブログ

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湯田菌さん、隅々までメディアを管理しておかないとまずいネタがでてしまいますよ。
http://richardkoshimizu.at.webry.info/201201/article_61.html


【我慢ならない】“平田逃亡”のウラに北朝鮮?オウムと北に密接関係2012.01.10
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20120110/plt1201101546005-n1.htm

民主党政権の2年4カ月で、日本の治安や外交、防衛などが崩壊寸前になっている。まさに国家存亡の危機といえる。初代内閣安全保障室長を務め、危機管理のスペシャリストとして知られる佐々淳行氏の緊急連載「我慢ならない」の第1回は、北朝鮮の金正日総書記死去と、オウム真理教元幹部の平田信容疑者(46)の出頭に迫った。昨年末から、日本を激震させている2つの出来事だが、佐々氏はこの関連について指摘した。

 警視庁と警察庁の警備課長を務め、他国の諜報機関や国際テロ組織、極左団体、カルト集団などを監視・分析してきた私の経験から言う。金総書記の死去が昨年12月17日で、平田容疑者の出頭が同31日。この2つがつながっている可能性は十分にあり得る。

 オウム真理教と北朝鮮は極めて近い。教祖の麻原彰晃死刑囚自身、朝鮮半島と密接なうえ、幹部の中には複数の訪朝歴がある人物がいる。オウムは長野県松本市と東京都内の地下鉄に化学兵器サリンをバラまいて多数の死傷者を出したが、北朝鮮もサリンを製造・保有しているとされる。事件直後、覚醒剤取引疑惑も取り沙汰された。

 平田容疑者は接見した弁護士に対し、「オウムへの信仰心は、相当前に捨てた。出頭のきっかけは東日本大震災だった。罪のない人があんなに犠牲になったのに、自分が生き延びていることが理不尽だと思った」と語ったとされるが、そのまま信じることはできない。

 16年10カ月におよんだ平田容疑者の逃亡生活を支援するには、特異なイデオロギー、もしくは宗教を背景にした組織でなければ無理だろう。現在、警察が徹底的に捜査しているはずだが、私は日本国内にこうした組織は、オウムの残存組織か、北朝鮮系テロ支援組織しかないと思う。

 平田容疑者の出頭直前の行動を見る限り、何としても2011年中に逮捕されたいという執着がうかがわれる。麻原死刑囚の死刑執行を防ごうとしたとの見方もあるが、北朝鮮の異変が、逃亡生活の続行を妨げたということも考えられる。

 「余計なことをいうと、人に迷惑がかかるのでいえない」と語った平田容疑者の背景を突き止めなければならない。

 《平田容疑者と一時逃亡していたとされる元教団信者を名乗る女性(49)が10日未明、警視庁大崎署に出頭した。警視庁は身元確認を急ぐとともに、逃亡ルートの解明に全力を挙げている》

 金総書記の死去に際し、野田佳彦首相が見せた危機管理には、怒りを通り越して、絶望すら感じた。

 北朝鮮は12月19日午前、「特別放送を正午から行う」と発表した。金日成国家主席が死亡した際にも同様の特別放送があったため、「金正日総書記死去」を想定して準備すべきだが、野田首相は特別放送を確認しないまま、街頭演説に出発して、途中で引き返す醜態をさらした。

 独裁国家の権力移譲時には、何が起こってもおかしくない。

 三男の正恩氏は軍歴のない20代後半の若者。それが、核とミサイル、10万人もの特殊部隊を握った。ハクを付けるために、父親をまねてテロを起こすかもしれない。 「東京やソウルを火の海にする」と恫喝するような国だ。朝鮮人民軍が暴発して、大量の難民が日本海を渡ってくる可能性もある。日本国内に侵入・潜伏している工作員が動き出すこともあり得る。日本を含む東アジアの安全保障上、極めて重大な事態なのだ。

 野田首相は官邸に戻った後、関係閣僚を集めて安全保障会議を開いたが「情報収集体制を強化」などを指示して、10分余りで会議を閉めてしまった。治安を担当する山岡賢次国家公安委員長に至っては遅刻して不在。「国家の恥」以外の何物でもない。

 平田容疑者が出頭したときの、警察サイドの対応もお粗末すぎる。

 最初に訪ねた警視庁大崎署は立ち番がおらず、平田容疑者は入り口が分からなかったといい、警視庁本部では警備の機動隊員が門前払いしたとされる。これが事実なら、とんでもない話だ。

 オウムは20世紀末の日本の治安を脅かせたカルト集団・テロ組織であり、その特別手配犯は、警察が何が何でも検挙すべき存在だ。国家公安委員長や警視総監も含めて、当然処分を受けなければならない。

 背景には、民主党政権が政治主導という名の下で、自らは責任回避しながら、露骨な「官僚外し」「官僚イジメ」を繰り返し、末端の役人までヤル気を失っていることが影響しているのではないか。特に警察に対する民主党の介入はひどく、警察庁長官と次長、警視総監がすべてが生活安全局出身という異常事態が起きている。これで1億2000万国民の治安を守れるのか。

 私が仕えた後藤田正晴元官房長官が健在なら、「ケシカラン! 警察官は国家、国民に奉仕せよ」と後輩に激怒し、民主党に対しても「君たちには国家を運営する能力も資格もない!」と一喝したのではないか。

 ■佐々淳行(さっさ・あつゆき) 1930年、東京生まれ。54年、東大法学部卒業後、警察庁入庁。以来、半世紀にわたって治安・外交・防衛・危機管理の最前線で活躍し、東大安田講堂事件やあさま山荘事件では陣頭指揮に当たった。77年に防衛庁出向し、官房長、防衛施設庁長官を歴任。86年、初代内閣安全保障室長に就任し、89年、昭和天皇大喪の礼を最後に退官。その後、新聞やテレビなどで鋭い論評を展開し、2007年に正論大賞を受賞する。著書に「ほんとに 彼らが日本を滅ぼす」(幻冬舎)など。