人類が石油石炭(化石燃料)を燃やすので、空気が汚れ大気中の温度が高くなる、と大いに喧伝されている。
しかし、この温暖化ブームの背景にあるのは、欧州ロスチャイルド家と、アメリカ・ロックフェラー家との戦いである。
“世界皇帝”地球の癌、デイビッド・ロックフェラーは、石油王である。
それに対し、金(きん)にこだわりすぎて、いったんは敗北した欧州ロスチャイルド家が、石油エネルギーに対抗して、“クリーン”な?エネルギーである原発を持ち出してきた。
これに中国、インド、ブラジルが加担する。
アル・ゴアを背後から応援しているのはヨーロッパ人たちであり、ロスチャイルド家である。
アル・ゴアの資金源は、父親の時から、オキシデンタル石油というカナダ系の石油資本である。
カナダ系ということは、欧州ロスチャイルドの資本であるということだ。
アル・ゴアが書いた『不都合な真実』という環境本と映画の一大キャンペーンが、2006年頃から続いた。
温暖化の元凶は二酸化炭素とされた。本当の狙いは、原発を世界中に建設することだ。
ヨーロッパ勢とジェイ・ロックフェラーが組んで、原子力発電所を1000基もつくることでエネルギー問題を乗り切ろうとしている。
だが二酸化炭素は悪くない。
地球は温暖化などしていない。
むしろ寒冷化しつつある。
アル・ゴアは無実の二酸化炭素を“悪魔”にして、原発がクリーンなエネルギーだと言いくるめて、金儲けをしようとしている。
4月20日に、メキシコ湾の沖合200キロで、BP社の海底油田の採掘現場で、原油流出が止まらない大事故が起こった。7月上句にも流出が続いていたが、なんだか収まった。
事故の原因は原油の湧出口でに石油採掘用のリグを取り付ける前に、一旦キャップをして原油の噴出口にフタをして止めなければいけないのに、それが出来なかった。爆発事故が起きた。
単なる事故ではない。
アメリカ沿岸部は、アラスカ州、カリフォルニア州、フロリダ半島沖も、海底油田がたくさん眠っている。
どうも北米一帯にあるこの大きな埋蔵量のある海底油田を掘らせたくない勢力が、アメリカ内部にあって、(もちろんエクソン・モービル、シェブロン・テキサコ)彼らは石油の供給が増えて、値段が下がるのを恐れているという事実がある。
アメリカ海軍がさっさと災害出動すべきなのに、ノロノロして事故を放置していた。
ここには超好戦派のマイケル・マレン海軍提督(がむしゃらに東アジアで、戦争を始めようとしている非常に危ない人)の影がある。
アメリカは、これから国家政策として、「スマート・グリッド」計画で原発による電力を大増産しようとしている。
油田の開発は邪魔者なのである。
BPは、アモコというアメリカの石油メジャーと合併する形で、アメリカの影響力の下に入った会社だ。それでもBPは、イギリスの会社であり、その株式や社債にイギリス国民の年金資金が投入されている。
BPは総資産で17兆円の優良大企業だったのに、(損害賠償保障などによる財務の悪化の懸念などで)株式の暴落で、今は7兆円ぐらいしかなくなった。
200億ドル(1.8兆円)も損害賠償に出さされることが決まった。アメリカの連邦議会の議員の中からさえ「これはBPへの脅しである」という意見が出た。
このような大事故があっても世界中の石油価格はあまり動かない。
石油の値段が1バレル(159リットル)100ドル近くまで上がると、産油国であるロシア、ベネズエラ、イランなどのアメリカにとって、“気に入らない国”、“自分たちの言いなりにならない国”の収入が増えて資金力が増す。
だからアメリカの国家政策としては石油の値段をこれ以上は上げたくないという思惑がある。
原油が2年前に暴騰したのは、ゴールドマン・サックスたちが、ニューヨークの商品先物市場で超高速取引(ロボット・トレーディン)の投機(金融バクチ)で、原油価格をオモチャにしたからである。
石油が、2008年のように、NYMEXというニューヨークの商品先物市場で、先物取引での投機で暴騰して、2008年7月11日に1バレル=147ドルをつけたことは覚えておくべきだ。
そして、その年末の12月19日に32・40ドルにまで暴落した。
その後戻して、80ドル台が何度かあるが、だいたいは70ドル台である。
現在では天然ガスのほうが重要性が高まっている。
石油は世界的に余っている。石油が枯渇するというのは嘘である。
現在では貧しかった産油国が、自前で自国内に石油精製所を持つようになった。
日本国内のガソリンの小売りの値段も1リットル当たり130円ぐらいで安定している。
【地球温暖化ビジネス 6 】