AMERO構想とブルーノート | きなこのブログ

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米ドルのメルトダウンが進展している。ドルの価値減少に対して通貨多極化の一環として、アメリカ、カナダ、メキシコの北米3カ国で共通通貨AMEROを作り、アメリカの通貨はAMEROに移行してドルは廃止されるという説が出ている。

特に、ドルの信用不安がひどくなり、世界の通貨体制が多極化し、ドルの終焉とAMEROの創設につながる展開が、実際にありえる話になってきている。

メキシコは、CNNのインタビューで、ブッシュ前大統領が自由貿易圏構想の一環として、メキシコ、カナダとの共通通貨創設について了承したと述べている。

ブッシュ前大統領は、AMERO構想は、カナダ、メキシコと安全と繁栄のためのパートナーシップを結ぶためだと述べているが、実態は「アメリカ連合国家」を作ることを目指したもののようである。これは完全にEUモデルのアメリカ版である。そこで登場するのが、共通の通貨AMEROである。

なぜアメリカが AMERO構想を推し進めているかについては、二つの理由が考えられる。
●一つが、迫りつつあるドル破綻に備えた新経済体制作りを急がねばならないことである。
●もう一つは、そのもう少し先に予想される世界経済氷河期到来のための対策である。

とりあえず、その前に、現在のドル暴落の機に乗じて現在のドルを廃止し、新たなドルであるブルーノートを発行する計画が進められている。これはAMERO構想より先に実現しそうである。

既にFRBでは、このブルーノート密かに印刷されて出番を待っているらしい。ブルーノートは国内でのみ流通させ、世界通貨としては、新しい電子マネーが導入され、旧ドルと一定比率で交換されることになるという。

当然、従来のドルはさらに大暴落し、ほとんど価値がなくなるため、アメリカの膨大な借金や、サブプライム・ローン問題で積もりに積もった国内の不良債権をも一気に解消されることになる。

1ドル=10円の理論

そのしわ寄せは国民に転嫁されることになる。交換比率が何千分の1の旧ドルしか持たないアメリカ国民は、長靴1足買うのに1万ドルを必要とするようなハイパーインフレ状態に陥ることになる。

その結果は海外にも及ぶことになる。アメリカ国債を大量に抱え込んだ日本や中国は何百兆の債権が紙くず同然になる。1兆円の闇献金を米国債券で受け取った売国奴小泉&竹中も、泣きをみるだろう。

これがアメリカが今密かに目論んでいる一種のドルクラッシュプログラムである。北米経済圏AMERO構想の裏には、こんな陰謀が隠されているのである。

このアメリカのシナリオ(借金の踏倒し)による仕組まれた世界同時不況、当初の予定通りなら「AMERO構想」の実現期限は2010年である。



ドルや円の紙幣には番号があります。その番号はFやBから始まります。それはFという箱のような暗号装置があるのです。たとえば1兆ドルを印刷する権利(パッケージ)を表す暗号が書かれています。あるいは円をいくら刷る権利があるのか、と言ったこともこの番号で分かるのです。それによって国際通貨として認められているドルと、認められないドルがあるのです。

現在、流通しているドルの70%は、アメリカ人以外の外国人が所有しています。「ドルが紙切れになれば困る。石油などを売って手に入れたのだから、チャラになったら困る」。だからFRBがドルを刷り散らかしても、ハイパーインフレが起きないのはそういうわけです。

FRBは実質的に倒産しています。延命措置をとっているのです。ただし、まだアメリカ国内でドルが使えるので、株取引や他のトリッキーな方法で、紙切れになる前に、なんとか海外で使おうとしています。しかし、どんなにがんばってもアメリカは倒産します。


◎アメリカがAMEROに?カナダ・米国・メキシコ統合へ!(CNN映像)
http://www.youtube.com/watch?v=H65f3q_Lm9U


【ブルーノート】
今使われているドルはグリーンのトーンで印刷されているため「グリーンバック」と呼ばれているが、新たに青いトーンで印刷されたニュードル。既にFRB(中央銀行)では、この「青いドル紙幣」は密かに印刷されて出番を待っており、名前も[ブルーノート」とネーミングされている。