長唄三味線と日本舞踊を、入門してからずっとお稽古してます。
長唄三味線の面白さは、楽譜はあるけど、五線譜で表せない間みたいなもんがたくさんある。
いつも、譜面見ながら弾けるのはえらいけど、曲を覚えなさいと言われる。
譜面に表せないリズムがあるから。
そして、こんな表現あったんやという歌詞も面白い。
最近、習った『共奴』は、武家に仕える奴さんが、吉原へ廓遊びをしに行く主人のお供をする歌。 出るのが遅れてしまい、提灯を持って主人を探し回ったり、探しながら主人の自慢話をしたり真似をして踊ったり。場面がくるくると変わる。
歌詞も面白くて、「してこいな」ではじまって、途中に謎の「りうちぇーぱまでんす」という呪文みたいな言葉が入る。(6=りゅう、7=ちぇ、8=ぱま、だそうです)
まあまあ、長いこと生きてきたと思っていたのに、日本の伝統文化なのに。
全然知らないことばっかりで面白いです。
今は、伊勢参りに行く曲をお稽古していますー。
弾きながら、旅に行ってるみたいで楽しい。