日曜日、インディペンデントシアター2での師匠の一人芝居フェスティバルから帰って、ヨーロッパ企画25周年記念公演の配信を視聴。



ヨーロッパ企画が旗揚げした年には、私は大学を卒業してたと思うけど、やっぱり、なんとなく、あの頃の京都の大学の雰囲気を感じることができるので懐かしい気持ちになる。河原町で打ち上げして、その後、河原で同級生を介抱したことや、終電がなくなって河原に捨てられてる自転車に乗って帰ったことやなんやかや。



ヨーロッパ企画は、ずっと変わらず、学生風でありながら、それでいて家庭を持ってたりして、なんか、不思議な感じの団体。



大学入学した時、本当は演劇をやりたかった(と言うのも、私たち世代は『ガラスの仮面』が愛読書だったから!)けど、大学の演劇サークルは、ちょっと、合わなさそうな気がしてやめた。


そんな気持ちもあったからか、20代後半、京都精華大学で6日間だけヨーロッパ企画のコント講座(しかも、学外からも通える一般講座)が開かれるという記事をぴあの情報誌で見つける。


ヨーロッパ企画、なんとなく、聞いたことある。

とりあえず、応募してみようかな。


ちゅうわけで、6日間、京都まで通って、上田さんが今まで書いて公演したコントの台本を、みんなで演じると言う講座を受け、最終日にコントを披露した。


コント台本は5本用意されてて、それぞれ自分がやりたい台本を選んで、各チームにヨーロッパ企画のメンバーが一人加入。

演出もみんなで行う。

その時の台本は、今でも大事にしていて、新作落語で、詰まった時に見返すバイブルみたいな存在になっている。


そういえば、最終日に披露したコントの動画もCDーRで実家にあるはずや。

それがもう20年以上前だなんて信じられへん。最近、客席がメンバーと共に年を取ってきてるなと感じる訳や。



25年もあんなけの大人数でやってきて、劇団員は変わったりしたけど、流れてる空気感はずっと変わらないってすごいなと思う。



南座の劇中劇で、脚本の上田さんが、本公演の台本書けなくて、公演数日前に、劇団員から背中さすられたり、耳回されたりしてるなんて知らなかった。

ずっと、面白い脚本をしれっと書いてるんやと思てた。

ちょっと勇気でた。

コント講座以来、本公演はずっと見に行ってるけど、これからも時間を作ってずっと見に行こうと思う。


南座の公演は、ゲストも南座ばりで、懐かしい映像もあって、それでもやっぱりヨーロッパ企画やなと言う感じで。あの頃の京都やと感慨深かったわ。




あ、そういえば、そのコント講座の時にいたのが、変ホ長調の小田さんで、変ホ長調さんはあの年もMー1にアマチュアとして初めて出たんやった!

今年もThe Wに決勝進出。

なんだかんだで、ずっと続けていくって言うのが大事なんやなぁとつくづく…。Wの決勝、めちゃくちゃ楽しみにしてます!


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