一昨日、父の兄の訃報を知る。


父の田舎は徳島。

子供の頃、兄と二人、徳島に数日間滞在し、親戚の叔母や叔父にお世話になり、従兄弟達と遊ぶのが夏休みの恒例行事だった。


多分、その頃、両親は自営業の豆腐屋が忙しく、夏休みに遊びに連れて行けない為だと思う。


父の実家には、祖父母、父の妹とその子ども達(私にとっての従兄弟)、父の弟が住み、車で五分ほどのところに、父の兄家族が住んでいた。


今、思うと、『サマーウォーズ』みたい。



父の兄である叔父は、コロナ禍になる前に、突然、徳島から、叔母さんと従姉妹と落語を観にきてくれたこともある。



叔父の娘である従姉妹は、遠方やからいいよ、とLINEをくれたけど、やっぱり、おとんも実の兄に最後に挨拶したいやろうと思い、父を葬儀に連れて行くことに。


ホンマは太郎右衛門寄席の後、大阪→徳島の高速バスにのるつもりやったけど、なんぼ探しても、目当ての路線が見つからない。しかも、その日、と言うか、その数日前から、私の携帯は絶不調で、Wi-Fiがないと、ネットもLINEもSNSがほとんど繋がらない状況。

途中までバスで行って、そこからタクシー拾ってもいいけど、私は、最近、悟りを開いたんだった。


以前、南の方の大阪で、乗る路線を間違えた事に気づいた私は、電車で来た道を戻るより、とりあえず、電車を降りて、駅前でタクシーを拾おう!と考えたのだが、駅前のロータリーには人も猫も羽虫すらおらず、左手は山、反対側は下り坂。そして、剥き出しで置いてあるタクシー専用電話は線が抜かれて不通と言う状況に陥った事がある。その上、携帯の充電がない!と言う絶望感。


結局、もう一度、改札内に入り、トイレの電源を少しだけ借り(古いトイレで、コンセント口が剥き出しのままだったの。電気泥棒すみません)、とりあえず、落語会(そう!落語会だったのよ。ほんますみません)の主催の師匠に電話で事情を説明し、めちゃくちゃ遅れて会場に入ったのでした。


いつも見慣れてる街が、どこにでもあると思うな!

その日の反省文にこう書いたんやった。



と言う、経験があるのと、うちの父の実家は車がないと生活するのが厳しいぐらいの田舎なので、きっと、バス停からタクシーを見つけるにしても、まったく繋がらない携帯電話じゃ、詰む。

年老いた父と、真っ暗な中、呆然と立ち尽くす展開は怖い!

猫バス、ホンマに居てほしい!



とりあえず、携帯をなんとかしようと(でないと、従姉妹とも連絡取れないし)、ヨドバシで見てもらうと、奇跡的に動くようになり(SIMカードを抜き差ししたら、元に戻ったの。リモコンの電池みたいな法則?)、携帯は動いたもんの、もはやバスの時間は厳しそうなので、タイムズでカーシェアする事にした。


そこから、徳島に向かい、帰ってきたんですが、あまりにも長くなったので…続く。




久しぶりに通った明石大橋はやっぱり綺麗で、ちょい雨でくすぼった岩と波の感じは墨汁ぽくて良かったんですが、もちろん写真撮れず。


仕方ないので、葬儀の後に頂いた仕出し弁当の包みをば。仕出し弁当の包みといえば、水玉模様のビニールですよね!