明日は、NHK上方落語の会!

一番手で新作落語やらせてもらいます〜。


私は、もともと、大阪シナリオ学校に通って漫才台本を勉強していました。ほんまは、宮藤官九郎さんの『GO』という映画を観て、「脚本書きたい!」と思たんですが、入学説明会の時、「ええ?演芸台本科?そんなんあるんや!面白そう」と急遽、演芸台本科に入学することになり、今、現在落語家をやってるという…。


行き当たりばったりの人生不安


授業期間は半年で、その間は特に台本の書き方や笑いの四分類等の講義を聞くだけでしたが、期間が終わったあと、アタック25の構成やホットブラザーズさんの漫才台本を書いていた高見先生の家に月一、卒業生で集まり、漫才台本を教わっていました。


というても、今まで書いた本数は20本に満たないぐらいかも。天津さんと青空さんにやってもらえて、ええ想い出ができたわ〜チューで終わったらよかったんですが、ちょうど、繁昌亭ができるという話を聞き、チケットぴあで発売初日に2階席をなんとか購入。

高見先生と見に行きました。

鶴瓶師匠が喋ってはった時、後ろに座ってたおっさんが、笑いを我慢できずに唾を飛ばし、私の二の腕にかかったんをめちゃくちゃ覚えてます。

それから、新作落語の会「もぎた亭」に参加させてもらい、団四郎師匠、そめすけ師匠に演じてもらい、あー、ええ想い出ができたわ〜ウインクで終わったらよかったんですが、なんだかんだで、自分の書きたい落語って女の人が主人公やったり、女の人がツッコむよなぁと思ったら、自分でやってみようかなぁとなり、今、現在、落語家をやっているという…


数奇な運命指差し


うちの師匠を注目するようになったのも、小説家の先生方が書いた新作落語をやってる会を見に行ったのがきっかけやったと思います。


そんなわけで、古典落語ももちろんだいちゅきなんですが、新作落語は違った意味で自分のなんとかワークな気がする。

一回しかやってない噺も含めて、やっと20席ぐらい書けたんではないかと(ちゃんと整理しとかんのよ、私)。


そして、新作落語もやるごとに、「あれ?この人、ほんまはここでこう思ってたんかな?」とか掘り下げていくことが出てきました。


自分で作ってるのに、不思議やねーー。

もちろん、ギャグが古くなったりして変えることはあるけど(結構、ウケてた「JRの昼特切符があるから」みたいな件が使われへんようになって悲しい)、登場人物の心情を自分が作った噺で掘り下げていくなんて…。


他の新作派の人ってこういうことあるんかな。

ただ、演劇学校時代に書いた台本で、演出の先生が「そのセリフは、こういう意味で言ってるやろ」と指導してくれた時、自分の書いた台本やのに、こんな意味にもなるんや!と驚いたことはあります。


自分の頭から出てきたものやのに、自分の理解の範囲を超えてるって面白いね。


今日から、若手噺家グランプリの予選が始まりました〜。

私は、もう一度『オネガイ』でチャレンジします。

この中の「豚にへそ舐められる呪い」は漱石の『夢十夜』の十夜目のイメージで使ってて、この噺自体が『夢十夜』的になればいいなという考えからです。

そないにウケるわけではないけどね。

とにかく、楽しく演じたいと思います怒り



第四夜に出ます〜。チケットまだ発売中でっせ。