(以下長文ですので さらりと流してお読みくださいませ。)


そんなこんなでLVA手術の朝は
あっというまにやってきた。
・゜・・( ̄~ ̄;)ドヨヨヨーーン



局所麻酔なので“朝食は食べてヨーシ”のお許しを頂いていたが
オペ中に万一気持ち悪くなったり トイレに行きたくなったら激困るので
ヨーグルトや水分だけを胃に入れておく。(←尿管は入る。)



そののち 朝2番めの手術ということで、余裕こいてNHKの「マッサン」をボォーとみていると
突如ナースさんがやってきて、

「一番めのオペが風邪でキャンセルになっ
たので ジュナさんのオペ早まります。
準備してくださいね。」

と告げられる。
ぐわーーーーーまじかっ(;゜∀゜)




そこからはアタフタバタバタの
どら猫を追っかけるサザエさん状態だ。

1、洗面して歯磨き。
2、手術着に着替える。
3、T字帯を装着する。
4、ルートの確保




このT字帯の装着が意外と難儀した。
今まで何度となくお世話になってきたはずなのに、
すっかり履き方を忘れてしまい、ナースさんに着させてもらうという始末。
ああ恥ずかし。。。(/ω\*)



そして形成外科のルート名人として名高い女医さんに ルート確保をしてもらい
(↑噂通り上手だった!)
駆け込むようにして手術室内に入ったのだった。


.:*:・'°☆ :*:・'°☆



そもそもなぜ T字帯は必要なのだろう?
結局手術中は脱いでしまうものだからノーパンだっていいはずだし、
せっかく着用したT字帯を、手術台のベッドの上でモゾモゾと脱がされると
なんともいえない凌辱的なものを感じるのはアタシだけだろうか?



ちなみにT字帯は海外でも使われてるのだろうか?
それともふんどし文化がある、日本特有のものなのだろうか?
だとしたら『T字帯とふんどしの関係性』『世界の手術着とその文化的背景』
なーんていうお題目で 面白いレポートが書けそうなものだが。。。。



…そんなくだらない妄想が頭の中をぐるぐると巡り巡る。(@_@;)
どうやらドキドキのバクバクの手術を前にして、脳内アドレナリンが大放出しているようである。
(↑いや単なるアホですがな!)





院内で飾られているツリーが綺麗です
癒されるにゃー(*´ω`*):*:・'°☆





閑話休題。
トコトコと歩いて手術室に入室すると
そこは 2年半前の手術時と比べ 若干進化しているようで、びっくりキョロキョロ
((`Д´≡`Д´))??



ベッドにはエアーマットがひいてあって フカフカと柔らかく腰が全く痛くならない。
(確か以前はゴツゴツとした寝心地で
1時間もすると腰が悲鳴を上げた。)
そのうえマットの背中からはホカホカの風が吹いているし、
事前に希望しておいたクラシックのBGMも流れている。


なんということだろう!(◎-◎;)
あのヒンヤリとうすら寒いイメージだった手術室が、
まるでエステサロンのようなリラックス感に包まれているではないか!!
(↑某テレビ番組ビフォーアフター風に あのBGMをイメージしながら お読み下さい♪)


そこへ超大型電子顕微鏡のマイクロサージャリー様がドドーーンと3台、手術室の中央にセットされ
執刀してくださる3人の先生方も穏やかな雰囲気で登場。


「脂肪吸引もあるので ちょっとしっかりめに麻酔かけておきますからねー」

というやいなや 鼠径部や左下腹部にガッツリと局所麻酔をかけられ
あれよあれよと3箇所同時にLVA手術が始まった。
その一部始終を上級医の先生がモニターで見せてくれる。
(※↓以下ちょっとグロい表現に注意されたし!)



1、メスで、すぅぅぅっ……と皮膚を切開して
黄色いプヨプヨの脂肪の塊の中から 細い透明のリンパ管を探し出す。

2、更にもっと細い静脈も探し出して、それらをヒョイと青いシートの上に乗せる。

3、Jの字型の針と 髪の毛の半分の細さという糸を使い、
静脈とリンパ管をつないでいく。

4、皮膚を溶ける糸で丁寧に閉じてゆく



その動きの一部始終には一切の無駄がなく
滑らかに作業が進んでゆくさまは、感動の一言!
特に某海外医療ドラマファンのアタシにとって、
自分自信の身体でオペが行われている様子を タイムリーに見ることは
稀有な体験であり、まさしく至高の喜びなのだ!



だけどモニターを凝視しながら

「うわーーーすごーーーい!」
「これなんですか?」
「どうして皮膚を○○するんですか?」
「ひゃーーーーきゃぁーーー」

と奇声をあげたり質問攻めしたりするものだから
きっと先生方はやりにくかったことだろうな。。。(; ̄ー ̄A)ヘヘ……


.:*:・'°☆。.:*:・'°☆


そこへ 手術を掛け持ちされているK教授登場!
前日の約束通り 手を握ってくださったあと(爆)
脂肪吸引の施術がはじまった。



脂肪吸引は 内視鏡のような30センチぐらいの針状のものに
長い透明のチューブがついた機械で行われ
る。



それを局所麻酔がかかっている場所にブスりと刺して ゴーリゴーリゴーリ。。。
押したり引いたりしながら脂肪をバキュームのように吸いとってゆくと、
掃除機のような大きな爆音が手術室内に響き渡った。



だがその大きな音量の割に、局所麻酔をガッツリかけて下さった為だろうか?
痛みは殆ど感じない!
例えるなら お腹の中をゴシゴシと大掃除しているような???
そんな感触だけが伝わってくる。




「ほらこれみて!これが脂肪ね!」

教授が動きを止めてチューブを見せてくれた。
透明のチューブの中に 吸いとられた黄色い脂肪の破片がたくさん見える。
こ。。。これがリンパ浮腫から変化してしまった憎き脂肪か!!
お、おのれ脂肪のやつめーー!(#`皿´)



「これさー おっぱいに移植するとさ
大きく綺麗になるんだよねー」

突然の教授の“おっぱい移植発言”に興味深々のアタシ!

「ええっ?まじすかっ?Σ( ̄□ ̄;)」

「うん本当」

「わーーそれ入れて欲しかったですっ」

「わはははは。また今度やろうね!」



そんな冗談を交えながら あっというまに脂肪吸引終了!
とうとう局所麻酔のみで 脂肪吸引とLVA手術を終了してしまったのだった。
BRAVO~♪(*≧∀≦*).:*:・'°☆




手術後はこんなかんじに。
倫理上これ以上はお見せできず(笑)
ああ皆さま お目汚しすいません。
(; ̄ー ̄A)。・゜゜




写真上の赤い線はリンパ流れ。青い字は専門的なことが書いてあります。


結局3時間ほどの手術で
・右足の内ももに1本
・左の鼠径部に2本
・左の内ももに1本
計4本のLVAを行い、左下腹部を脂肪吸引しました。
(なかなかいいリンパ管を繋げたと先生方はおっしゃってたのだ。)



膝から下の部分は、左右ともインドシアニングリーンの検査で異常はないと判断され
どうやら完治しているようであります。


ですので なるべく 最小限の傷でおさえたいという私の希望も組んで下さり
膝から上の部分……主に左側の鼠径部を中心に手術を行いました。



今まで2回の手術で、かなりの本数をLVAで繋いできているので、今回は4本のみ。
リンパ管の質と、手術する位置を重視していただきました。



もし『左側の鼠径部』と『左側下腹部』が改善されれば
私のリンパ浮腫は、もう殆どコントロールできたといえるでしょう。
その結果はきっと数ヶ月後には わかるはず。。。((** ̄З ̄)。・゜゜




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e uno stupendo Anno Nuovo
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BUON NATALE!
:*:・'°☆(*´ω`*)。.:*:・'°☆

皆さまよいクリスマスを!
アタシはまだまだ入院が続きます(泣)










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