ハンギングの寄せ植えを
出窓に飾ってみました。
これからの季節はシクラメンやパンジーが
寒々しい冬の景色を彩ってくれます





さてさて前々回の記事で
『葡萄のふさのように多発したリンパ嚢胞』の体験談をアップ。



久しぶりにコメント欄を開けて
同じような経験をされた方や、
リンパ嚢胞の経験談などをお聞きしたかったのですが、
うーーむ反応がいまひとつ?



やはりそういう経験された方いないのかなぁ?
それとも興味ないのかなぁ?
(; ̄Д ̄)=3



と思ったら ちょっと奥さま!
アクセス数が 私のブログにしては
ちょっとドッヒャーな事になってまして
思わず クックロビン音頭
踊ってしまいましたよ。
(ああ懐かしのパタリロ。)



ふうーむ。
婦人科がんを得た方にとっては
やはり リンパ嚢胞は
見過ごせない後遺症なのでしょうな。
(あのゴロゴロとした違和感ときたら。
ちっ(ー_ー;))


そんなこんなで
もう少しリンパ嚢胞の体験談に
お付きあいください。


。.:*:・'°☆.:*:・'°☆


2011年4月某日。
件の『葡萄のふさのようなリンパ嚢胞』はチームの先生方による
昼夜問わずの抜水処置のおかげで
1週間ほどでほぼ落ち着き
第1回めの抗がん剤治療に入った。


使用する薬剤は
漿液性卵巣がんの標準治療にのっとり
カルボプラチンとタキソールのTC療法。
主な副作用は抹消神経の痺れである。
(↑すごい大雑把な説明ごめん。)



主治医の菊正宗先生が16時間の大手術で
目に見える癌という癌は
(腹膜転移していたものも含め)
ゴリゴリと個削げ落としてまで
全て綺麗に取り去って下さった。


だが。。
お腹にいっぱい散らばっていたであろう
目に見えない癌細胞達の勢いが
いつ目を覚ますやもしれない。


それを阻止するには

「抗がん剤治療を速やかに始め
なるべくスキップすることなく
スケジュール通りに行うことが
非常に大切ですよ」

…と諭されたのだった。
(※ちなみに初回抗がん剤は手術から
1ヶ月以内に終わらせるのが理想らしい)



よっしゃーーーーーー。
ならばやったろうやないか!
((*`Д´)ノ フンガー


遺書を書くまでして諦めかけていた命だ。
せっかく菊正宗先生はじめ、
一流と言われる先生方に
救っていただいたのだから
それに答えるべくなるべく長く生きたい。


せめて3年!
3年生きることができれば!
(↑えー。あと3か月で満4年生存です♪)


そんな気持ちを胸に秘めながら
超やる気満々で抗がん剤治療に挑んだ。
幸い私は 抗がん剤が効くといわている
漿液性の卵巣がんだ。
ステージは高くとも見込みはあるかもしれない。


。.:*:・'°☆.:*:・'°☆


そんなふうに
超ポジティブな気持ちで始めた抗がん剤。
初回は副作用や骨髄抑制なども殆どなく
おっ?余裕やん?と思われた。


しかも一回の抗がん剤で
腫瘍マーカーのCA19-9も
CA129も正常規定値内に入った。

「おっ!規定値になってる!?」

とキョトンと驚いた顔をされた
菊正宗先生が 今でも忘れられない(笑)


しかしであーる。
このままトントン拍子で行くかと思われた
抗がん剤治療だったが
早くも2回め辺りから暗雲が立ち込める。


。.:*:・'°☆.:*:・'°☆


ある日の夜のこと。
病院のビデオマッサージ講習で教わった
リンパマッサージをしていたとき
右側の鼠径部のすぐ上あたりに
コリコリとした卵ぐらいの大きさの
しこりのようなものを見つけた。


気のせいか?
いやいや違う。
しっかりと指の先から 気味の悪ーい
硬い塊の感触を 感じ取ることできる。




ななんじゃこりゃーーー??
・゜Σ( ̄□ ̄;)・゜・・






まるで松田優作の殉死のシーンのように
ワナワナと我を忘れて呆然となるアタシ。
ああああああああああああああ。
。・゜((( ;∀;)。・゜゜



抗がん剤治療中にもかかわらず
恐れていた 癌再発転移
とうとうきたとおもった。
アタシオワタとおもった。



そんなこんなで
ジリジリと眠れない夜を過ごしたあと
翌日 予約外の診察を受診した。
チーム内のK先生に
カクカクシカジカ事情を伝え
内診やエコーで診てもらうことになった。


診察台の上で例のしこりを触診される。
「あっ?」っと先生の声が響き
緊迫した空気が流れる。


「エコーかけますね。」

と言うやいなや、
しこり部分に ひゃっこいジェルを塗られ
エコーの機械をあてられる。


「ジュナさん。。。。」

「は。。はい。。(ゴクリ)」

「これリンパ嚢胞ですよ。」

「ほえっ????」


こ。。。このシチュエーションは
『葡萄のふさのリンパ嚢胞』の時と同じ。
まさかのデジャブか?


「ほうら。白く丸くなってるでしょ。」

「まじすかっ?????」


カーテンを開けて
エコーの映像を見せてくれるK先生。


「これは腫瘍ではありませんよ」

「うっ。。うわーーーん(つд;*)」


思わず嬉しくて
ポロポロと半べそをかく。


「そもそもジュナさんは手術したばかりでしょ」

「はい。。。」

「まだそんな段階までいってないですよ」

「。。。。。。。。。( ̄□ ̄;)アウッ」



『そんな段階』と聞いて
ああいつかはそんな日が来るのだろうかと
ちょっと複雑な心境になってしまうアタシ
(´;ω;`)シクシクシクラメン


上がったり下がったり
癌患者の乙女心
ジェットコースターのように忙しいのだ。
(だれじゃ?オバ心とかいうのはっ!笑)


。.:*:・'°☆.:*:・'°☆


さてそのリンパ嚢胞のその後だが
ムクムクと大きく育ちまして
抗がん剤3回めの時には
直径約9センチ(だったかな?)位の
大きさまでに成長。
ひょえーーーーーーー!
((((;゜∀゜))))




これは2011年夏ごろ撮影のMRI
横から輪切りにした映像です。
大きなリンパ嚢胞がお腹を占領し
鼠径部にも若干むくみがあります。
(左側がお腹 右側が臀部)





この嚢胞が先述のとおり
ゴロゴロと違和感だらけで。。。
ちっ(ー_ー;)


しかも何回か抜水をしてもらっても
またムクムクと育ってきてしまうという
どうしようもない悪い子なのであった。



そしてこの頃から
右臀部から右脚にかけて
謎の激痛が出現。
ビリッとする痺れに加えて
ギリギリと半端ない痛みが襲ってきた。
。・゜(:≧Д≦。)。・゜゜


その痛みが余りにもきつくて…きつくて
自宅でほぼ寝たきりの生活が
約2か月にも及ぶことになる。


骨髄や血小板も疲弊しはじめ
微熱が毎日続くなかを
グランを打ちながら抗がん剤投与を続け、
当初の鼻息の荒さとは真逆の
辛く厳しい闘病生活を
結局送ることになったのでした。



この謎の激痛。
抗がん剤の副作用としては
痛みの範囲が広範囲すぎるため
骨転移を疑われたのだけど
骨シンチ検査で結局はシロ。


最終的には緩和ケア科の
お世話になるわけでして。。。
(その後は徐々に痛みのコントロールができてくる)



今もあのときの原因は
はっきりとわからないけれど
リンパ専門の先生の見解によると

「原因は鼠径部にできた
リンパ嚢胞ではないだろうか?
リンパ嚢胞が何処かの神経に触って
右下半身の不可思議な痛みを
引き起こしているのではないだろうか?」

という事だった。





にほんブログ村 病気ブログ 卵巣がんへ

にほんブログ村

↑では同じ卵巣癌の方のぶろぐがご覧になれます
ぽちっと応援よろしくおねがいします
(*^ ・^)ノ⌒☆

 
今回もコメント欄あけておきますね
リンパ嚢胞の体験を
良かったら教えて下さいませ。

そしておおおおお もう大晦日!
今日は近所の美味しいお蕎麦を
食べにいくぞぉー。

みなさま良いお年を。
そして今つらい治療をされている皆さまも
少しでも穏やかな年を
過ごされますように。
(*´ω`*)



Android携帯からの投稿