「おいらさむいのはキライにゃのだ!」
と言わんばかりに ほこほこの羽毛布団を占領中の
むさし坊っちゃん。(*´ω`*)*:・'°☆





さてさて とうとう師走に入り
ケツカッチンになってきたので
急いで経過観察の記事をアップせねば!


。.:*:・'°☆。.:*:・'°☆


つうことで8月なかば。
イタリア短期留学を終え帰国した。
現地での生活は 慣れない生活習慣と
大きな言葉の壁が立ちはだかって 大変なことも多かったけれど
刻々と変化する美しい景色と 圧倒的な文化遺産に囲まれ
毎日が大きな驚きと感動に満ちていた。



でも肝心の語学のほうは いったい上達したんだか しなかったんだか????
一山越えたらまた大きな山があり。。。。
またその向こうにはもっと大きな山が立ちはだかっていて。。。。

「はて?私の命があるうちにその山をいくつ登る事ができるのだろか?」

と途方に暮れてしまうばかりだった。



やはり外国語を覚えるには、実際に現地で暮らして、
言葉のシャワーを浴び続けるのが一番てっとり早い。
4年5年とはいわなくても せめて1年間でいいから継続して勉強できたらなぁ。。。。
そんな夢が頭を霞めるようになった。



現地に離れがたい友人達もできた。
仲良くなった各国からの長期留学中のクラスメートたちとは

「東京に絶対行くから案内して!」
「来年またここで会おうね!絶対だよ!」

と再開を誓って別れた。



厳しくもユーモアのある プライベートレッスンを指導してくださったF先生からは

「ジュナ!また来年帰ってきなさいね!」

との言葉を頂いた。
「Venire(来る)」という単語ではなく、
「Tornare(帰る)」という単語を使ってくれたことがめちゃくちゃ嬉しかった。



滞在中にお世話になった人々も 心優しい人ばかりだった。
ホームステイでお世話になったV大学のプロフェッソレッサー(教授)とは
涙で顔をグシャグシャにしながら ハグして別れた。

「来年は3カ月はヴェネチアに滞在してウチに泊まりなさい。約束ね。」

とも言って下さった。(←ビザなしで滞在できるのが3カ月)


。.:*:・'°☆。.:*:・'°☆


そういえば何年か前までオンエアされてた
『世界うるるんなんちゃら。。』(←名前を忘れた)とかいう
下條アトムのナレーションが印象的だったテレビ番組を 皆さん覚えているだろうか?



確か…芸能人が毎週 各国の家庭にホームステイをし
農業や特産物や料理などの体験を通じて
現地の人々と交流してゆくという内容のもので
その番組の最後には ホストファミリーと涙の別れで締めくくるのが定番となっていた。



水戸黄門の印籠のごとく 毎週お決まりのように泣きじゃくる芸能人たち。。。。
そんな姿を写しだすブラウン管を前にして
(↑ブラウン管時代ね。ほほほ)

「ちっ。そんな数週間滞在したぐらいで
泣けるなんてさ。。。。
芸能人って嘘くさいよなぁ(# ̄З ̄)」

と欺瞞を疑いつつ観ていたものだった。



ところがどっこい!
実際その場面を経験してめちゃくちゃ号泣してる自分に 仰天こいた!
イタリアでまさかの 涙腺ダム決壊!
:・'°(;゜∀゜)ヒョエエエエエエ・・・



出逢った人たちから嬉しい言葉をかけてもらうたびに
暖かいホンワカした気持ちが 胸いっぱいに溢れてくる。
だけど。。。。だけど。。。。
そんな気持ちの奥底で 何やら小さな棘のようなものが
チクンと刺すのを 感じずにはいられなかった。



.:*:・'°☆。.:*:・'°☆



そんなこんなで8月の経過観察デイでのこと。
主治医の菊正宗先生に近況報告をした話の流れで、

「できれば1年くらい日本を離れて勉強したいです。。。」

と無理難題をふっかけてみたアタシ。
だけどその答えは 案の定であった。

「うーーーんそれは無理だと思うよ。
ジュナさんはステージが ステージだからねぇ」

「うっ。。。」

グウの音も出なかった 。
チョキもパーも出なかった。(←おい)

「ステージがもっと低い人ならね。。。
そういう(海外で暮らしている)人もいるけれど。。
やはりイタリアに1年は難しいよ。」

「。。。。。。。。。(´;ω;`)キュウ」





そうなのだ。
今でこそ菊正宗先生のおかげで
奇跡の経過観察をもぎ取り 元気に過ごせてはいるものの
初発のステージは限りなーく末期に近いと言わしめた『卵巣がん漿液性3c』である。
しかもその後アンジェリーナ・ジョリーと同じ遺伝性であることもわかり
肝臓転移もしちゃっているのだった。



喉もと過ぎればなんとやら。
能天気な性格のせいもあり 時々肝心な事を忘れがちだけど
一度再発を経験した癌患者は、先のみえないトンネルの中にいるようなもの。
ボオッと薄暗い小さな灯りのみを頼りに ぐらつく足元に注意を払いながら
ヨチヨチと歩いていくしかないのだ。



来年の計画も約束もはっきりと断言する事ができない。
そんな自分が歯がゆくてたまらない。
(´;ω;`)めぇーー (←by madam Raku)


.:*:・'°☆.:*:・'°☆


さーてと。
気を取り直して再発治療終了後20ヵ月めの血液検査の結果を
いつものように備忘録として記します。
(8月13日採血←どんだけじゃい)



白血球 前々回3200→前回3900→今回3300
(正常値3500~8500)

血色素 前々回12.3→前回13.1→今回12.8(正常値11.5~15.0)

血小板 前々回228→前回224→今回218 
(正常値150~350)

CA19-9・・・→11→11→10
CA125・・・6→7→5
内診もエコーも異常なし
ホッ(* ̄∇ ̄)=3=3




*:・'°☆.:*:・'°☆



病気になった事で 出来なくなってしまったことや 失ってしまったことは数多い。
だけどキャパや身体的変化があるのは仕方がないことだよね。


子供を産めない。。。
仕事を失う。。。
未来が見えない。。。



そんなことで残りの人生ウジウジしてたら"モッタイナイおばけ"が出てきてしまう!
(↑使い方間違ってる??)


他人を羨むことはしない!
今生きていることを感謝するだけ!



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ほえぇーー
さすがのヘビ柄だぁーーー



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