病院の待合室で、たまたまお会いした子宮頸がんのYちゃん。
外来で再発抗がん剤治療中なのですが、右足の浮腫が悪化しているようで
以前より太くなっているのが、ゆったりめのジーンズの上からもなんとなくわかりました。


彼女は浮腫外来を受診して、ストッキングも処方してもらっているのですが、
身体にうまくフィツトできてないようで、余計に腫れてきてしまったとのこと。
最近は着用をためらっているのだそうです。


弾性ストッキングは身体に合っていることが大切で、
圧が強すぎたり弱すぎたりすると、むくみが悪化したり皮膚のトラブルを起こすもとになるそうです。
こまめに浮腫の様子をみながら、最適な圧やサイズをさがしていくのは難しい事ですね。┐( ̄ヘ ̄)┌


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プロの目線で浮腫のアドバイスしてくれる人が身近にいればベストですが、
大学病院やがんセンターなどの大きな施設では、
浮腫外来の予約を取るだけでも数か月待ちだったりして、
現在進行形で抱えている悩みを、放置せざるを得ないのが現状です。ε=(´Д`;)


リンパ浮腫改善に効果的なドレナージ(リンパマッサージ)の仕方も、
実際にセラピストさんに身体を触ってもらわないと、
力の入れ加減や皮膚の動かし方など、細かいニュアンスがわかりません。
百聞は一見にしかず!(いや百見は一触にしかず!)
ビデオやレジメで教わるだけでは、実践するのはなかなか難しいものなのです。


ところがドレナージの資格をもった看護師さんや、セラピストさんがいる病院はまだまだ少なく、
細やかなケアを受けられないのが現状ではないでしょうかね?
専門のクリニックなどは都心などでは探せばありますが、地方では見つからないとも聞きますし、
あったとしても自由診療のドレナージはお値段が高くて、頻繁に受診することは難しい…。
(ドレナージ一回で1万~2万程度。施設や時間によって違います。)


あぁなんちゅうジレンマ!腫れあがった脚を持て余しながら、鬱々とした日々を過ごしていくのはなんと辛いことでしょう。
リンパ浮腫は、病気の事以上に心が痛む女心なのに。(iДi)


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私は闘病一年目に右ももの内側と鼠径部が腫れて、大学病院で初期のリンパ浮腫と診断。
都内のセラピストさんのもとで指導を受け、症状は落ちついていましたが、
闘病2年目に入った時に思うところあり、某大学病院でリンパ管細静脈吻合術(LVA)を受けました。


運よく手術がうまくいって、リンパ浮腫の症状もグーンとよくなり、
今では飛行機にも長時間乗って海外旅行にも行けますし、、
コンサートも楽しめますし、長時間のショッピングもオーケー。
一生無理だと思っていたジーンズも履けるようになりました。
(↑ジーンズというのはおばはんの証拠らしい。若い子はデニムっていうらしいすね。(^_^;))


ですがまだまだ弾性ストッキングは手放せず、
油断すると未だに鼠蹊部が浮腫んでしまいます。
もうこればかりは一生ものだとあきらめて、うまくセルフケアしてゆくしかないっすね。
( ̄* ̄ )





【リンパ浮腫を自分でケアする/主婦の友社】
(あらら付箋をつけたままだ!)



さてこの本はリンパ浮腫のことを、たくさんのカラーイラストや写真を使って
非常にわかりやすく解説してくれています。
ドレナージやバンテージの巻き方がDVDでわかるのもマル。
何回も繰り返し映像でおさらいできます。


蜂窩織炎の症状の写真や、下着の選び方、運動療法の仕方、
リンパ浮腫の治療を行っている病院の住所一覧などもあって盛りだくさんの内容。
リンパ浮腫関連の本の中でも、オススメの一冊です。
(3200円とちと高いのが難でござんす( ゜∋゜)!!)


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どうかリンパ浮腫で悩むみなさんの状態が、少しでもよくなりますように!
リンパ浮腫なんかに負けるなー!(`・ω・´)ゞ